
そんなわけで、
エスクは入院となってしまい、代車のお疲れフィットでは、お出かけする気にもならないので、ひと月近く前の話なんぞ綴ってみます。
十勝晴れ、という言葉があるように、十勝の冬は晴れが多く、殊に今年は1月中旬の記録的な大雪以来、10㎝程度の積雪が2月にいちどと、昨夜にも、と幸い大した積雪がありません。
それ自体は大変にありがたく、夏タイヤでも走れるのでは、と錯覚するほど普通にアスファルトが出ている路面も、走るぶんには楽なのですが。
十勝に越してくる前は、冬は普通に圧雪ばかり走っていましたし、かつては1月2月が少し時間が取れるので、休日にはあちこちと走ったものです。
そんな2月はじめに、萌街に出張した際には、十勝の向こうはずっと圧雪路で、ひさびさに走ったらなかなかに楽しかったので、エスクでも走りたくなってしまいました。
しかし2月はナントカ申告があるので、三連休もお籠りかなあと思いつつ、連休2日目の青空を恨めしく眺めながら、机にしがみついていたのですが、ちょっとがんばったら、先が見えてきました。
そして翌朝。6時ちょうどにごく軽い地震があり、目が覚めたのですが。
窓の外を見ると、夜半から降っていたらしく、一面に雪が2~3㎝ほど積もっていて、まだちらちらと舞っているではありませんか。
こうなるといけません。
雪が、いや、「雪道が」(ココ大事)、俺を呼んでいる!(←呼んでません
ばたばたと準備して、エスクを始動。せっかくなので、幹線路ではなく、裏道に入ってみると。
案の定、まだ陽が当たっていないので、路面はうっすらいいぐあいに積雪したまま。
実に久々に、巻き上がる雪煙が映るミラーに、テンションが上がります。きゃっほー♪(←馬鹿
小1時間ほど、農道や裏道を選んで走ると、後ろはこの状態。(笑
さすがにテールランプとリアウインドの雪を落として、国道も圧雪になっていたので、足寄まで足を伸ばします。
このドライブの、数日前の新聞報道で知りましたが、足寄湖の道の駅が、道の駅を返上したそう。早くも看板が撤去されていました。
とは言え、駐車場とトイレはそのまま使えるのはありがたい。かつて駐車場の上で、濃厚で美味しいソフトクリームを売っていた売店は閉鎖してかなり経つので、まあこれまでと変わらないってことですかね。
ちなみに、売店横に併設されていたチーズ工場は単独でまだ操業しているようです。
道の駅に認定されると、施設の整備費用などが国から補助されるようですが、おそらく維持管理費用は自治体負担のようなので、足寄町として道の駅には、メリットが薄かったのでしょう。そもそも市街地の足寄駅跡も、足寄道の駅となっていて、1町に2箇所も道の駅があること自体、珍しいことでしたが。
道の駅でトイレ休憩のあとも、気分が良かったので、さらに北へ向かいます。
嬉しいことに、国道もずっと圧雪路。ああ、このかんじ、懐かしいなあ。
陸別を抜けると、時々陽も差して、路面はこうなっています。
黒い部分、アスファルトが出ているように見えますが、実は表面は凍っています。そう、ブラックアイスバーンってやつです。
マイナス気温ならば、表面を粉雪が舞っているので、わりと見分けはつきやすいもので、もちろん気を抜いてはいけませんが、深い轍でもなければ、急ハンドルを切るとか、ガッツリブレーキ踏むとか、変な操作をしなければ、それほどヤバい路面でもありません。
しかし、マイナス気温でも日差しが当たると、表面が融けて濡れたアスファルトになったりするあたり、お陽さまってすごい。^^;
そんなこんなで、4時間ほど走ってしまいました。
昨日走っていたら、アスファルトが出ているただの夏道ドライブでしたから、なんか得した気分。(←やっぱり馬鹿
気づけば、網走の東端、能取岬が目の前。
ところどころ浮かんでいるのは、流氷のカケラ、かな。
せっかくなので、能取岬まで行って、海を眺めてみます。
しかし流氷は残念ながら、まだ遠く。
でもいいのです。内陸住まいには、海を見られただけでも満足です。^^
網走市内で軽く昼食を摂ったあと、帰途へつきます。
同じルートは極力走りたくない性質なので、帰りは少し南へ下り、東藻琴から藻琴峠、小清水峠を走ってみました。ここも圧雪なので楽しい♪
雪道を走っていると、今さらながらに、エスクの駆動システムの良さに惚れ直します。
安定しつつも、リア側が少しづつ蹴り出す感覚は、47:53でリア側にトルク配分が寄っている、三代目エスクならではの特性で、かわねこ的には気に入っているポイントのひとつでもあります。
そんなわけで、川湯への下りでは、眼下に屈斜路湖が望めましたが、走るのが楽しくて止まらず、写真は撮れませんでした。^^;
遊んでいたら、日も傾いてきたので、釧路から本別までは、道東道でジャンプ。道東道はもちろんのこと、降りた国道も日中の日差しで、すっかりアスファルトが見えていました。
でもやっぱり、山越えの道に入ると、まだ圧雪も残っていて、最後まで雪道の感触があり、往復520kmあまりを満喫することができました。
いやあ、やっぱり雪道のドライブは愉しいなあ、とつくづく思ったのでした。