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かわねこのブログ一覧

2023年09月24日 イイね!

ラリー北海道2023 -LEG2-

ラリー北海道2023 -LEG2- ラリーの朝は早いのです。今日もしっかり4時過ぎに起床し、池田へ向かいます。出発直前までそこそこ降った雨はやんだものの、路面はべしゃべしゃのままでした。

 早朝とあって国道の流れも良く、駐車場オープンの15分前に到着してしまいました。
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ゲートは開いていないだろうから、ひと回りしてどこかで時間を潰すか…と思いつつ行ってみると、なんと既にオープンしており、20台ほどが先着しているではありませんか。早朝から、誘導業務に当たるオフィシャルの皆様には、頭の下がる思いです。
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 駐車場から、SS会場までは約1㎞、高低差約25mの「登山」です。曇り空とあって、少し涼しく、現地で座っていたら寒いかも、と、長袖シャツの上にウインドブレーカーまで羽織ったのがまずかった。ステージに到着した頃には汗だくで、ウインドブレーカーはおろか、長袖シャツを脱いでTシャツになっても、汗が流れる羽目に。体力低下を痛感したひととき。
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 会場は、入口となる東側はプレミアムパス用のスペース。一般ギャラリーは、南から西側のスペースになりますが、球場だけに見え方の差があまりないのはいいところ。入り口に、なぜか某全日本ドライバーさんが、ギャラリーのチケット確認オフィシャルでいらしたのには、驚きましたが。

 今回、折りたたみの小型チェアを持ち込みましたが、前列は地面が斜めで、だんだんチェアの足が沈んで座りにくいので、レジャーシートとマット、あるいは折りたたみの座椅子のほうが良かったかも。
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 かわねこが陣取ったのは、ちょうどヘアピンコーナーのところで、迫力はありそうですが、前夜の雨で池状態。これは泥かぶり必至ですが、そんなことにはめげません。カッパを着て観戦する気マンマンです。
 さすがにコース委員がまずいと思ったらしく、小型重機で溝を堀り、排水を試みますが、あまり効果はありません。
 オフィシャルが集まり出し、コースの雨水をすくって緩衝用のポリドラムに詰め始めました。と、重機を運転しているのは、T委員長ではありませんか。自らコース整備とは恐れ入ります。
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 かなりの時間を費やし、コース上はまだ湿っているものの、池ではなくなりました。
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 と、日傘の集団がこちらへ向かってきます。コース状況を下見に来た、モリゾウさんとカンクネン氏に違いありません。
 盛んに送られる声援に、笑顔で応えるモリゾウさん。誰かが「モリゾウさん!(デモランは)3周!3周!」と声をかけ、いやいや…という表情で笑う場面も。
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 この後、デモランが行われますが、昨日と同様、開始予定時刻の5分前にRally1のエンジン音が響き渡り、いきなりデモランスタート。
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 先行は昨日と同様カンクネン氏ですが、やはりコースはかなり滑るらしく、スライドしてあわやフェンスに接触か?!という、一幕からスタート。しかしさすがです。
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 ヌタヌタ、ドロドロのコースをものともせず、ガンガン走り回るご両人。きっと楽しかったのでしょう。掛け声の3周どころではなく、5週はしてくれたサービスぶり。意外なことに、覚悟していた泥かぶりはほとんどありませんでした。
 時折コースを外れて暴れていたのは、この後競技車が走行することもあって、コースを荒らさないための配慮だったのかもしれません。
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 おそらくは、いや間違いなく11月のラリージャパンのプロモーションだったことと思いますが、あのサウンドを聴くと、WRCを見に行きたくなるので、大成功ではないでしょうか。かわねこは、予算的に行けませんが。

 グラウンドなので、地盤がしっかりしているのか、思ったより路面は掘れていないので、後続ゼッケンの2駆クラスでも大丈夫そう。(ほんとか?
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 案の定、0カーはかなり苦戦していました。86/BRZには厳しすぎるコースです。
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 後に「信じられないほどスリッパリーだった、まるでモンテカルロだよ」と語っていたというラトバラ選手も、さすがの走り。
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 勝田選手も果敢な走り。
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 コバライネン選手も攻めます。そしてやっぱり手を振っている、北川選手。(笑
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 そしてJN-2クラスチャンピオンとなった、奴田原選手の、無駄のないいぶし銀の走りは、さすがとしか言いようがありません。

 国際クラスのエボⅩなどと比較すると、あの路面でも、GRヤリスは、比較的スムーズに走れていたような気がします。ドライバーの腕ももちろんあると思いますが、最新のクルマだけに、アンダーが出にくい特性なのでしょうか。
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 そして、地元のたくろー選手も雪道同様見事な走りで拍手喝采。
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 スタートの頃から晴れてきて、路面がどんどん乾いたらしく、後続ゼッケンほど有利だったようで、他SSはぶっちぎりだった、ラトバラ選手が唯一負けたのが、このステージ。ベストを獲ったのは、FLEX 翔チームの川畑選手。
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 そして今回ジムニーで参戦の、織戸選手がなんとヘイキ・コバライネン選手のタイムを上回る、という珍事まで起きました。(笑
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 今回初となる、イケダSSSですが、事前に下見した時は「こんな狭いところで?!」と思ったのですが、会場内のほぼどこからでもスタートからゴールまで見られることもあり、ジムカーナのようにパイロンの設定でそれなりに見どころのあるSSになりますね。報道では、少なく2025年まではこのSSを使うとのことで、来年もこれは楽しみです。

