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2024年03月28日 イイね!

週末はリベンジドライブ -釧路編-

週末はリベンジドライブ -釧路編- 白糠を出た辺りで昼を過ぎ、お腹も空いてきました。
 釧路市内に入ったので、前回も行った竹老園も考えたのですが、昼を回ったこの時間だとかなり混んでいることが予想されるので、展示館を目指しつつどこかで適当にと思っていたら、道路脇に蕎麦屋さんを見つけました。

 昼時とあって、駐車場は満杯かと思ったら、ちょうど空いていたので、エスクを滑り込ませます。
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 しかし店内に入ると、入り口付近のウエイティング席はぎっしり埋まっていて、かなりの混みよう。これにはびびりましたが、意外にも、5~10分程度で案内できると言われたので、呼び出しベルを渡されてクルマで待つこと5分ほどで、入店。

 休日なので、ちょっと豪勢に天ぷらそばでも、と思っていたのですが、前日脂っこい夕食だったためか、若干胃もたれ気味。なので、かしわそばをオーダー。
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 これが、出汁がよく効いていてなかなかに美味でした。ちなみに、以前竹老園で「かしわ抜き」という、かしわそばから蕎麦を抜いたスープが美味しかったのですが、この店にもあったことから、あれは竹老園だけではなく、釧路の蕎麦屋の文化なのだと気づきました。
 もりやざるなど、冷たい蕎麦と組み合わせるのがおすすめだそうで、実際向かい席の常連さんは「ざると抜きね」と、粋なオーダーをしていたり。こんどはこんなオーダーをしてみたい。(笑

 さて、お腹も落ち着いたので、いよいよ本命の展示館へ向かいます。
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 さっそく入館、と入口に行くと、張り紙がしてあり、館内が無人のため体育館で受付してほしいとのこと。実は反対側に体育館があり、そこで受付をするのです。入館料は300円。受付のおねいさんに「展示館の鍵は開いていますので、ご自由に見学してください」と言われました。えらいフリーダムな資料館だ。(笑
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 ここは炭鉱を運営していた、旧太平洋炭礦が設立したもの。体育館も炭鉱の福利厚生で建てられたようで、その昔は市内に遊園地まであったとか。
 体育館は、この時なにか大会でも開かれていたらしく、子どもと保護者でかなり賑わっていたのですが、入口に、今月末で閉館する旨の張り紙があって、ちょっと驚きました。見渡すと、確かにかなり古い建物のようです。
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 展示館へ行ってみると、入口には、国内最大級の石炭の塊が鎮座していて圧倒されます。6tもあるそうですが、どうやって地上まで持ってきたのだろう、これ。
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 入館してすぐ左手には、受付がそのまま残っていました。おそらくは、元炭鉱従事者の受け皿でもあったのだと思われますが、高齢化などで難しくなったのかもしれません。
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 展示スペースは意外とそう広くはなく、中央に機具類が展示されていますが、数はさほど多くありません。ほかは模型が主な展示なのがちょっと残念。
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 もっとも、この炭鉱全体を表した模型は、規模といい、出来栄えといい、かなりのものです。
 これを見ると、海底を水平方向に掘り進める、トンネル工事のような独特の工法がわかります。
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 石炭を掘り出す様子の模型。ボタンを押すと、実際に動く、凝ったもの。
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 変わったところでは、通信に使われていた、光ファイバーケーブルの展示がありました。昭和50年代に、光通信がもう実用化していたのかと、ちょっと驚き。採炭が最先端の技術で行われていたことの証です。

