ちょっと思うところあって、エボのサクションパイプを変えてみた。ホットワイヤー式のエアフロで連続位相可変型のバルタイ積んでるって事なので、エアフロセンサーより前は弄ると拙いだろうが、サクションならホース抜けに気を付ければ先ず大丈夫なんじゃないかと。ダメなら元に戻せば良いだけだし。念のため、パーツ変更の影響の有無を見るべく導入しようとしたのがHKSのOB-LINKであったのだが、内部プログラムの問題で一旦HKSに送り返していたところ、今日になって届いたので漸く作業することが出来た。

HKSのOB-LINKを先ず取り付け。最近スマホを変えたので、ついでにナビとのペアリングもしておいた。ソニエリのSO-04Eを使い始めたのだが、このスマホ、車載には少々難あり。というのも、本体横のど真ん中に電源スイッチがあって、車載用ホルダーを通常通りに使用すると電源スイッチが固定アームで塞がれてしまうのだ。仕方ないので少しシフトして横向きに装着するしか無いのだが、OB-Linkはそもそも画面横向きにしか対応していなかったので結果オーライ。
インスト通りペアリングしてデバイス設定して通信設定して無事稼働。各種設定値をエボに合わせていくのだが、メーカーは適合表は提示してくれても各車種別のデフォルト数値までは提示してくれていない。なので、ワーニングの設定等は整備書やらで自分で調べて入力する必要があって、この点が少々面倒だった。
アルトバンではTorqueを利用してるが、このOB-LINKが単なるリアルタイムロギングなら、Torqueと比べるまでもなく価格分の価値は無いだろうと思ってたのだが、ロギングした過去データをCSVに変換したりグラフ化したり出来ることが解り、これは便利だと素直に思った。ただ、スマホの電力をアホみたいに食うので常時充電結線する必要があるのだが、現状のUSB充電端子ではアンペアがちと足りない事が解り、早速密林に2100mA対応コンセントを発注。現状コンソールに埋め込んでるUSBコネクタは、これを機にナビのUSB端子として使うことにし、アクセサリーソケットに発注したコネクタを装着することとした。この作業ではセンターコンソールを外す必要が有り、ならついでにサブウーハーを付けてしまおうと、なんだか芋づる式に買い物をさせられてしまった。自宅に着弾するとカミさんの機嫌が悪くなるので、友人に頼んで友人宅に届く様に手配した(笑)

サクションはBLITZのを選択。形状もマトモだし、価格もそんなに高くないし、なんか問題あったときに後戻りしやすいと思い選択。交換してみて解ったのだが、純正のサクションはゴムみたいにプニプニなんすね。もっとABS樹脂の様に硬いのかと思ってた。
もっと簡単に交換出来ると思っていたのだが、ホースバンドを締める為の工具をなかなか差し込めず意外と苦労した。ブローオフは一旦外したがストラットバーも外した方が楽だったかもしれない。ECUやってもらったショップのHPに、このキットのブローバイホースが抜けやすいというレポが有ったのだが、今はサクション側のエルボーの部品も変更され専用の抜け防止ホースバンドも付属されているので、メーカー側が対処したのかと思う。ホットワイヤー式エアフロは、通過した空気量をセンサーの温度変化を一定に保とうとするときの電圧で計測するものだが(日産のSRやRBエンジンと同じ)、測定結果に推測が含まれているので、二次エア吸ったり吸気漏れが起きたりすると実際の状態と推測値との誤差が大きくなりすぎて空燃費に大きな影響を与える筈なので、パイプ関係の抜けには注意が必要。慎重にかつシッカリと取り付けしたつもりではあるが、当面は逐一チェックを怠らない様にしよう。
当初はインタークーラーパイプも交換しようと思っていたのだが、純正のパイプはゴム製で圧によって変型するところを金属製に変えることで変型しない様にしてレスポンスを上げるという謳い文句が載ってて、それなら逆に想定以上の負荷が掛かってもパイプが変型することでパイプ抜けやシリンダーに無理矢理エアーがぶっ込まれたりするのを或る程度相殺してくれるって事でもあるんじゃないの?と思うところもあり、今回はとりあえずサクションだけにしておいた。
装着前と装着後でOB-Linkのロガー機能使って早速エアフロ電圧やらO2電圧やら比べてみたのだが、大して違いは無い様だというか解るほどの違いは確認出来ず。サクションがゴム製から金属製に変わったことで、吸気音が室内から聞いてても解るくらい変化したのが一番解りやすい変化だった。と言うか、予想外に吸気音の聞こえ方が変わったので、体感含めて何かしらサクション変更による効果が有るのか無いのか判断が付かなくなってしまったというのが正直なところ。
っつーことで、今回の一番の収穫はOB-LINKが意外と使えるということが解った事と、エアクリボックスからタービンまでの配管の外し方が解ったという事であった。
Posted at 2013/06/23 01:53:42 | |
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