 唯一残念だったのは、スケジュール上、2本目をJN-1の先頭ゼッケンまでしか見られなかったこと。ここで移動しないと、北愛国で行われる、表彰式に間に合わないのです。

 よし移動だ、と立ち上がった瞬間、やらかしました。ポケットに入れたコンデジがこぼれて落ち、地面が斜めなのでそのままころりん、と、規制ネットの向こう側へ転がってしまいました。
 近くのオフィシャルを呼んで取ってもらいましたが、反省しきりです。

 今回、初開催の池田町。せっかくなら今後も歓迎してもらうべく、なるべくお金を落とそうと会場から駐車場までの間にある、イベント会場に行ってみましたが、食べ物を売っているテントがありません。どうやら飲食関係は、少し上にあるワイン城スペースに集約されていたようです。ちょっと離れているのと登りだったので、かわねこはそのまま駐車場に降りてしまいました。
 ワイン城へ人を集めるためとは思いますが、もう少しSS手前に出店等を設定してくれると、買いやすいのですが。

 とは言え、北愛国へ行く前に、お気に入りになった、お菓子の小松でしっかりソフトなう。(笑

 北愛国に到着したのは、既に13時半。お腹も空いたので、さっそく飲食スペースに。いつも焼きそばなどが多いのですが、もう少し違ったものが食べたいな、と思っていたら、タコライスを売るキッチンカーがありました。
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 長居を防ぐためか、これまでは椅子とテーブルが用意されていましたが、今年はテーブルのみの立食スタイル。
 しかしこのタコライス、なかなかに美味かったです。

 例年と違って、9月と思えない気温の今日、あまりに暑いので、持ち込みの飲料を飲み切ってしまい、先ほどのキッチンカーにかき氷を買いに行くも、残念ながら売り切れ。まあ、寒いよりはよっぽどいいのですが。

 今年も行われた抽選会。昨年はダンロップのTシャツとタオルが当たりましたが、今年はものの見事に外れました。まあ、楽しかったからいいのです。

 と、表彰式の直前になり、例の日傘集団が来ました。なんか某ドラマの院長回診みたい。(笑
 きっとご本人は、こんな大仰なことはしたくないかと思いますが、身分が身分なので、周りがそれを許さないのでしょうね。

 今回、見事にラトバラ選手と勝田選手がワンツーを決めて、ご機嫌のモリゾウさん。
 相変わらず、秘書のお姉さまとGAZOOのスタッフ、SPのガードが固いけれど、観察してみると、するっとサインをもらっている方もいます。どうやら、いきなり御本人に近づくのではなく、お付きのお姉さまにそっと近寄って、許可をもらうのが良いらしい、と気付き、スマホ片手に「すいません…写真を…」と近づくと、なんとスマホを受け取ってくれ「お待ち下さい」と。
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 やりました!ミッションコンプリートです!
 あまりサインとか、ツーショットに食いつかないかわねこですが、なんてったってトヨタグループの総帥であり、自動車工業会会長でもある豊田章男会長、こんな機会でもない限り、写真など撮ってもらえるものではありません。

 さすがに章男会長は有名人なので、クルマ趣味ではない人でも、この写真を見せると、驚かれるのがちょっと自慢だったり。(笑)
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 そして表彰式では、我らがたくろー選手/山田選手組が見事JN-5クラスを制して優勝!これは嬉しい。
 しかも、当日御本人の話では、次戦ハイランドマスターズでは、完走さえすれば、シリーズチャンピオン、と聞いてついに!と心躍らせていたら、ポイント点数の関係で、次戦を待たずにシリーズチャンピオンも決定したそうです。おめでとうございます!

 こうして、今年のラリホも大盛り上がりで終了しました。
 比較的天候にも恵まれ、新しいステージや試みもあって、楽しかったですね。それだけにラリホロスが酷いのですが、来年もまた、楽しませてくれそうです。
 ただひとつの心残りは、スケジュールと天候、体力の関係で、リエゾン応援ができなかったことですが、来年の楽しみに取っておきましょう。

 オーガナイザーをはじめ、ラリー北海道に関わった、すべての方に感謝です。 

 ありがとうラリー北海道。また来年!
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Posted at 2023/09/24 23:02:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | RALLY | クルマ
2023年09月23日 イイね!