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 展示品数があまりないので、意外とあっさりしているな、とちょっと物足りなく思ったその時、下へ降りる階段があることに気づきました。
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 あ、まだ展示室があるのかと降りてみると、いきなり坑道用の軌道車とトロッコが目に入ります。
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ふと横へ目を向けると、坑道内で使われていた、コンベアの実物も置いてありました。半地下室に坑道を模した展示がされていたのです。これはすごい。
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 圧巻はこれ。水平方向に掘り進める独特の工法のため、天盤を支えて崩落を防ぐ巨大なジャッキの実物。油圧シリンダーのゴツさが、マニア的にはたまりません。(笑
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 奥には主力だった、コンテニアスマイナーという、自走式の掘削機が展示されています。全体のヤレっぷりと、タイヤの摩耗ぶりが、過酷な作業をうかがわせます。
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 この掘削機はアメリカ製で、その他にも設備がドイツ製だったりと、この時代は技術的にと言うより、国産化しても採算が合わなかったのでしょう。大規模鉱山技術が進んでいる、欧米から輸入するほうが割安だったとみえますが、それでも相当に高額だったことは、想像に難くありません。
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 かわねこは、炭鉱について語れるほどの知識は持ち合わせていませんが、それにしても、採炭事業というものは、明治の開鉱以来、巨額の費用と最先端技術による大規模な工事、夥しい数の人員投入をしながらも、そのほとんどが昭和40年代半ばまでの、70年ほどで役割を終えたことになるので、エネルギー事業の見通しとは難しいものだなと感じます。

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 帰りに気づいたのは配電盤があったことから、係員がいた時代は、どうやらドラムカッターを、実際に動かす展示がされていたらしいこと。
 手紙なども飾られていたので、釧路市内の小学校が伝統的に課外授業で来て、歴史が伝え続けられているようです。

 展示館を出て当初の予定では、ここからさらに東進することも考えていましたが、資料館をゆっくり見ていたので、すでに午後2時。できれば日が落ちる前に帰投したいので、帰路へつくことにしました。

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 とは言え、まっすぐ帰るのもなんなので、ちょっと遠回りをして、白糠から北に本別へ抜ける国道392号線を走ります。昨今、道東道ができて以来、あまり通ることがなくなったので、ひさびさに走ってみました。

 その途上の茶路や北進などの地域も、かつては石炭輸送を目的に鉄路が開通したものの、直後に炭鉱閉山による不採算のため、わずか20年弱で廃止されたとか。
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 その遺構がところどころに残っており、以前は国道を跨いで上空に鉄橋が通っていたはずですが、老朽化による崩落を防ぐためでしょう。いつの間にか撤去されていました。

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 てなことで、少し日が長くなったとは言え、なんだかんだと遊んでいたら、もう日暮れどき。
 海沿いを走ったので塩落としの洗車をして、帰投した頃には暗くなり始めていましたが、見たかった資料が見られたので、満足な休日だったのです。
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おわり


Posted at 2024/03/28 22:02:15 | コメント(2) | トラックバック(0) | ESCUDO | クルマ
2024年03月27日 イイね!

週末はリベンジドライブ -白糠編-

週末はリベンジドライブ -白糠編- 気づけば3月ももう後半。それはまああまり関係ないのですが。(←ないのかよ
 先週末のこと、翌週から、またガソリンの値上がり情報が伝わってきました。今回はかなり大きく、7円/㍑も上がるとか。ならば、今のうちに走ってしまえ。(←言い訳
 しかも天気が良さそうだったので、これは当然お出かけせずにおれません。

 と言うことで、今回は東の方へ走ることにしました。
 先月、東の端っこまで走ったので、違う方向へとも思ったものの、リベンジしたい場所がありまして。

 昨年の夏に、釧路へ炭鉱展示館を訪ねたのですが、あいにく休館日だったので、今回リベンジを考えました。もう少し暖かくなるのを待ち、オートバイでのツーリングを兼ねてとも一瞬思いましたが、オートバイだと、あっちへふらふら、こっちへふらふらと、走ることが主体になって、まともに目的地に着かないことが高確率で予想されるので、資料館を目指すなら今時期クルマでの訪問のほうが確実と、再訪することにしたのです。

 そんなわけで、エスクをお供に引っ張り出し、東へ向かいます。晴天で、気温も春らしく高めなのも幸い。
 この日はちょうど無風とあって、十勝川温泉では、観光用熱気球の係留飛行も行われています。
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 写真はちょうど降りてきたところなので、高度が低いですが、実際にはかなり高度を上げていました。着陸したので写っていませんが、もう一機飛んでおり、遠方の日高山脈は少し霞んではいるものの、十勝平野を見渡せるので、良い飛行日和だったことでしょう。


 さて、釧路に行く前に、実はもう一か所寄りたい場所がありました。
 これも昨年夏の帰りに、白糠の資料館を訪ねたところ、西庶路にも炭鉱資料館があると聞いたのですが、この時は釧路の帰りで、西庶路は既に通過していたため寄らなかったのです。

