歌舞伎の隈取ペイントと毒霧殺法で全米マットを震撼させた東洋の神秘ザ・グレート・カプキ衝撃の初来日(逆輸入)から35年経ったある日、航空自衛隊美保基地に歌舞伎塗装のC-1輸送機が飛来してくるとの情報を知り得ました。
今年春まで美保基地にいたC-1輸送機が入間基地に移管された後、第2輸送航空隊(入間基地)創設60周年記念塗装として歌舞伎の隈取ペイントを施されてたそうです。
その歌舞伎C-1が一日だけの美保基地里帰りを果たすとのこと。
歌舞伎の隈取塗装がされたC-1輸送機の存在は、ミリタリーマニアじゃないので全く初耳でした。
みん友でミリタリーマニアのジュゴン9さんが情報を教えてくれました。 ありがとうございます。
その歌舞伎C-1が何時に飛んで来て?何時に飛んで帰るのか?知りませんでしたが、とりあえず美保基地に行ってみることに。 美保基地滑走路(米子空港と共有)端の駐車場に到着の図です。
先客で見覚えのあるホンダ・トゥディRSがいました。 (RSはトゥディのホットバージョン?)
おははくなどで会う蒼空(そうくう)さんの愛車だった。 このとき本人の姿は無かったが後で出会う。
11時半に到着した途端のことでした。 何か飛んできた。
おっと、いきなり歌舞伎C-1がやってきた。
偶然ながら、これはものすごいグッドタイミングでした。
このC-1輸送機は、後継のC-2輸送機の運用が始まる今年春まで美保基地にいて、その後入間基地に移管されたうちの1機なのだそうです。
入間基地60周年記念で迷彩色から歌舞伎の隈取へと特別塗装施されました。 何故、歌舞伎?
地味な中堅レスラーだった高千穂明久が、渡米後に東洋の神秘ザ・グレート・カブキに変身を遂げたことがイメージ被ります。
なお、余談ですがザ・グレート・カブキの入場曲のベースは1982年映画『世界の空軍AIR FORCE’82 ドッグ・ファイト』のサントラ曲でした。
曲名も知らずに地元のレコード店に行くも、レコード置いてなくて買えなかったのが思い出。
着陸。 この後、滑走路から美保基地建屋のほうに。 そのまま視界から消えます。
あっという間のことでしたが、早くも歌舞伎C-1を見ることが出来てます。 ラッキーでした♪
これで満足して帰っておけば良かったです。
しかし、あっさり見れたことが逆に物足らなかったのか、再び離陸するのを待つことにしました。
これが・・待ち時間がひたすら長くて、次の離陸まで4時間も待つことになろうとはこのときは夢にも思いませんでした。
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待ち時間の間、たまに現れる他の航空機を眺める。
ソウル便のエアソウル航空機です。 滑走路は美保基地だけでなく米子空港も使用します。
陸上自衛隊のCH-47J輸送ヘリコプターが飛んできた。 CH-47Jの愛称はチヌーク。
今年春のCH-47J配備のため美保基地に陸上自衛隊の分屯地が開設されました。
海上保安部のヘリコプター「みほづる」も飛んできた。
美保基地には海上保安部もあります。
C-1後継のC-2大型輸送機が現れました。
この機体番号207のC-2輸送機は、
今年9月のC-2体験搭乗で実際に乗った機体です。
C-1よりもかなり大きな機体。
遠くに見える山は、今年が開山1300年祭の大山(だいせん)です。
コンデジ使用と自分の腕前にしてはきちんと撮れた1枚。
この日は2,3機のC-2が繰り返し飛んでました。 離陸と着陸の繰り返し。
歌舞伎C-1の次の離陸が4時間後になるとは知らず、ひたすら待ちながら他の航空機たちを眺め撮影する展開。 航空機の撮影には忍耐が必要だと次第に分かってくる。
T-400型航空機が着陸。 T-400も繰り返し飛んでました。
T-400は美保基地でお馴染みの航空機。
基本操縦練習機、輸送機、救難機などの用途で使用します。
時おり、金網フェンス越しに目の前を軽装甲機動車が行き来します。 警戒パトロール中?
機体番号208のC-2輸送機。
いつの間にかボクスターの駐車向きを変えてます。
愛車越しに航空機の撮影をしようという魂胆。
離陸待機中のC-2と着陸してくるT-400です。
C-2輸送機、滑走路に着きました。
離陸!
珍しく離陸の場面がきちんと撮れた。
今度はANA航空機の登場。
ANAも愛車越しに撮影。
次の歌舞伎C-1が飛ぶまで待ち時間が本当に長い。 何度ももう帰ろうかと思いました。
C-2輸送機の着陸。
C-2輸送機の飛行。
海上保安部のヘリコプター「みほづる」再び。
最初に歌舞伎C-1を見てから4時間が経って・・・
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そして?
これまでとは逆向きに滑走して離陸した航空機が?!
あれは?
歌舞伎C-1だ! 突然の離陸に油断しててピンボケしました。
ずっと待ってたのに逆向きに離陸してくるだなんて意表を突かれました。
行ってしまった・・。 入間基地へと帰還します。
しかし、歌舞伎C-1は真っ直ぐ帰らず、お別れの挨拶なのかサービスなのか、大きく旋回してまた戻ってきてくれました。
再び上空を通過してくれます。
お陰で今度はきちんと撮れた。
入間基地創設60周年記念特別塗装の歌舞伎C-1が見れるのは今年?(今年度?)だけ?
また元の迷彩色に戻ると聞きましたが? となると、美保基地で貴重な歌舞伎C-1を見れたことになりましたね。