ラリー北海道2023 -LEG1-

ラリー北海道2023 -LEG1- なんかアラームの音がする。…なんでだ?と、寝ぼけたアタマで思った次の瞬間、ああ、ラリーじゃないか!と一瞬で覚醒しました。

 昨夜は、ラリーショーのあと、ばったり会ったみん友さんらと、夕食をご一緒させていただいた後、基地には帰らず、音更で温泉に入ってから、陸別まで移動して、道の駅でエスクのベッドキットで車中泊でした。基地から陸別へ向かうと、3時起きになってしまうので。

 さすがにテンション爆上がりのラリーショーの後に、2時間の移動で、陸別到着は23時半。ベッドキットに横になったとたん、スイッチが切れたのです。(笑

 リクベツSSへは、駐車場開場と同時の6時半に着いてみると、なんと既に30台ほども並んでいます。おそるべしラリー1によるデモラン効果。
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 駐車場前の広場には、なにやらあまり見たことのないピックアップトラックが。これ「タンドラ」のFCEV仕様で、プロトタイプなはず。ちゃんとナンバーが付いているとは言え、これをなにげに持ち込んでくるのが、すごい。牽引しているキャンピングトレーラーは、モリゾウさんとユハ・カンクネン氏の休憩スペースでしょうね。
 後方の大型トレーラーは、ルーキーレーシングのトランポなので、ヤリスRally1を搬送してきたものでしょう。なんて贅沢な積車なんだ…。

 ステージへ上がってみると、既に貼り物組合の方々も集結していて、顔なじみのみなさんと会えたのも、嬉しいことでした。

 昨年は、奥のEエリアに陣取ったら、お昼を買いに行く時間がなくなったので、今回はおとなしくFエリアで観戦。
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 ありがたいのは、午前中から降る予報だったのに、この青空。よほどの晴男/晴女がいたのか、アイセロチームの「天晴Tシャツ」効果か?(笑

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 今回の00カーは、なにかキャリアとアンテナらしきものを積んでいます。中継用なのかなあ。
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 0カーはおなじみ、大井こずゑ姉さん。

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 最初は国際クラスから。全日本戦なのに、国際クラスがある理由がよくわかりませんが、でも、ないとこんなシトロエンC3-R5なんて希少車や、いつもの方々の走りが見られないので、ありがたい限り。
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 毎度おなじみフユネン選手は、息子さんと親子クルー。そういう時代になったんですねえ。

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 そしてJN-1クラスは、なんと言ってもこの方。ヤリ・マティ-ラトバラ監督…ではなく、今回は選手。
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 ちなみに同日、ギリシャではWRCアクロポリスをやっていたんですが、それを放り出して北海道に来るってすごい。…チームオーナーのモリゾウさん自ら誘ったと言え、そのモリゾウさんごと来ていたことからも、どれだけ力が入っていたのかわかります。
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 絶賛開発中のGRヤリス・ラリー2は、勝田選手のそれと仕様が違うのでは、という噂ですが、それにしても同じGRヤリス・ラリー2で、キロ1秒以上の差をつける、ぶっちぎりのタイムを出してしまうあたり、 元WRCトップドライバーの走りは、さすがという他ありません。

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 北海道はあまり得意ではないらしい、ヘイキ・コバライネン選手ですが、フィンランド対決となった、今回は迫力の走りを見せてくれました。コドラの北川選手、ギャラリーコーナーでは、いつものようにしっかり手を降っています。(笑
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 そして負けじと激走する勝田選手。熟成も進んでいるようで、スピードも乗ってきており、今後が楽しみな1台です。
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 新井選手もニューマシンで、インギリギリを突く、渾身の走り。
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 奴田原選手は、得意なリクベツとあって、相変わらずJN-2では図抜けたタイムを出しています。まだまだ切れ味鋭いドライビングは健在のようで、ラリー2に乗せたら面白いだろうなあと思う、ドライバーの筆頭です。
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 我らがたくろー選手/山田選手。得意のリクベツで、魅せてくれます。

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 今回、個人的に琴線に触れた1台が、これ。XCRクラスの70ランクルです。全日本戦に70ランクルって。ふつーはオフシャルが引き上げ用に使っているくらいしか見ないけど。(笑

 2本目のSSが終了し、この隙にと陸別名物鹿カレーを買い込んで、食べ始めた時です。ゴール地点で、図太いエンジン音が聴こえたと思ったら、なんの予告もなしに、いきなりデモランが始まったではありませんか!しかも、これまで見たことのない、リクベツロングの逆走です!
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 かわねこだけではなく、周りのギャラリー全員が気を抜いていただけに、みんな大慌てでカメラを用意。「ないわー、アレはないわー」の声があちこちから上がります。(笑
 直前までMCをしていた、まのめっちも何もアナウンスしなかったので、おそらく本人も聞いていなかったのではと。モリゾウさん、サプライズが過ぎます。
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 先行は、ユハ・カンクネン氏。写真見て気づきましたが、こちらのヤリスはWRカーなんですね。考えてみれば、WRカーが走るところを見られる機会は、そうないことなので、実に貴重だったかも。
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 後行のGRヤリスRally1のステアリングを握るのは、モリゾウさん。これもおそらく、初年度モデルではと思われる、ダクトを外したらしい跡があり、これもまた、めったに見られないものです。
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 上がって行ったと思ったマシンは、すぐに戻って来ました。考えてみれば、競技車と違ってナンバーのない、デモラン車は公道を走れないので、スタート地点まで、コースを逆走するしかないわけですが、それもまた、ファンサービスになっているあたりがにくい。
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 それにしてもカンクネン氏。現役だった頃のマシンは、GrAだったはずなのに、見事に乗りこなすあたりは、さすがレジェンド。あの時代は、現在のようにキッチリレクチャーと練習を経ての走行ではなく、予備知識ゼロでいきなり「乗れ」と言われて、乗りこなす対応力が必要だったと聞くので、このくらいは朝飯前なのかもしれません。
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 1往復して終わりかと思いきや、2往復も走ってくれたうえに、なんとその後ギャラリーエリアまで移動して、そのままトークショーまでしてくれる大サービスぶり。
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ちょっと残念だったのは、音響が不調で、離れたこちらまで声が届かなかったことですが、そんなのはちいさなことに思えるほど、やはりラリー1の迫力は別格と言って良いものでした。