 なのでここもリベンジすべく、あらかじめ休館日ではないことを確認して向かいます。
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 しかし白糠に入ったとたん、あんなに晴れ渡っていたのに、急に霧に覆われてきました。白糠とか釧路あるあるですが。
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 ここは西庶路のコミュニティセンターと体育館を兼ねた施設ですが、国道から奥まった住宅街にあるので、地元の方以外は、あまり訪れる人も少なさそう。
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 入場は無料ですが、入口で受付をする必要があります。資料館を見たいと告げると、管理人の親切なおじいさんが2階に案内してくれ、明かりも点けてくれました。
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 昨年の、白糠の職員さんの話では、この資料館は炭鉱に特化しているので、資料は少ししかない、と聞いていたのですが、入ってみるとどうしてなかなかの充実ぶり。訪れた時は、老人会らしきカラオケ大会が開かれていて、響き渡る演歌をBGMに見学します。(笑
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 それにしても炭鉱は釧路が有名ですが、白糠町でもこんな盛んに採掘されていたとは。さすがかつての最重要エネルギー源。
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 広く海側に面した地域だけに入植しやすかったらしく、江戸時代から既に役人が配置されていたようですが、なんと北海道の炭鉱発祥の地は、白糠だそう。

 資料を見ると、海底を掘り進んだ釧路と違い、一般的な炭鉱同様、内陸の山を掘っていたのがわかります。一か所の埋蔵量が多かったわけではなかったらしく、あちこち近隣の山で採掘が行われ、昭和の採掘終盤時代にはかなり山奥の、隣の本別町との境付近まで採掘されていたのは、驚きでした。
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 これらの炭鉱は、いずれも昭和40年代半ばに閉山していますが、資料館に展示されているのは、かつて実際の炭鉱で使用された機具等で、大きな博物館ではあまり見たことのない、貴重な資料が何気にあったりするのが、地方の資料館の面白いところ。
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 いかにも炭鉱の装備を象徴する、坑内を照らすカーバイドランプ。これは携行用の小型タイプのもので、広く流通していただけに、現在でもアンティーク扱いでオクなどでも出ており、愛用しているキャンパーもいるとか。
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 しかしこんな大型のものは、19世紀が舞台の小説や映画には出てきますが、実物にはなかなかお目にかかれません。

 余談ですが、カーバイドランプはその照度の高さと使用時間が長いことから、高照度のディスチャージランプが普及する昭和後期まで、コンサート会場の照明や、LEDが普及するまではイカ釣り漁の集魚灯などで、意外と近年まで使用されていたようです。
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 ガスマスクや風速計などは、材質こそ違え、基本原理は現在のものと変わらないですね。
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 現在のキャンプ用ヘッドライトの元祖。バッテリーは展示してありませんでしたが、充電式ではなく、おそらく乾電池でしょう。
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 ヘルメットは金属製。生々しい凹みと、マジックで書かれた「庶路」の文字で迫力が伝わります。

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 クルマネタ的に、おおっ、と思った資料がこれ。
 他にも昭和30年代のトラックで、鉱石や資材を積み出している写真はありましたが、中でもこれは昭和12年と説明にあるので、トヨタが最初に量産化した自動車「トヨタGA型トラック」ではないでしょうか。
 GA型トラックは、前年の昭和11年から量産化されており、同年にトヨタ自動車が、販売網を整備して全国展開をはじめたそうなので、戦前の写真がそれほど一般的ではなかった時代に、GA型トラックが北海道まで販売されていた記録としても、貴重なものと思います。自動車そのものが珍しかった当時、納車記念に撮ったものかもしれません。
 
 なかなかに貴重な資料を見られて、これは幸先がいい。資料館を出て、そのまま国道に戻っても良かったのですが、炭鉱跡はもうないにせよ、市街地のすぐ裏手にある山を眺めに北側へ向かいました。

