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2023年02月21日

車検準備と車検_2023【MVアグスタF3】

車検準備と車検_2023【MVアグスタF3】 だっくは基本的に、
車検が必要なバイク(251cc以上)
「DUCATI916SPS」と「MVアグスタF3」
は陸運局(検査場)に持ち込んで
自分でユーザー車検を通しています。

まず、
F3の車検時期が来たので
ユーザー車検を受けるための準備をします。

車検の度に書いていますので変わり映えしない内容です。(笑)

うちのF3、現状では車検に通らないので
車検仕様に変更です。


早速、作業開始。

今回、マフラーの出口が見えるレイアウトで撮影してみました。

最初に

左右のアンダーパネルを


外します。

次にブレーキペダルの支柱になっているボルトを外して

ブレーキペダルをフリーにします。

ブレーキペダルの支柱ボルトを外す理由は、
ペダル奥側にマフラーの触媒固定ボルトがありまして、
装着した状態だと触媒固定ボルトにアクセスできないので
フリーにしています。

余談1:
 今回から作業用グローブ(ニトリル製)を使用してみたのですが
 結構、良いですね。
 切り傷とか溶剤から手を守ってくれますし、
 グリップ力も良いですし、
 薄いので素手で持った時と感触が変わらないので、作業しやすいです。



次に

右側ステップを外します。

足を載せる部分の下側にあるボルトが触媒固定用の一箇所目です。


触媒を固定している左右のボルト(フレーム下部分)を外して
触媒を後ろ方向へ引き抜けば

触媒&サイレンサーが外れました。

こちらは本国(イタリア)仕様のサイレンサー。

本国仕様ですが、純正なので

「MVアグスタ」のロゴマーク刻印も入っています。


以前、F3には
ヤマハ車両に搭載されている排気デバイス「EXUP」と
同じものが搭載されていると書きましたが、

前回、撮影した画像では判りづらいと思いましたので、もう一度載せます。

エキパイ部分を後方から覗き込むと

こんな感じで、内部に弁がモーターとワイヤーで制御されて
アクセル開度に合わせて開いたり閉じたりしています。

触媒を外した機会に撮影してみました。




本国仕様触媒に装着されているヒートガードは
日本仕様触媒に移植するので外します。

ここで

「日本仕様」(上)と「本国仕様」(下)の触媒比較。


本国仕様は触媒とサイレンサーが一体化のレイアウトですが、
日本仕様はサイレンサーと接続するためのエキパイが一本出ているだけです。

画像を見ていると、
本国仕様も日本仕様と同じ物へ
二本をダミーとして溶接しているような感じに見えますが、
三本ともマフラーの出口は機能していますよ。

証拠として、

横から見たこちらの画像、
出口部分が3本とも、黒くなっているでしょ。


日本仕様触媒にヒートガードを装着した後、

逆の手順で車両に装着します。

あとは

日本仕様の長いサイレンサーを装着すればマフラー交換は完成なのですが、
サイレンサーが装着されているステーの先はシートレールに固定するレイアウト。

ここには本来、タンデムステップが装着されている箇所なので
車検仕様にするため

タンデムステップと共締めすれば車検仕様完成です。(^-^)

ちなみに、車検に通らない部分は「タンデムステップが無い」事だけです。
マフラーは本国仕様でも音量、排ガス検査は問題なく通りますが、
見た目で検査員さんに何か言われるのも嫌なので戻しているだけです。(笑)

ショップで聞いた話だと、
車検場では年式毎の新車状態の車両画像を見ることが出来るみたいで、
サイレンサーを違う年式に変えていたら「画像と違う」判定で
落とされる可能性があるらしいので、面倒でも元に戻すようにしています。

余談2:
 F3の2013年式だけ日本仕様マフラーも本国仕様と同じデザインの
 ショート管3本出しレイアウトマフラーですが、
 出口部分の径を絞って細くしてあるらしいので、
 フルパワー化するためにはマフラー交換は必須です。


以前、

シングルシートカウルに交換していたので
こちらも車検に通らない部分でしたが


シートバッグを載せた時、
シングルシートカウルでは不安定で、タンデムシートへ戻した為、
タンデムシートはあるのにタンデムステップだけ無い状態でした。

日本仕様のサイレンサー出口には

バッフルがCリングで固定されていて、
バッフルを外すだけでフルパワー化対応マフラーになるみたいですよ。
(フルパワー化はCPUを本国仕様マッピングへの書き換えは必須です。)




以前、F3をメンテナンスに出した


「福山市松永」にあるMVアグスタ正規ディーラーの「モトワークス」さん。

メカニックさんが当時、F3でレースに参戦していて、
自分でエンジンをオーバーホールしたり、
CPUの書き換えをしていたらしいのですが、
アグスタ本社から送られてきたCPUマッピングの中に
「ワークスマシン用」が入っていて
レース用車両のCPUを書き換えてみたら
エンジンが別物の様に回るようになって
純正ラジエターではオーバーヒートしてしまう程の
エンジンの熱量だったみたいです。