 かつてのラリージャパンを知っている世代にしてみれば、あのリクベツに世界最高峰の咆哮が響き渡り、マシンが疾走すると、あの当時の興奮が鮮やかに蘇ります。こんな日が再び来るなんて。
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 選手のみなさんには申し訳ありませんが、これでもうお腹いっぱい。
 
 3走目がスタートする頃には、さしもの空も怪しくなり、時折ぽつりと落ちてくるものがあります。
 なので、JN-1の数台を見たところで撤収。もちろんカッパは持ってきているのですが、もう既にエネルギーを使い果たした感があるので。(笑

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 しかし帰りには、名物のダンボール看板を見なくては気が済みません。
 タイミング的に悪く、XCRクラスの方々がスタート待ちをしているところだったので、じっくり撮るわけにいかなかったのですが、ボード健在なのを確認できただけでも満足です。

 そして案の定、帰途についた頃には、しっかり本降りに。雨が降ろうが雪が降ろうが、夜討ち朝駆けで観戦していたのは、若い頃の話になってしまいました。(ぁ


-つづく-

Posted at 2023/09/23 17:40:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | RALLY | クルマ
2023年09月20日 イイね!

ラリー北海道2023 -LEG0-

ラリー北海道2023 -LEG0- かわねこ的今年最大の祭、ラリー北海道が終わって早2週間。ラリホロスで抜け殻になって、ブログはおろか、写真も整理どころか、今回枚数が多すぎて、写真の確認すらぜんぶできていない状態でしたが。
 やっとのことで、腰を上げましたので、ぼちぼちと綴ってみます。

 それにしても、今年のラリホはラトバラ監督が走る、モリゾウさんと元WRC王者、ユハ・カンクネン氏がデモランで走る、と、なにかいろいろおかしなことになっていました。コロナの影響でアジパシを返上し、こう言っては失礼だけれど、ただの全日本戦なんですが、布陣が豪華すぎます。
 もちろん、こんな顔ぶれのラリホならば、LEG0から突入です。仕事なんかしていられません。(笑

 などと思っていたバチが当たったのか、基地をあと1時間ほどで出ようと思っていた時、電話が鳴り、1時間仕事する羽目になりましたが。

 仕事を片付け、まずはさっそく北愛国へ。
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 いつものことですが、はためくたくさんの幟と、立ち並ぶサービステントに、うなる発電機の音。ラリーを実感する瞬間です。
 サービスを見て歩いていると、競技開始前のこの穏やかな雰囲気、ラリー以外のどこかでも体験したような…と思ったら、思い出しました。石狩市で行われる、野外音楽フェスのライジングサン、あの会場の雰囲気に似ています。あそこも、周りはみな見知らぬ人ばかりなのに、みんな楽しそうで、会場内全体の雰囲気がすごく穏やかなのです。ラリホもまた、ファンの集まりなので、似た雰囲気になるのでしょう。

 今年もさっそくウルトさんのテントへ行きましたが、お目当てのメカニックグローブは今年もなく、薄手のゴム引き軍手タイプのみ。会場でも熱望していることを伝えましたがウルトさん、来年こそぜひメカニックグローブを持って来てください!
 そしてやらずにおれない、ガチャにも挑戦。値上がりして1回1000円になっていましたが、そのぶん、賞品が良くなっているとのこと。昨年はいきなりドライバーセットの大当たりだったので、今年はどうかと思ったら、ブレーキクリーナー2本でした。まあでも、昨年の還元の意味もありますし、ブレーキクリーナーは消耗品なので、これはこれでありがたい。

 サービスでは、久しぶりに友人、知人たちにも会うことができたのも、嬉しいところ。
 その昔はひとりきりで歩いていたものですが、長年通っていると、ありがたいことに見知った顔が増えてきて、声をかけていただくことも。

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 と、ラリーショーの準備なのか、JN-1車両が動き始め、おお、福永選手のファビアだ、と手を振りつつよく見たら、コドラシートが空いています。あれ?なんでひとり…と横を見ると、齋田選手が立っているではありませんか。思わず「齋田さん、なんでいるんですか?」と聞いたら「置いて行かれてん。なんでひとりで行くんや!何考えとんの!」とファビアを追って走り出しました。いつもながらのコンビですね。(笑

 昼も過ぎたので、ラリーショーに備えるべく、帯広駅前に移動。駅裏の長崎屋に駐車して、中のインデアンでカレーを食べるのが、ここ最近のルーティーン。ただ、残念ながら、この長崎屋は閉店が決定しており、店内は既に直営店が退去してがらん、としていました。
 スーパーのフクハラも9月末で退店で、もう来年はここを使えません。藤丸デパートの撤退と言い、駅前は寂しくなる一方なので、ラリホも帯広に人を呼び込むための、重要な位置になっていっているのかもしれません。