 ちなみにそのまま進むと、道東道の庶路インターがありますが、地図を確認する限りでは、この道はどこかへ通じているわけではなく、上庶路の山中、庶路ダムの先で途絶えており、国道からも10㎞以上も遠いので、ここを利用するクルマは多くないというか、ほとんど見たことがありません。なんのために造られたのか謎なインターです。ひょっとすると、事故や災害などで通行止めになった際の、エスケープルートの役割かも。
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 しかし、途中から東へ向かうと、山を大きく迂回して釧路市の手前に繋がっている道があると確認できたので、進んでみます。
 除雪されてなくて、冬期通行止めかもと思いつつも行ってみると、ちゃんと通じていました。
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 そして高台に上がると、意外なほど開けた牧草地帯で、雌阿寒岳も見えるではありませんか。
 こんないい景色だとは驚きで、こういう出会いがあるので、脇道探索はやめられないのです。
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 ちょっと残念だったのは、霧がまだ上がりきっておらず、遠景が少し霞んでいたこと。晴れ渡っていれば、もっときれいだったことでしょう。時期を変えて再訪するのもいいかも知れません。
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 看板には道立広域公園予定地入口とあり、調べると、これまで釧路地区には広域公園がなかったため、今後大規模な公園が建設される計画らしい。
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 さらに進むと、山中に赤い巨大な建造物が建っています。この特徴的な構造は、釧路空港の進入灯橋梁ではないですか。橋梁の高さは、ビルの14階にも相当するそうで、位置的に、この道路は空港のすぐ脇に隣接していたようです。

 山を降りても、そのまま国道に戻らず、せっかくなので少し内陸に並走する工業団地内の町道を走ってみると、ふだんと見える景色が違い、さまざまな工場が林立していることがわかったので、これも面白い。
 こうしてみると白糠町は、失礼ながら国道沿いにあまりにぎわいがないのですが、炭鉱閉山後、工場誘致で栄えてきたことがうかがわれます。

 町道の終わりで釧路市に入り、さらに釧路駅方向へ進むのでした。


つづく


Posted at 2024/03/27 22:01:27 | コメント(1) | トラックバック(0) | ESCUDO | クルマ
2024年03月22日 イイね!

春の重要会議

春の重要会議 先日の春分の日。十勝某所にて、とある重要会議が行われました。

 いや別に、いつものメンツで集まって、いつものように、ラリーと軍事ネタで盛り上がったとかも、あったとかなかったとかあったとか。(笑
 でも重要なんです。閣議なみに超重要なんです。ええ。

 そんな会議には、棋戦同様、勝負メシや勝負オヤツ、そう、カーリング女子や、某全日本チャンピオンコドラ女史のように、もぐもぐタイムが重要なのです。これも超重要。


 てなことで、スイーツの仕入れに、とある場所へあ~るくんを走らせました。
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 ここは、牧場直営のちいさなお店です。
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 オーダーした品を用意してもらっている間、看板犬「ルー」から接客を受けます。
 その昔、長屋住まいの時代は、外飼いだった隣家の犬猫をからかって遊べたのですが、犬も猫も室内飼いが一般的になって遊んでもらえなくなった昨今、ひさしぶりにモフモフ成分も補給できました。

 ここは牧場ならではの、ジャージープリンが人気。昨年、偶然前を通りかかった際に、「濃厚プリン」の看板に惹かれて購入して以来ファンになり、今回も完全に自分が食いたいがために来ています。はい。
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 カスタードの濃厚な味わいがたまりません。
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 そしておなじく、牧場アイスもまた絶品なのでした。
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 今回、この2品に加え、新しくパウンドケーキもあるとのことだったので、これも購入。
 ケーキ生地ももちろんですが、練り込んであるナッツやフルーツ類の味が深く、今後も定番になりそう。


 などと偉そうに自分が食いたかったものを並べましたが、このほかにも。
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 ケーキの王道、いちごショートを差し入れいただきました。実にひさびさに食べましたが、もちろんウマウマ♪

 甘モノだけではなく、じゃがスティックなども持ち寄っていただいたのですが、美味しすぎて、撮る前に食べ尽くすという、いつものパターンなので、写真がないです。(ぇ
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 かぼちゃ饅頭も差し入れいただきましたが、すでにお腹のキャパいっぱいで、これは後日いただきました。


