
以前、クラッチ板を交換後、
慣らし進捗確認をしましたが、
その後、100kmほど走ったので
再度、確認してみる事にしました。
(と、言うのは建前で、前回のブログで
クラッチの削れ具合の画像を残していなかったので、
再度、ブログにしてみました。(笑))
早速、バラします。
まず、

アンダーカウルを外して、

クラッチカバーのボルトを外します。
余談:
DUCATI916は乾式クラッチなので、そのまま外していますが、
湿式クラッチの場合、オイルを抜いてから作業しないと漏れてきます。

カパッ(クラッチカバーを外す音)
赤色の部分がクラッチです。
クラッチカバーの内側は

前回、掃除してから100km前後なので
そんなに汚れていませんね。
でも、

パーツクリーナーで綺麗にします。
余談2:
ヤマハ製のパーツクリーナー、
ナップス(バイク用品店)の初売り時に2年連続で購入している
「福缶」に入っていた物です。
ここからメインのクラッチ分解。

ボルトを6本外します。

外したらトレーに載せておきます。
(左側が外したクラッチスプリング)
今、使用中のクラッチスプリングも長年、使用しているので
多少はヘタッていると思い、
新品を用意しました。
(新品はアエラ製です。)

新旧比較。(左が新、右が旧です。)
新品の方が短いですが、

バネの太さは新品の方が若干、太いです。
スプリングの巻き数も新旧共に同じ8回巻きですね。
旧スプリングはどこのメーカー製だったのか忘れてしまいました。(笑)
もしかしたら純正かも?です。(多少、サビてますし。)
話を戻して、クラッチ分解の続きです。
クラッチスプリングを外したので、
次に、

プレッシャープレート(左手で持っている赤色の部品)を外します。
続いて

スチールプレート(左手で持っているリング状の部品)を外すと

一番外側のフリクションプレート(クラッチ板)が見えます。
茶色になっている部分が擦れ合っている部分。
まだ、あまり削れていませんね。
クラッチは「スチールプレート」、「フリクションプレート」が
交互に複数組まれているので順番に外していくと、
真ん中辺りでは

良い感じで削れてきてますね。
最後のプレートになると

このプレートは、ほぼ表面が削れているので慣らしも終わりに近いです。
上で書きましたが、
クラッチはスチールプレートとフリクションプレートが交互に組まれているのですが、全体図は

こんな感じです。
説明書に書いてありましたが、
STM製スリッパークラッチの合計幅は36.5mmで使用しなければならないので、ノギスで測定します。

まだ、36.5mmありました。(喜)
慣らし分も削れていないので当たり前ですけどね。
余談3:
今回、使用したノギスは100円ショップで購入しました。
デジタルノギス(液晶にデジタル表示するノギス)も
所有していますが電池切れでした(笑)
今回、確認して再認識しましたが、
エンジンに近い方がクラッチはよく削れますね。
(エンジンからの回転を一番最初に受け止めるのが
エンジン側だからだと思いますけど。)
綺麗にクラッチを掃除した後、

順番を変えながら組み直しました。
その後、
新しいクラッチスプリングで組み直せば

クラッチ、完成です。(^-^)
(ベアリング部分にグリスアップもしておきました。)
ところで、
旧クラッチリテーナー(スプリングを押さえているカラー)は

かなり削れてボロボロになっていました。
お疲れ様でした。m(_ _)m ペコペコ
組み直したら走りたくなるものなので、
早速、試走へ行って来ました。
アエラのクラッチスプリングはクラッチの握る重さを軽減してくれるものなので、効果はどうかな?
と思っていたのですが、
最初にクラッチ握った時の感想。
「ほぼ変わっていない」でした(笑)
と、言う事は旧スプリングも他メーカーの軽減スプリングだったのでしょうね。
あと、
クラッチが扱いやすいのもあると思いますが、
ジャダーが少し減ったような気がします。
まぁ、こればかりはクラッチ板の慣らしが終わるまでは結果が出せないですね。
なので、気長に行きます。
試走に出発後、近所を一周して問題なさそうなので、
クラッチの慣らしもあるので距離を走って

いつもの道の駅「さんわ182ステーション」まで来てみました。
クラッチは半クラッチ時にジャダーが出るだけで、
繋いでしまえば問題はないので快適に走れました。
道の駅に到着するまでのワインディングで
交換したクロモリシャフトの効果も試してみましたが、
感想的には
ん??
ちょっと違うのは判る。
少しだけしなやかな脚周りになったのかな?
(段差を乗り越えた時の衝撃とか、コーナリング時の
横Gの逃げ方とかが変わった感じ。)
以前より楽しく走れる方向に変わったので、
良いカスタムだったと実感しました。
道の駅からの帰り道に気付いた事。
いつもだと、手首が痛くなるぐらいの距離を走っているのですが
痛みがいつもの半分ぐらいでした。
これもクロモリシャフトに交換した結果なのか、
自分の体が916に乗るのに慣れてきたのかは判りませんが、
クロモリシャフトのお陰だと言う事にしておきます。
今回、試走していて思ったこと。
最近、暑くなってきましたね。
今回の試走で、水温計が100度まで上がりましたし。
(アルミラジエタータンクは噴き出すことなく安定してました。)
と、言う訳で、夏仕様に変更です。
暑いとクラッチ板も歪んでくるので
クラッチカバーを純正から

穴開きクラッチカバーに交換です。
(穴が開いているので冷却効率も上がります。)
乾式クラッチの音が大きくなるので、夏以外は純正を使用してますけどね。
夏仕様のクラッチカバーは

NCR製チタンクラッチカバー
以前、カーボン製を使用していたのですが、
もしもの転倒時とかにはクラッチまでダメージを受けそうだったので
チタン製を使用する事にしました。
(これもこれで曲がりそうですけどね。(笑))

早速、装着しました。(^-^)
クラッチ本体がクラッチカバーに当たらない事を確認するためにエンジンを掛けます。

クラッチ、回転してます。
当たっている音はしないのでOK。
夏の間はこのクラッチカバーで過ごします。
余談4:
うちの916ガレージには昼間、たまにヤモリさんがいて、
開放型クラッチカバー内に入るとエンジン掛けた時に
スプラッターな事になるので、
走る毎にノーマルから開放型に変える事にします(笑)
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DUCATI916 | 日記
Posted at
2019/06/23 10:09:47