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 てなことで、れいぽんさんを誘ってインデアンへ行くと、お店の前でばったりトム・リアッティさんにお会いしました。なんでも、今回はラリーショーだけ参加なので、JRで来られたとか。確かに、駅前通りでのラリーショーなら、公共機関でも参加できますね。

 カレーを味わっていると、隣の席に555レプソルベルグさんが、そしてなんと、たくろー選手とコドラの山田選手も来たではありませんか。
 ガレージセキネンチームには、賄があるのではと聞いてみたら、この日の昼は自由だったそうで、たくろーさんも、このお店は今年が最後なのを知っていて、食べに来たのだとか。

 お腹もふくれたので、さっそくラリーショー会場の通りに移動。既にラリーカーが集結して、裏通りで会場入りを待っている状態です。

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 と、新井選手が注目のニューマシン、WRX-S4で来ています。暇そうにしていた(笑)ので、さっそく話を聞いてみました。
かわねこ「どうですか?新車なのでフィーリングが良いのでは。」
新井選手(渋い顔で)「いやあ、クルマがでかいからねえ。」
か「えっVABよりでかいんですか?」
新「そうだよ。だからケツ(後輪の意)のピー(←自主規制 ^^;)ピーでよぉ。」
か「^^;…。で、でも、エンジンは2.4Lになって、トルクも上がったんじゃないですか?」
新「トルクはあるけどよぉ。ピーしかピーんだよぉ。ピーだよあれじゃ。」
か「………^^;」
 と、某S社の方が聞いたら、ひきつるようなコメントでした。相変わらず忖度ないなあ。(笑

 そしてラリーカーが駅前通りに並び始めました。昨年もそうでしたが、駅前の通り、それもバス停もあるところを封鎖してのラリーショー。帯広市をはじめ、地元に理解がないとできないことですね。ありがたいことです。
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 昨年の人出もかなりのものでしたが、今年はそれを上回るかんじ。

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 ラリーショーのゲートオープンを待っていると、周りがなにかざわつきはじめました。どうしたのかと振り返ると…なんと!レジェンドのユハ・カンクネン氏がいるではありませんか!ふつうにひとりで歩いてきたので、そのままだったら気づかなかったかも。たちまちファンが取り囲み始め、ふだんはあまり選手のサインをもうらうことのないかわねこも、さしものWRC4度のチャンピオンを獲ったレジェンドドライバーとあっては、もう会う機会もないかも、と、サインをもらいました。

 選手ではないので、ラリーショーには来ないのでは、と思っていただけに、この気さくな対応には驚きました。さすがファンとの距離が近い、ラリーならではです。

 そしてさらに人だかりと日傘の一団がやってきたと思ったら、そう、モリゾウさんこと、豊田章男会長です。さすがにこちらは秘書をはじめ、GAZOOスタッフ、さらにインカムを付けた本物のSPまで付いていて、迂闊に近寄れません。果敢にアタックするファンもいましたが、うまくサインを貰える人ばかりではなく、SPに遮られる人もまた多し。正直、カンクネン氏もすごいけど、章男会長に会う機会など、我々庶民にはまずないことなので、ツーショットを撮って欲しかったのですが、ガードの固さに諦めました。

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 そんな中、れいぽんさんは、お手製の応援ボードを掲げたことで、ツーショット撮影に成功し、さらにご自身からボードにサインしてくださるサービスぶり。やっぱりあれくらいやらなくてはダメなのか。(笑
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 ラリーショーではもちろんラトバラ選手をはじめ、各選手の前には行列ができています。昨年の盛況もすごかったけど、今年は更にそれを上回る、これまでにない盛況ぶりのラリーショーでした。
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 そしてモリゾウさんがスピーチをしたのですが、カンペなしでまっすぐ前を見て、力強くラリー愛を語り、そして「北海道を盛り上げましょう!」という言葉には、ちょっと、いやかなり感動でした。トヨタ自動車会長としての仕事で、ではなく、本当にクルマが、ラリーが大好きな方なのだと、実感したひとときでした。

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 ラリー界では昨今、トヨタの独り勝ちが目立っていますが、いやしかし、だからこそ、もし、章男さんが前社長でなかったら、トヨタのWRC復帰、ひいてはGRヤリスや86/BRZのデビューもなかったわけで、そうなると全日本戦では、ランエボⅩやVABの後継車がなく、JN-.3クラスも今の盛況はないわけで、かなり盛り下がっていたことは間違いないところ。


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 そしてさらに期待できるのが、先日の報道で「トヨタだけでやっていてもつまらない。スバルや三菱にもぜひWRCに復帰して欲しい。その引き寄せる役割をするのが自分です」と言っていたこと。かつてのように、スバルや三菱が、ラリーに戻って来ることを夢見ずにはおれません。

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 今回は、XCRクラスの盛況もあって、参加台数が74台もあり、昨年はまだ明るいうちにセレモニアルスタートが終わった記憶があるのですが、今年は最終ゼッケンがスタートする頃には、あたりはもう薄暗くなっていたのでした。
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-つづく-




Posted at 2023/09/20 22:21:05 | コメント(2) | トラックバック(0) | RALLY | クルマ
2023年09月03日 イイね!