 さて、会議は盛り上がりすぎて、これもいつものことですが、あっというまに夕方。夕食はちょっと行きたいお店があって、提案をしてみました。

 実はこの前日、帯広市内のアストロへ工具を買いに行きましたが、その向かいに老舗の店があり、数年前に行ったのを、ふと思い出したのです。
 ちょうど昼時だったので、50台くらいは停められそうな駐車場がすでにほぼ満車。かろうじて1台ぶん空いていたので滑り込み、入店してみると、意外や店内はさほどの混みようではありません。
 どうやら、昼だとテイクアウトのお客さんも多いもよう。店内も広いので、席数もけっこうあるようです。

 で、このとき案内された席がこれ。
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 写真は食事が来たあとですが、オーダーする際は、右奥に写っている黒電話のダイヤルを回してフロントに繋ぐという、昭和世代にはなんとも懐かしいシステム。でもいまの若いひとは、使い方がわからないのでは。(笑
 右に写っている、ローマと書かれた木札は席の名前で、伝票代わりにもなっており、帰りにはスタッフにこれを渡すと、QRコードが記載された紙伝票が帰って来るので、自動精算機で支払うという、ここだけ令和なシステム。

 ちなみにこの時オーダーしたのは、お店イチオシの「鶏めし定食」。以前来た時にも、美味しかった覚えがありましたが、丼の上に、鶏そぼろと鶏肉が載っており、どこか懐かしい、いいかんじの味付けです。付け合せのザンギもお肉が柔らか、程よい味付けで美味。

 お店の創業は1969年で、当初は鶏料理専門だったそうですが、現在は豚肉料理から、カレー、オムライス、ラーメン、果てはデザートまでなんでもある充実ぶり。メニューを開くまで、鶏以外に、こんなにいろいろあるのも忘れていました。
 このメニューの豊富さなので、ぜひ他のも食べてみたくなり、メンツを巻き込んだというのが、実態なのでした。(笑

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 建物は、おそらく創業当時からのものを、増改築を繰り返して、現在に至っている雰囲気で、あちこちに昭和の匂いがする、独特の佇まい。なので、見るだけでも楽しい。
 孫子三代で常連になっているお客さんも多そうで、隣の大部屋では、歓送迎会らしき宴会が賑やかに行われていたのも、コロナ以降久しく見られなかったのが復活した、この時期らしい。
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 かわねこの今回のオーダーは、鶏カツカレー。普通の豚カツカレーもありますが、ここは鶏カツでしょう。
 こちらもお肉が柔らかく、カレーもスパイスが程良く効いていて、懐かしい味わいでした。

 次回はぜひ鶏串とか、鶏モツあたりをオーダーしたい。
 なんで今まで忘れていたのだろう、というくらいあらためて気に入ったので、これはリピート確定ですね。

 こうして重要会議は、無事終了したのでした。
 ご参加のみなさま、いつもながら遠路はるばるお疲れさまでした。


Posted at 2024/03/22 22:48:09 | コメント(1) | トラックバック(0) | 戯れ言 | 日記
2024年03月19日 イイね!

そこにいるだけで

そこにいるだけで わがエスクのリアドアガラスには、こんなのが張り付いています。

 別に、ぬいぐるみ趣味があるのではありません。(笑
 これ、もうずいぶん昔に、確かアウトドア系のイベントでもらったものだと思いますが、細かいところはもう覚えていません。当時はイベント運営のボランティアをやっていたのと、その頃は外遊び仲間の子どもたちがまだ小さかったことから、子ども受けが良いので、先代のテラノに付けていたものです。

 今ではそうしたイベントに行くことはなくなってしまいましたが、エスクに乗り換えた時もそのまま引き継ぎ、いつしかコイツはそこにいるのが当たり前になっています。

 プライバシーガラスなのと、十勝に来てからは屋根付ガレージ保管のためか、年数のわりにはあまり日焼けしていません。前足に付いている吸盤が経年劣化で吸着力が落ちてたまに片方外れ、斜めになっていたりはありますが。

 が、先日ドアを開けたらフロアに転がっていました。

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 拾い上げてみると、吸盤を縫い付けていた糸がついに切れたようです。
 もともと吸盤も古くなっていたのと、実は、以前にも吸盤を取り換えたことがあるので、今回も補修することにしました。しかし、これまで洗ったことがなく、さすがに煤けていたため、初めて洗濯もしてみます。

