6月19日(日)・5日目
今日はAYAの北海道旅行最終日、帯広で観光&グルメします♪
でもその前に、こちらのホテルにはモール温泉掛け流しの大浴場があるので朝風呂しました。モール温泉は植物起源の有機質を含んだ黒い温泉で、2005年の初北海道ドライブでも十勝温泉で入りました♪
まずは「愛国駅」へ♪
愛国駅の名前は明治末期の開拓者が集まって愛国青年団と名乗った事からこの地区を愛国というようになり、広尾線開通時に愛国駅となったそうです。
駅舎の中はミニ鉄道博物館になていています。
昔の運賃表、東京都区内の表示もありますが、当時はどれくらいの時間が掛かったんでしょうね!?
ホームには広尾線で活躍していたSLも展示されていました。
昭和40年年代に「幸福への旅~帯広」という番組で愛国駅と幸福駅が取り上げられ、当時は広尾線の「愛国から幸福行き」の切符が爆発的に売れるという一大ブームになったそうです。
そのブームになった「愛国から幸福ゆき」の切符モニュメントと記念撮影♪
愛国駅から「幸福駅」へ♪
勝手に隣駅だと思っていたら、間に1駅あったようで結構離れてました。昔懐かしい木造の駅舎跡は旧国鉄広尾線の面影をそのまま残す施設で幸福駅のシンボルだそうです。
駅舎の中は幸福を願う観光客の皆さんのメッセージを書いた記念切符が、所狭しと貼られています。
皆さん幸福になれましたか?
「幸福の鐘」、駅舎の前に設置されている鐘で、幸せが舞い込むという噂があるそうです!
「旧広尾線車両」と「幸福駅プラットホーム」は修復作業中でした。
当時の面影を残す施設だけに修復作業中だったのはちょっと残念でした。でも旧広尾線車両と幸福駅プラットホームも2つあるので、両方同時でなくても良かったのでは思いました。
実は昔誰かからお土産で愛国から幸福ゆきグッズを貰った事もありました。
そんな事もあって北海道の中ではかなり来てみたかった観光地の1つだったので、今回訪れる事が出来て良かったです♪
帯広に戻って昼食は「元祖 豚丼のぱんちょう」さんです♪
帯広名物の豚丼、その発祥の店「ぱんちょう」さん、週末は行列必至かと思ったら2組待ちでした。でもうちが食べ終わる頃には30人以上が並んでいたので、この時期でこの行列はやっぱり凄い人気なんですね。
こちらではご飯の量は同じで肉の枚数だけ違うそうです。松(4枚)・竹(5枚)・梅(6枚)・華(8枚)、松よりも梅が豪華なのは創業当時の女将が梅さんという方だったからだそうです。
うちは華(8枚)と松(4枚)、味噌汁は別だったのでなめこ椀を1つ注文しました。
「豚丼 華」、どんぶりからお肉がはみ出しています♪
蓋を開けると8枚の豚肉が花を咲かせたようです!
炭焼きされた香ばしさに食欲をそそられます。肉は程よい厚さと歯ごたえ、脂身の甘さがたまりません!タレもご飯が進む程好い甘辛さでめっちゃ美味しい!!!
「豚丼 松」、めっちゃ美味しいので女性でも軽く梅や華を食べられると思います!
帯広駅の駐車場を利用したので、そのまま駅周辺を散策しました。
そして帯広競馬場へ♪
「ばんえい競馬」が行われているのは、現在は世界でここだけです!
「ばんえい競馬」は鉄ソリを馬に曳かせ、途中に2ヶ所の障害(坂)のある全長200m直線コースで競うレースで、平地競馬とは違い、スピードだけではなく、馬の重いものを引っぱる力と持久力そして騎手のテクニックが必要だそうです。
このレースは北海道開拓に活躍した農耕馬で農民たちがお祭り競馬として楽しんでいたものがシステム化され現在の形に発展したもので、35年以上の歴史をもち、北海道をが育てた世界でたったひとつの「ひき馬」競馬として注目を集めているそうでう。
ばんえい競馬のゆるキャラ「リッキー」くん!
バックヤードツアーの申込みに間に合いました。
観光や昼食の行列などで時間も読めないし、当日申込みで限定20人と少人数なので無理だと諦めていました。でも13時が1レーススタートだと思っていたら13時が開門で、結局開門直後に帯広競馬場に着いたので参加出来る事になりました。
バックヤードツアー参加前に第1レースを予想、とりあえず単勝でAYAが5番、僕が3番の馬券を購入しました。
参加証をもらってバックヤードツアーのスタート!