2023夏のぶらり旅 -後-

2023夏のぶらり旅 -後- 前日は5時半起きで、しかも風の音であまり眠れなかったこともあり、読書は1時間が限界。潮騒を耳にしつつ、気分良く眠りについた………はずですが、夜半電子音で目が覚めました。

 どうやら隣の熟年カップルがかけていた、携帯アラームのようです。時計を見ると、まだ3時半。しかもかけた本人はまったく起きてこないので、延々5分ほども鳴り続けました。

 やっとアラームが停まって、もうひと眠り……と思ったら、なんかディーゼルエンジンの音が近づいてきました。こんな夜中にキャンプ場になんの用なんだ?この音は6気筒の1H系っぽいな。ランクルかな、などとどうでもいい推理をしていたら、エンジンが停止。ほっとして、やっと寝られる…と思ったら、こんどは入口付近に泊まっていた、ハイエース2台のどちらかが、エアコンをかけるためなのか、エンジン始動。ガソリンエンジンなので、アイドリング音は低めで、潮騒にかき消されそうとは言え、気になりだすとこれも耳障り。

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 明け方に風が収まったことと、晴れて4時には陽が登ってきたことで、テントの中も暑くなり、閉めていた入り口をメッシュにしてフルオープン。これでやっと眠りに落ち、でも、6時前には目覚めてしまいました。

 隣の例のふたりは、装備から察するに、ここに連泊して山に登っていたようです。クルマが見当たらないので、どうやって来たのかと思ったら、どうやらJRで移動していたようで、7時台の始発で、またトレッキングにでも出たのでしょう。
 アラームの件は、今夜も泊まるならばひと言言いますが、こちらももう撤収なので、あえて何も言わず。
 キャンプ場の横を見ると、海岸の手前が広場になっており、そこに80ランクルが停まっています。どうやら朝釣りに来ていたようで、あのディーゼル音はこれだったようです。

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 朝食は、いつもの菓子パン。
 今回はソロなのと移動メインなので、いつものコールマンのクーラーボックスではなく、小さめのクーラーバッグに、セイコーマートで売っているカップ氷を入れて保冷していました。ひと晩で融け切ってしまいますが、ひとりだと、ヨーグルトなど、冷やすものも少ないので、これでじゅうぶんなのです。
 朝のコーヒーは、今回貰い物の濃縮コーヒーを持ってきたので、これを氷が融けたカップに落とし、牛乳で割るとアイスラテの出来上がり。

 晴天の下、気分良く朝食を摂って、今日はもう帰るだけなので、のんびりモードです。

 しかしここ、30年前の記憶が残っていないのが不思議なくらい、のんびりしたいいキャンプ場でした。
 一瞬、どうせ明日も休みなら、連泊も…と考えてしまうほどでしたが、明日は千歳までの移動があるので、やむなく撤収開始。
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 晴れているうちにと、シュラフを干し、とっととテントも撤収。グランドシートの夜露を乾かす間に、すぐ上にある展望台に登ってみました。
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 斜里岳と羅臼岳がきれいに見えています。
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 上から見ると、キャンプ場のコンパクトさがわかります。

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 ふと横を見ると、カメラが備えてありました。方角から斜里岳を監視する、CCTVのようです。調べてみると、斜里岳の噴火は、25万年前のことで「活火山」には当たらないようですが、警戒はしているのでしょう。
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 ちなみにサイト内の、かわねこがテントを張った横の鉄柱にも、こちらは津波の監視用でしょう。カメラがにらみをきかせていました。

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 展望台から降りてくると、シートは乾いていましたが、日が高まるにつれて、意外なほど暑くなってきました。しまった、日差しを避けるところがないので、テントの撤収は早すぎたな、と気づいてももう遅い。(笑
 こんなことなら、ワカサギ釣り用のワンタッチテントに、コットを置いても、快適に過ごせそう。

 4名ほどいた、ツーリングライダーはみな早々に出発しましたが、隣のジープパトリオットのお兄さんと、奥のわんこと小学生を連れたご一家は、連泊らしく、のんびりしています。ここなら、連泊して日中は観光したり、温泉に行くのもありですね。

 もっとのんびりしたかったけれど、日差しが暑いので、仕方なくかわねこも出発。
 昨夜までは、どうせなら納沙布岬経由で帰ろうかなどと思っていましたが、ちょっとかったるくなったのと、この2日間でじゅうぶんに走ったなあ、という思い、そして実はエスクのエンジンオイル交換距離を少し過ぎてしまっており、明日明後日も300㎞以上走ることから、あまり負担を増やすのもと、帰ることにしたのです。

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 出発前は、せっかくなら冬季通行止めで、夏しか通れない道々587号で藻琴山へ抜けて…とか思っていたのに、走り出したらすっかり忘れて、真っ当に国道391号を走ってしまいました。
 しかしこのルートも、樹林帯を走る気持ちのいい道なので、結果オーライ。

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 野上峠も、久しぶり。それも夏道だとなおさら久しぶりなので楽しめます。

 早めに出発したので時間に余裕があり、コロナ禍以降、遠慮して足が遠のいていた友人の店へ、実にひさびさに寄ってみました。
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 看板犬の「監督」も、以前はかわねこを見ると、大喜びで飛びついてきたものですが、すっかりおじいさんになってしまい、ゆったり近づいてきてくんくんし、「なんか知ってるヒトのような気がするなあ。…誰だったっけ?」という表情。でも顔はあまり老けた印象ではなく、かわいいままですね。