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 ネットでぬいぐるみの洗い方を検索してみたところ、ざっくりとしたやり方は、容器に洗剤を入れたぬるま湯を張って、押し洗いをしてよくすすぎ、柔軟剤を含ませてから乾燥。ってこれ、シュラフとかフリースの洗い方と同じだわ。
 さっそくやってみると、お湯がそれなりに黒くなったので、溜まった汚れはかなりのものだったよう。年数を考えれば当然か。
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 しかしこうして浮いていると、タヌキというよりラッコみたい。(笑

 一週間ほどしっかり乾燥させてから、吸盤の交換作業に入ります。
 かわねこ、こういう縫い物作業って、得意ではないどころか、ボタン付け程度しかできないのですが。(汗
 まあ、今回は吸盤を縫い付けるだけなので、なんとかなります。

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 取れた吸盤は右前足のですが、どうせ左も劣化しているので、この際両方替えることにして、100均で吸盤を調達。
 いい歳したむさいヲッサンが、ぬいぐるみを縫っているのって、かなりキモい絵面なので、そこは想像しないように。(笑

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 洗濯したことにより、後ろ足の肉球部分が剥がれてしまったので、これも布用接着剤で補修。

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 完成です。

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 洗濯のためにいったん外しましたが、首に掛かっている札には、「ご注意アニマルズ」とあります。たぶんシリーズで他の動物のもあったようですが、見たことがありません。
 印刷も色褪せて、既に掛けている意味がないのですが、だからと言って外すのもなんなので掛け直し、定位置のエスク右リアドアに戻しました。

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 まあ、あたりまえですがコレ直したからと言って、なにか機能的に向上するわけではもちろんなく、単なる自己満足なんですが、ここまで「あるのが当たり前」になると、意味はなくても、ないと、なんとなく落ち着かないんですよね。(笑




Posted at 2024/03/19 20:57:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | ESCUDO | 日記
2024年03月14日 イイね!

週末の気ままドライブに事件は起きる -後-

週末の気ままドライブに事件は起きる -後- 音調津の道々から国道に戻ったとき、北の広尾側へ戻るか、それとも南のえりも側へ進んでしまうか、一瞬だけ悩みました。しかし、南へ行ってしまうと、同じ国道をそのまま戻るのでなければ、天馬街道を越えないと十勝に戻れず、それは2時間以上かかってしまうため、素直に広尾へ戻る方向を選びました。
 仕事の移動でもなければ、来た同じ道をそのまま帰るのはイヤな性分で、なるべくひと筆書き的に往路と違う道を走るのが好きなのです。

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 広尾市街地の手前にあるのが「フンベの滝」。国道沿いの崖から滝が落ちていて、厳冬期はその滝が凍りつく「氷瀑」になることから、景勝地としても有名で、国道脇に駐車スペースも設けられています。
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 ただ、時期的にはもう遅く、だいぶ気温も緩んで来た3月なので、氷瀑の迫力はだいぶ失われ、ほとんどが流れる滝になっていたのは、ちょっと残念。
 ちなみに「フンベ」とはアイヌ語で「鯨」を意味し、昔、この近辺の浜に鯨が打ち上げられたことから、その場所での事象を地名にするアイヌの習慣で、この辺りが「フンベ」という地名になったらしい。

 そう言えば、先ほど山へ向った道の入り口に、気になる地名標識を見かけたので、もういちど戻ってみます。

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 「山フンベ」?
 直訳すると「山鯨」ですが、山に鯨がいるわけはありませんね。ゆるやかな山を、かたちが鯨に似ているからと「フンベ山」と名付けた例は十勝にもあるようですが、ここは裏山もなだらかではないので、海岸沿いの「フンベ」から山側に入った地域に、和人が「山」を付けたのでしょう。
 
