![免許の意味 免許の意味](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/035/755/205/35755205/p1m.jpg?ct=818f394172fb)
今月初めに発生した事故の件。その後、相手も殊更痛みがどうということも無く、アルトバンは左目負傷・バンパー及びフェンダーに若干の凹みという傷を負うも、双方弁済すべき債務は発生せずということで、単なる物損(被害額ゼロ)という形で幕引きとなった。
で、どういう事故だったかというと、解決したので「ここまでは出せる」というギリの動画を上げてみる。
ジャスト衝突時は、ナンボ720p画角のドラレコと言えど、双方の速度が低すぎて相手の顔が思い切り解ってしまうので、相手も子供だし流石にカットした。
住宅街の狭い裏通りを低速で通行中、ブロック塀で全くのブラインドになってる向こうから、イキナリ目の前に小学生の自転車が飛びだしてきた。なんせ住宅街なので、何があるかワカランと低速で走行していたのだが、流石にこのツッコミは殆ど回避不能。ドラレコのレンズはかなりの広角レンズになってので、道路脇か飛び出してくる自転車が、私の視界に入るよりも少しだけ早く写っているが、実際は全く見えず、更に前輪が道路に出てきたところも丁度Aピラーが死角になっていて見えず。結果、発見してブレーキ踏んだのと激突はほぼ同時という具合。
で、直ぐに相手の状態を確認したのだが、先ず以て車より自転車の方が速度が出てたんじゃないかって位の双方低速だったことと、昨今の衝突安全性能の向上のお陰で、衝突の衝撃を殆どアルトバンが吸収してしまったことで、小学生は転倒することも無かった。衝撃を吸収した側のアルトは、先述の破損状況に至ったわけだが。
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/023/124/317/fd46161b91.jpg?ct=606156286c03)
痛いところもないということだったが、事故は事故なので直ぐにケガの有無をよく確認させつつ警察に電話。更に小学生から保護者の連絡先を聞き出して連絡し、更に契約している自動車保険の代理店に連絡。
しばらくして、保護者である母親と警察が到着し現場検証開始。ここでオモックソ役に立ったのがドライブレコーダーの映像。コレのお陰で現場検証時に言い分の食い違いなんかは一切発生せず、先ず警察側が取り敢えずケガもないって事で物損扱いで一旦処理してくれ、相手の保護者もノーブレーキでイキナリ飛び出した息子にコンコンと説教しておる様な状態でスンナリ話が済みそうだったのだが、、、
担当の警察官から
「では、調書の上では、ドライバーさんの前方不注意ということで、そこに自転車が飛び出してきたという事故として処理します」
と言われ、流石に「え?」と言い返すことに。
「自転車並みの極低速で前方を注意しながら走行していたが、あの状況で歩行者ではなく軽車両で飛び出されては避けることは出来ませんよ」
と反論したりしたんだが、所謂 反則金なんかの行政処分上は交通弱者が優先になっているので、事故調書として弱者側に主原因を持たせる書き方が出来ないとか何とか。万が一人身事故となった場合でも行政処分上は同じ。その時言われたのが
「お気持ちは解りますし、同じ状況なら私も多分避けることが出来なかったろうと思います。が、運転免許とは、そもそも基本的に禁止されてる自動車の運転について、様々な責任を負うことに免じて許可を与えている許し状なんですよ。なので、調書では運転手さんの前方不注意と書かざるを得ない。まぁ、子供さんもケガはないようだし、病院に行く必要が無い限りは物損扱いとしておきますから」
とのこと。まぁ、多分そうだろうなぁとは知ってましたが、これで安全運転義務違反で2点減点とかにされたらタマラン訳ですが、加点されるか否かは今後の運次第ですな。
ただし、今回は結果としてそういう話にまでならなかった(アルトの破損弁済は放棄した)が、これが刑事処分や損害賠償などの民事的事案となると話は別。こちらに関しては、どちらに主要因があったが法律や過去判例に基づいて双方の過失割合が決められることとなり、場合によっては車側が無罪って事もある。要するに、行政・刑法・民事の三つの異なる判定が下される中、行政処分という点においてのみは、車対交通弱者の事故発生時点で自動的に車が責任を負うようになっとるという事だ。
まぁ、こんな事が有ってもここでグダグダ書けるってのは、そもそも相手にケガがなかったからであり、改めて住宅街では何があるかワカランと極低速での走行を普段から心掛けておいて良かった。人跳ねて人生終わったらシャレにならん。
・・・・・にしても、やはり歩行者とはそもそも移動速度が違うんだし、自転車でも相手を跳ねて大怪我させたり死なせたりすることが問題になっとる訳だから、一方的に何でもかんでも車が悪いってルールは、今の時代にそぐわないと思うんだが。
その後、菓子折持って相手の家に改めて御見舞いに窺い、あとは保険会社に丸任せにしておいたのだが、そのまま単に自転車にアルトがぶっ壊された出来事として話は済んだようだ。なので、金銭の遣り取りが発生しなかったことで、取り敢えず等級下落と掛け金割増しの悪しきペナルティの餌食には成らずに済んだ。相手が子供が跳ねられたって事でありながら騒ぐこともなかったのは、ドラレコの動画で自分の息子がノーブレーキで道路に飛び出したことがハッキリ解ったからであり、やはり万が一に備えてドラレコって積んでおいて良かったと改めて思ったのであった。
Posted at 2015/05/27 00:48:59 | |
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アルトバン | 日記