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 そしてひさびさのラムカリーを堪能。
 友人に、宗谷を回って、今朝、小清水から来た、と言ったら絶句されましたが。(笑

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 お店を後にし、帰投前に、何と言ってもやっぱりソフトなう。で、旅を〆ました。
 
 今回は2泊3日の旅で、総走行距離1,122㎞。
 移動中に少し降られたことはあったものの、幕営中に降られることはなく、ひさびさに走りを楽しんだ、のんびり旅でした。
 宗谷からはどんにょり天気がいたことで、あまり写真を撮る気も起きず、そのため結局エスクも初日の雨で汚れたまま、洗車もせずに走ってしまいましたが。

 まあでも、やっぱり気まま旅は愉しいものです。
 この次は、いつ旅に出られるでしょうか。

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-おわり-


Posted at 2023/09/03 21:41:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | ESCUDO | クルマ
2023年09月02日 イイね!

2023夏のぶらり旅 -中-

2023夏のぶらり旅 -中- 前日からの大風は、朝になっても吹き止まず、うるさくて実のところあまり眠れず。就寝が早かったこともあって、5時半には目を覚ましました。

 空は青空なのがありがたいですが、テントの外は風でTシャツだと寒いほど。なので、朝食はカフェラテをコンロで温めます。ウチのカセットコンロは「アウトドアでも使える」と銘打ったシリーズの初期モデルですが、さすがにこの風だと別に風除けを立てないと厳しい。

 天気が良いので、俄然やる気も湧いてきて、素早く撤収し、さらに北へ向かいました。

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 天塩の名物、風力発電塔群です。

 通常発電塔は、周りを柵で囲われて近寄れないことが多いのですが、ここは道も付いていて、すぐ横まで行くことができます。
 風力発電って、遠くから見るとゆるゆると優雅に回っているように見えますが、ここは風車としては、古い部類に入るためなのか、日本海の強風に耐え続けた経年劣化なのか、塔の直下では「ギリギリ…」「ガギガギ…」と言った、大丈夫なのか?という感じの、なにか金属同士が接触するような音も聞こえていましたが。

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 そしてやはり利尻富士。
 昨日から中腹に雲がかかったままだったので、全貌をとは言えませんでしたが、日本海に浮かぶその姿は、やはり雄大です。

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 この「オロロンライン」は、海沿いにどこまでも続くかのような直線で、晴天の夏は走っていて、ほんとうに気持ちの良い道なので、この時ばかりはやっぱりオートバイだったらなあ、という思いも少しありました。

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 と、前方になにか走っていて、先行車がみんな追い抜いているな、と思ったら、なんとトゥクトゥクでした!
 東京のナンバーだったので、フェリーに乗ってきたのでしょう。これで旅をするのはすごい。

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 が。
 晴れていたのはここまで。
 稚内が近づくに連れ、どんにょり天気になってしまい、気温も20℃を割り込むほど急降下。全開だった窓も閉めて走ります。
 こうなると、オートバイだったらさぞかし寒かったろうなあ、クルマで良かった、と現金に思ってしまうのでした。(笑

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 どんにょり天気で何も見えやしない、のはわかっているのに、ここまで来たらノシャップ岬に寄らずにおれないのは、ライダーあるあるの末端志向症です。混んでいたので、写真だけ撮って、とっとと退散。

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 稚内に来たついでなので、高台の森林公園にも行ってみました。
 晴れていれば、サハリンも見渡せたと思いますが、今日は残念ながらこの天気。でも仕方ありません。

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 むしろ振り返ると、空自の防空レーダー群が見えて、そっちでテンション上がったり。(笑

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 こんな天気で寒いので、宗谷岬もトイレに寄っただけですが、そもそもがなにか目的があって、ここまで来ているわけではないので、別にいいのです。(←馬鹿

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 今度は海沿いを南下。左手に見えている海は、日本海からオホーツク海に変わりましたが、天候どんにょりに波高し。浜辺で遊ぼうという気にもなりません。

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 国道をそのまま南下すると、内陸を走ってしまうので、猿払村道エサヌカ線を走ってみます。
 広大な牧草地帯を抜ける、気持ちの良い道ですが、晴れていればもっときれいだったのに…とは言いますまい。

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 末端志向性なので、小さいと言えども、岬に寄らずにおれません。てことで、北見神威岬へ寄り道。
 海の上には、前線が張り出しています。あれがもうちょっと西寄りだったら晴れていたのに…とも言いますまい。(笑 

 そうこうするうち、早朝から動いていたので、少し小腹が空いてきました。しかし、飲食店はおろか、この界隈コンビニすらもありません。
 そのまま枝幸まで南下して、やっとセイコーマートを見つけ、さすがにガッチリ食べたいわけではないので、シュークリームで糖分補給。

 案の定、この後もお店が見つからず、お盆とあって道の駅の飲食スペースも行列。なので、並ぶのが苦手なかわねこはパス。
 結局、雄武町で食堂を見つけて入ってみたものの「すいません、今日はもう終わりなんです」と、昨日とは逆に断られてしまいました。残念。
 しかし、探すと近くで蕎麦屋さんを見つけたので、お昼にありつけました。
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 ここも店仕舞いが近く、天ぷらは終わっていましたが、隣の席の子供が食べていたおにぎりが美味しそうだったので、ざるそばとおにぎりを注文。
 蕎麦もまずまず、おにぎりが優しい味でした。