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 果たして行ってみるとちいさな集落があり、ここが「山フンベ」のようです。そしてそこを抜けた先に、地元の漁協のものらしきサケ・マスの孵化施設がありました。さらに進んだところで、道はダートになり、明らかに造材用の林道入口になったので、ここで終了。引き返しました。
 おそらくは、林業のために開かれた集落なのではないでしょうか。古くから住まわれているらしい数件の家の軒先には、いずれも薪が積み上げられており、かつては製材所などもあったのかも知れません。
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 倉庫のカーテン代わりにしている日除けが、大漁旗なのが、海辺の町らしいところです。
 廃屋も点在していて、現在は寂しい感じですが、かつての北海道はどこも林業が盛んだったので、集落はもっと大きかったのでしょう。

 明治開拓期の北海道は、鉄路の根室線こそ比較的早くに敷設されたものの、内陸へ向かう幹線道路がほぼないという、現在では考えられない状況でした。そのため内陸地はほとんど空白地帯で、鉄道の駅はあるのに、そこから集落まで、馬すら通れないけもの道しかないため物資が運べず「駅から集落まで、馬が通れる道路を造って欲しい」と陳情がなされた、という逸話があったほどです。

 広尾町などの海辺は人が住みやすく、そこから街がつくられていった歴史からすると、この集落もかなり古くからあるものかも知れません。
 こういうちいさな発見は、ネットの情報やガイドブックには載らないので、現地を訪れて初めて分かるもの。そんなことが面白くて、こういう脇道探索が好きなのです。

 ここから北側にも集落があり、セメント工場のほかに、水産加工会社が何社かありました。これは、地域を流れる西広尾川と東広尾川に挟まれた合流地点で、きれいな水が豊富なのと、広尾港も近いことから、水産加工場がここに集約しているのでしょう。こういう生活感のある風景から、街が形作られた歴史が見えるようで、面白い。

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 加工場を抜けて、西広尾川に掛かる橋を渡ると、町営牧場があるらしいので行ってみましたが、当然この時期はまだ雪に覆われていて、雪原が広がっているだけでした。ただここ、日高山脈も近く、雪がない時期であれば、景色の良さそうなところなので、季節のいい時にもういちど来てもいいかも。

 牧場の先は行き止まりなのでいったん戻って、道々987号、豊似広尾線を走ってみます。実は事前に、地図でちょっとした峠が確認できたので、面白そうだと来てみたのです。

 が。
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 道々入り口から2㎞ほどはきれいに除雪されていたので、これは行けるな、と思っていたら、突然ゲートが現れて終了。なんと5月末まで、冬期通行止めなのでした。

 今回ここをいちばんの楽しみにしていただけに、ちょっとガッカリでしたが、まあこれも気まぐれ旅のひとつ。あらかじめネットで道路情報を確認しておけば良いのですが、あえて確認せずに現地に来てみるのも面白い…のは、言い訳で、確認を怠っていただけです。はい。(笑

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 ここからも、来た国道をそのまま帰るのはつまらないので、広尾の郊外から国道の東を海沿いに伸びる、道々1037号を走ります。長い長い直線道路は、道東らしい風景。そこから北へ牧草地を走る農道を抜けて大樹町、そして忠類へ向かいました。

 忠類では道の駅へ立ち寄ります。トイレ休憩と、ちょいとお買い物。
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 かわいかったのでシマエナガのクッキーをチョイス。忠類とはぜんぜん関係ないけど。(笑
 自分用ではなく、取引先が女性の多い部署で、いつもお菓子をごちそうになるので、お返しなのです。

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 ここからも、国道は通らずあえて農道をひた走り。横を通っているのは、帯広広尾自動車道。高規格道路も、速いのはもちろん、高いので見晴らしも良く、悪くはないのですが、せっかくなので、のんびり畑の中を走りたい。

 しかし、帰りも事件が起きてしまいました。
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 とある場所で、写真を撮るためにエスクを停めた時のこと。
 農道の路肩なので、ハザードランプを点けていましたが、ふと左後ろが点灯していないのに気づきました。これ、実は昨年もなんどか起きていて、毎回この左後ろだけ不点灯になることから、どうも入れているLEDバルブのボディが、この1個だけ微妙に細く、ガタによる振動で端子の接触不良が起きるようなのです。
 しかも、ノーマルバルブならば切れるとハイフラ化するのでわかりやすいのですが、LEDでは点滅速度が変わらないので、不点灯が分かりづらいのも困りもの。ふだんはガレージに収納する際に、壁の反射で点灯しているか常に確認する癖もついていて、先ほどクルマを降りた直後までは点灯していたのに。(泣
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 仕方ないので、道端で店開きして車載工具を取り出し、テールランプをバラすことになってしまいました。
 ほんのわずかな接触不良のようで、しかも今日は意地悪なことに、ソケットに差し込んだ状態では点灯していても、テールランプに戻すとまた不点灯になったりで、2~3回組み直す羽目に。
 しかも、どうも車両側のソケット端子も緩めな気配だったので、そちらの端子を起こしている最中、うっかりマイナスドライバーでショートさせて、ヒューズを飛ばしてしまう始末。いや、ハザードを点灯させたまま作業するほうが悪いんですが。(笑

