アルトバンからジムニーXLに乗り換えて気が付けば2ヶ月ちょい。総走行距離も3000kmを超え、この車の良いとこ悪いとこが漸く分かってきた頃合い。
納車前に結構な量のパーツを買い込んでいたのだが、既所有の知人たちのお陰も有ってシミュレートは充分だったこともあり、フロントグリル以外は「買って失敗した」って物はありませんでした。
エボX納車の時は、足回りに関しては暫く乗ってみてから考えることにしたものの、エンジン関連はECUセッティングの都合も合って、納車早々に一気に変更したのだけれど、ジムニーの場合は「マフラー変えただけでエンジンチェックランプ」みたいなデリケートな制御はしてないらしく、エンジンピックアップ的には現状不満が無いこともあって、マフラーの後半部分以外は手を付けず。唯一、スロットルレスポンスが全然ダメだったので、ここだけスロコンを入れて調整したのみ。コレだけで大凡不満が無くなったので、多分今後も大きな変更はしないと思う。
脚に関しては正直不満が出てきてて、先ずバネレートが柔過ぎるのと、ダンパーの特にリバンプ側が好みでは無く、路肩程度の段差でも衝撃を吸収し切れてない感じが気に入らない。で、何か良い物は無いかと探し回るのだが、いわゆるジムニー用のダンパー&サスペンションキットの殆どがリフトアップ用の物ばかりで、ノーマル車高用のキットが殆ど無いのが困りもの。年間1.5万~2万km程度走行することになる車両なので、維持費や不意なトラブル時の不動期間の長短にも関わるので、シャーシに負担が掛かるインチアップは避けたいのが本音。現状ではkybかビルシュタインのノーマル車高用ダンパーにビーストRのZEROプラの様なバネを組み合わせる位しか選択肢が思い付かない。特にバネがねぇ、、、。エボXの時は選択肢が多すぎて悩みに悩んだのだが、今回は選択肢が無さ過ぎて悩みに悩んでおります。
心配していたカーゴ容積は、確かにアルトバンから狭くなってしまった感は否めないが、IPFのサイドストレージパネルとカーゴエクステンションを導入した事で大幅に解消された。宿泊が伴うならルーフキャリアも要るかなぁと思ってたが、チャリンコ積んでも結構余裕で荷物が積めたので、この点は現状では余計な出費が避けられそうで一安心。特にIPFのサイドストレージパネルは優秀。他にも似たような製品が出てるが、IPFのサイドストレージパネルのはハンドグリップ部分だけでは無く、シートベルトアンカーとも接続する構造になってて、コレにより引っ張り荷重強度がカナリ高い。折りたたみ自転車を縦置きにして、ラッシングベルトでストレージパネルに固定してるんだが、このベルトアンカーとの接続部が無かったらパネルが変形したと思う。
後付け電装品として、始めてデジタルバックミラーを使用してみたのだが、これが非常に便利で、もっと使いにくい物を想像していたので正直驚いた。特に薄暮~夜間の視認性の高さは浦島太郎。ジムニーに乗った直後に他の車に乗ると後方が見えなさすぎて不安になる位便利。
同じく後付け電装品のAtotoS8も、当初は使い勝手が悪くてガッカリだったのだが、カロの車載ルーターを装着してから激変。もう旧来のカーナビユニットには戻れないと思う。ジムニーのユニット取り付け部は、取り外しが非常に簡単な構造になってるので、4~5万でこれくらいの性能のディスプレイオーディオが買えるなら、新製品が出る度に交換して利用するのも苦にはならなそう。
燃費の面は、自分的には可も無く不可も無く。手元のガススタ領収書から察するに、満タンで500km程は余裕で走れてるので、概ね15km/l前後で走ってるみたい。アルトバンが20km/l程度で走ってたので、それに比べれば悪くなったが、JB64のAT乗ってる友人が満タンで400km位って言ってたので覚悟してたんだが、MTは燃費面ではATより随分と良いのかも知れない。
納車直後にタイヤをヨコハマのジオランダーX-ATに変更したんだが、実際乗ってみると拍子抜けする位ロードノイズが静か。もっとゴーーーーーっと五月蠅いのを想像してたのでコレは拍子抜け。もう一つの拍子抜けは舗装路のグリップの弱さ。アルトバンの感覚でコーナー入るとあっさりケツが出る。こういうゴツゴツしたタイヤはそういうものなんだろうと諦める。そもそも、レーダー探知機買うのが馬鹿らしい位に遅い車なので、端から舗装路のコーナーリング性能とか期待していたわけでは無いから問題無し。
で、この車の一番の売りである走破性だけど、僅か3000km走行しただけとはいえ、既に何度か此奴の性能のお陰で助けられた。仕事で様々な場所に出向くのだけど、場所によっては山の中であったり田んぼのあぜ道だったりと、地方ならではの道路事情も相まって、目的地から離れた場所に車を止めて徒歩やチャリで現場へ向かうなんてことが茶飯事だったのだが、軽規格の小ささと走破性の高さのお陰で、入れる場所がアルトバンの頃から比べると随分増えた。傾斜の付いた田んぼ脇のあぜ道に車駐めた時は、出ようとしてスタックしてしまったが4駆にしたらアッサリ脱出できたりってな事もありました。こういうところは、我ながら良い選択をしたなぁと自画自賛。
何だかんだで、結局のところ自分にとっては、とても乗り易く使い勝手の良い車です。
次はいよいよ、エボXの車検だなぁ。とうとう11年目の車検が来る。クソみたいな重課税される前の最後の車検。駆動系の油脂類含めて諸々交換の予定だし、効くけど超ウルサいブレーキパッドを変えようかとも考えてるので、ジムニーに金突っ込むのは暫く控えねば。
Posted at 2023/11/13 23:05:52 | |
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JB64 | 日記