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 ここからも、岬があって気が向けば寄ったりしつつ、のんびり南下。どこも岬のキャンプ場は、賑わっていますね。

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 そしてここも寄らずにおれない、カニオブジェ。(笑

 そんなこんなで、天気が今ひとつだったこともあり、あまり遊ばずにひたすら走ったせいで、夕方には網走に着いてしまいました。
 網走ならば、昨年の5月に偶然泊まった、呼人のキャンプ場がロケーションが良かったので、さっそく食材を買い込み、行ってみたのですが。

 ま、夕方のこの時刻ならそうだろうな、とは予想していましたが、サイトは8割方埋まっています。それでもまだテントを張れそうなスペースは残っているのですが、駐車場が完全に満車。ここ、サイトの広さに対し、駐車スペースが圧倒的に少なすぎるのです。オートバイなら、そのままサイトに進入できますが、クルマではそうはいかず、残念ながらここは諦めました。

 さてどうするか。
 すぐ裏の天都山に登って、公園なども探してみましたが、オートキャンプ場はあったものの、そこもかなりの混みようだったので、これは住宅地も多い網走を、早々に離れたほうが良いと判断し、南下して小清水町へ向かいました。

 少し不思議だったのは、オロロンラインでは、ちょっとした駐車帯があれば必ずいた、キャンピングカーや車中泊車がまったくいなかったことですが、単に日本海側に集中していたのでしょうか。

 小清水町で思い当たる場所は、道の駅で車中泊か、その隣にある前浜キャンプ場。キャンプ場の方は、GPzで放浪していた時代と、30年くらい前の北海道に定住し始めた頃、先輩を訪ねて小清水に来た時に、泊まった記憶があります。

 果たしてキャンプ場に行ってみると、ちいさなサイトなので、さすがに混み合っていましたが、なんとかクルマ2台分くらいのスペースが空いているではありませんか。

 さっそく受付をすると、優しそうな管理人さんから「良かったね。昨日だったらいっぱいで泊まれなかったよ」と言われました。しかも、18時で管理人さんが帰ってしまうのですが、受付したのがその5分前。ここもまさに滑り込みだったのでした。
 ちなみにこのキャンプ場も小清水町の管理で、テントひと張り300円。この料金、30年前から変わっていないような気がします。

 サイト自体がかなりこぢんまりしており、クルマを停めた横のスペースにテントを張る方式ですが、7~8台でいっぱいになります。

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 かわねこは、エスクの横にテントを張ると狭く、前後に余裕があったことからエスクの後ろにテントを張りました。
 30年の歳月に、サイトの雰囲気の記憶はすっかり薄れていて、こんなに狭かったのだと驚きました。

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 風が少し涼しいものの、昨日の天塩より夏らしい気温だったので、車中泊だとちょっと暑かったかも。テントが張れて良かった。
 水場と水洗トイレもきれいで、水銀灯は1箇所だけありますが、運良くかわねこが展張した反対側だったので、うるさくありません。
 のんびりしていると、いきなり「カン・カン・カン…」と踏切の音がしてびっくりしましたが、実はJR小清水駅のすぐ横に位置しているのです。
 幸いなのが、ローカル線なので本数もわずかで、駅も近いことから、列車の走行音も「ご…っとん、ご…っとん…」と穏やかだったこと。

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 そして今日の夕食は、豪勢に寿司です。と言っても、写真の通り、スーパーで仕入れた、しかも値下げ品。(笑
 もともとが、オートバイツーリングの宿泊手段だったキャンプでは、日暮れ近くに展張して明け方撤収、が主だったことから、かわねこの場合、キャンプ場が目的地の年越しキャンプ以外では、行動食がメインだった名残です。
 今日も暑かったので、あまり火を使いたくなく、かと言って、冷たい弁当はさすがにちょっと悲しいので、冷えていても美味しいもの、という選択で寿司になりました。いちおうサラダと、味噌汁代わりにカップ麺ですが、天蕎麦も。
 いいんです。外で食べると、これでもじゅうぶん美味く感じます。^^

 今夜は日暮れから雲がかかってしまい、残念ながら星は見えず。なので、早々にテントに潜り込んで、読書です。メッシュスクリーンで風を通すと快適な温度。ここはテントサイトのすぐ下が海岸なので、、潮騒が聞こえるのが嬉しい。

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-つづく-

Posted at 2023/09/02 21:08:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | ESCUDO | クルマ

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「急に夏らしく暑くなってきた十勝。ちょっといろいろ仕事面でイライラが募っていた帰りに、スーパーに寄ったら、5歳くらいの男の子を連れたお母さんが、店外に出たところで「今日はムシムシするねえ」と言ったら、男の子が「虫虫?どこにいるのっ!?」と反応していて、癒やされた。(笑」
何シテル?   06/13 20:22
オートバイとクルマと、野遊びが大好きな「おやぢ」です。(^^ゞ 北海道のど田舎に住んでいます。どれくらい田舎かと言うと、地域で乗っている車種を言えば、...
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