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 ヒューズボックスは、運転席足元の狭いところにあるので、身体をねじ込んでヒューズの場所を見つけ、外したまでは良いけれど、ボックスには、予備のヒューズがありません。
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 確か助手席シートトレーに、予備のヒューズ類を入れてあったはず、と探して、ケースに入ったヒューズを見つけた…ら、入っていたのは標準ブレードヒューズです。エスクのそれは低背ヒューズなので合いません。ヒューズボックスからは、いろいろ電装品の電源を取っているので、その作業時に、使われているのが低背ヒューズなのはわかっていたはずなのに、なにやってるんでしょう。(←単なるお馬鹿

 このままだとハザードだけではなく、ウインカーも点かないので、仕方なく使わないETCの電源線から同じ15Aの低背ヒューズを取って、ハザード/ウインカーを復旧させました。

 応急修理を終えて走り出すと、もう日が傾きはじめています。ひとケタ前半と言え、マイナス気温での作業だったので、少し身体が冷え、ヒーターの温度を上げました。が…あれ?温風が出ない。そうです。ETCの電源は、実はヒーターファンのヒューズから取っているので、これを抜くと、ファンが作動しなくなるのです。ならばとシートヒーターのスイッチを入れたら、こちらも同系統なので作動せず。(泣

 …いったいなんの嫌がらせなんでしょう。

 ……はっ!あのタヌキの呪いか!?(笑

 まあ、止まっているのはファンだけで、ヒーターコントローラーは作動しているので、走れば走行風でわずかにヒーターが効いたのと、帯広市内が近く、30分ほどで最寄りのホームセンターに行けたことが幸い。遠隔地のなにもないところじゃなくて良かった。
 これは来週末には、再度テールランプをバラして根本的対策をしないといけません。

 そんなわけで、ドタバタ事件はあったけれども、美味いラーメンは食べられたし、そこそこ好奇心は満たされたし、なにより無事に帰投できたので、良しとしましょう。

 

 
Posted at 2024/03/14 21:54:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | ESCUDO | クルマ

プロフィール

「急に夏らしく暑くなってきた十勝。ちょっといろいろ仕事面でイライラが募っていた帰りに、スーパーに寄ったら、5歳くらいの男の子を連れたお母さんが、店外に出たところで「今日はムシムシするねえ」と言ったら、男の子が「虫虫?どこにいるのっ!?」と反応していて、癒やされた。(笑」
何シテル?   06/13 20:22
オートバイとクルマと、野遊びが大好きな「おやぢ」です。(^^ゞ 北海道のど田舎に住んでいます。どれくらい田舎かと言うと、地域で乗っている車種を言えば、...
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2011/04/27 21:50:38
 
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カテゴリ:震災支援
2011/04/10 23:28:28
 

愛車一覧

スズキ エスクード スズキ エスクード
外遊びの相棒として、約20年乗ったD21テラノの後継機として、2012年8月4日より就航 ...
カワサキ スーパーシェルパ シェルパくん (カワサキ スーパーシェルパ)
街乗りから林道散歩、ツーリングまでなんでもそつなくこなす、オールラウンダーな相棒です。 ...
スズキ ワゴンR あ~るくん (スズキ ワゴンR)
池から自転車で飛び出したり、自分でゴハンを炊いたりはしないけど「あ~るくん」です。(笑 ...
カワサキ KSR-II ちびくろ (カワサキ KSR-II)
1991年にわがやへ来て以来、林道探索に活躍。現在はそのコンパクトさと2ストの加速力で、 ...
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