装鞍所(そうあんじょ)
競馬の校正確保のために出走馬の馬体検査、蹄鉄の検査、馬の健康状態をチェックする所で、この奥に厩舎があってそこから次レースの出走馬が連れてこられ、入り口で馬体重の測定もされるそうです。
出走馬に間違いがないかも確認されるそうですが、その確認方法は毛色や白額(シロビタイ)や旋毛の位置などと、結構アナログなんですね。
次レースの出走馬たちはレース枠順に並んで、時間になるとパッドクに移動していきました。
この後はバスに乗って車内からの見学になります。
まずはコースを横切ります。普通は横からしか見ることが出来ないので、縦に見られるのはバックヤードツアーならです。
練習用ソリ置き場、馬は暑さに弱いので朝方涼しい時間に練習しているそうです。
バスは厩舎エリアへ
丁度馬を外へ出す時間で、間近に見る事が出来ました。大きな馬はサラブレッド(約500キロ)の倍近い大きさです。
装蹄所、競走馬は1ヶ月に1回程度蹄鉄を新しくしているそうです。
装蹄師さんの作業風景が見られたのは運が良いそうです♪
これがばん馬用蹄鉄、左が夏用で右が滑り止めタイプの冬用、下のがサラブレッド用なのでその大きさの違いにビックリでした。
検体所、レース終了後に不正や違反が無かったか、馬や騎手を調べる所。
馬頭観音、無くなった馬を供養する神社。
バックヤードツアーの最後は3階にある旧実況席からの第1レース観戦、こんなサービスまでしてくれるなんて凄いですね!
いよいよ第1レースのスタート!!!
初めて見るばんえい競馬、スタートダッシュする馬や障害で先に仕掛ける馬、どういうレース展開が有利なのか全然分からないのでハラハラドキドキでした。
そのレース結果はAYAの5番は惜しくも2位で、僕の選んだ3番は最下位でした。(笑)
最後にクリアファイルなどのお土産を貰ってバックヤードツアーは終了、予想以上に楽しかったので参加出来て良かったです♪
第2レースはコース横スタート付近観戦。
単勝馬券でAYAの投票馬は2着、僕の投票馬は着外でした。
そして第3レースもAYAの投票馬は何と3レース2着で、僕の3連複は箸にも棒にも引っかかりませんでした。(笑)
ここまで2人とも的中していないので、競馬場内ある十勝輓馬神社へお参り。
ばん馬の蹄鉄が御神体として祀られている神社で、交通安全、合格祈願、厄除祈願、恋愛成就、商売繁盛、勝負運向上、健康祈願、安産祈願、五穀豊穣、金運向上と様々な御利益があるというので必勝祈願しました!
そしてうちにとっては最終の第4レース、最後はスタンド最上段観戦する中で運命のスタート!
馬券的中も気になるところですが、重さ500キロを超えるソリを引いて頑張る馬たちを一生懸命応援しました。
だから結果それほどはね…AYAの単勝予想は4連続2位ならず、最後は3位でした。結果は残念でしたが、バックヤードツアーと久しぶりの競馬、とっても楽しかったです♪(笑)
十勝、帯広はアニメ「銀の匙」の舞台で色々なところにポスターがありました。
アニメにはばんえい競馬も登場するので、競馬場内にもグッズがありました。
AYAをとかち帯広空港へ送る途中、AYAが見つけておいた地元で人気の「ますやパン」さんで夕飯用に焼きたてパンを購入しました。
とかち帯広空港に無事到着、最後のお土産探しをして全て終了です!
ここでAYAに帯広から苫小牧の天気を調べてもらうと深夜から大荒れの天気になるという事、AYAを見送った後近くの道の駅で車中泊する予定を変更して、飛行機の離陸前に僕は急いで苫小牧に向かいました。
僕が空港を出発した後、AYAの乗る576便は20時15分に離陸、定刻通りに羽田空港着いて、京浜急行、大江戸線を乗り継いで帰宅、これでAYAの北海道グルメ&ドライブは終了です!
6月19日(日)・5日目
愛国駅→幸福駅→昼食・元祖豚丼ぱんちょう(豚丼華、豚丼松、他)→帯広競馬場→バックヤードツアー→ばんえい競馬→ますやパン→とかち帯広空港→AYA@帰宅