それを聞いて、
ワークスマシン用マッピングは
エンジン性能の限界ギリギリまでパワーを引き出せますが
レース毎にエンジンをオーバーホールするぐらいでないと使えない
エンジン寿命を一切考慮しない短期決戦用なのですね。

だっくは
本国仕様マッピングで満足しているので
話を聞いただけでお腹いっぱいです。(笑)


話が随分、脱線しました。
戻します。


車検仕様が完成したので、ネットでユーザー車検予約。

車検予約日、
車検場(陸運局)へ向かいます。

書類を2枚、貰って記入後、
「自賠責」を2年分購入。

そして、
車検受付。
「重量税印紙」、「検査登録印紙」、「審査証紙」
を購入後、書類に貼り付け。


受付も完了しましたので

いざ、検査レーンへ並びます。

今回は、うちのF3込みで4台居ました。

だっくは3台目。

目の前には赤男爵さんのブルゾンを着たお兄さんが。

余談3:
 検査レーン内は撮影禁止なのでこちらの位置で撮影してます。


ご連絡。

ユーザー車検の内容は
今まで、何回も書きましたので、省略します。
気になる方は過去ブログで確認をお願いします。 m(_ _)m ペコペコ


そして、

無事にユーザー車検、一発合格。(喜)


いつもの様に
車検合格祝いで

コーヒーで乾杯。

以前の様に飲むヨーグルトにしたかったのですが、
全て売り切れでしたのでコーヒーになりました。(笑)

で、

今年から車検証のサイズが変わったことは皆さんご存じだと思いますが、

コーヒーと比較してサイズ感がこちら。
かなり小さいですよね。

旧車検証がA4サイズで、新車検証がA6サイズなので
4分の1になりました。

使用者の名称は記載されていますが、それ以外の個人情報は
全て削除されました。
(車検満了日も消えてます。)

ただ、
同時にもう1枚「自動車検査証記録事項」書類も貰っていて
そちらには個人情報を含むすべての記載があります。
(車検証から消えた車検満了日はこちらに記載されてます。)

これで、また2年、乗れますよ。(^-^)

F3さん、
これからもよろしくお願いします。 m(_ _)m ペコペコ

今年はコロナの対応も落ち着きそうですし、
思い切り乗りますよ。(燃)


備忘録:
 今回のユーザー車検費用
 ・自賠責    8700円
 ・重量税印紙  3800円
 ・検査登録印紙 500円
 ・審査証紙   1300円
 合計      14300円
 今までユーザー車検を受けてきた中で最安値更新です。

 前回のF3の車検代「14770円」が最安値でしたが、
 470円更新しました。
 自賠責が安くなって9000円を下回ったのが効いてますね。



ここから余談的なお話。(笑)

車検仕様にするために外した

本国仕様マフラー


車検毎にヒートガードを移植するのも面倒なので、

半年ほど前に

社外品のカーボンヒートガードを購入しました。

ちなみに、こちらのヒートガード、イタリア産です。

裏面には

断熱材としてアルミテープが貼ってあります。

で、

マフラー本体に仮合わせしてみると、

・・・
・・・・
・・・・・

合わない。

ヒートガードはネジ3か所で留めるのですが、
どうしても1か所だけ縦方向にネジ穴がズレます。

まぁ、
海外製の社外品でカーボン製品なんて、
ズレていて当たり前です。

なので、取付穴を広げる為、

金属ヤスリでゴリゴリ削ります。


うん。
広がりました。

早速、取付してみます。

ゴソゴソ(取付音)


おぉ~

カッコ良くなった。(満足)

ネジを装着すると
ネジ穴が全て隠れる範囲で削って調整しましたので
とても良い仕上がりになりました。

これで、次回の車検仕様変更作業から
ヒートガード移植作業が無くなるので
時間短縮になります。

なにげに、ヒートガードを装着するための
クリップナットまで移植するので
地味に時間が掛かっていたのです。
ブログ一覧 | MVアグスタ F3 | 日記
Posted at 2023/02/21 14:40:46

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この記事へのコメント

2023年2月22日 0:26
車検お疲れ様でしたm(_ _)m

車検証小さくなりましたね。
車検代も最安値更新ですか。

916系もですが、ヒートガードはカーボンが良いですよね(^-^)
コメントへの返答
2023年2月22日 7:54
コメントありがとうございます。

916もF3もユーザー車検を受けていますが、
毎回、新しい発見がありますので新鮮な気持ちで受けれます。
(ブログネタにもなりますし。(本音(笑)))

実は今回のユーザー車検、
検査員さんから
「操作方法は判りますか?」と聞かれて
「何度か車検受けていますので大丈夫だと思います」との返答で、
一人で機械を操作して検査してました。

車検証、小さくなりました。
これでバイクにも載せやすくなりましたね。
車も同じサイズらしいので、車検証入れも新型の小型サイズが販売されそうな気がします。
自賠責保険が安くなりましたので、車検を受けるとしたら今年はお勧めです。
以前、バイクショップから「2023年は自賠責の金額が上がる」と言われていたので、逆に驚きました。(笑)

カーボンの方が熱を通しにくいのでヒートガードとかサイレンサーに最適な素材ですよね。
なにげにカーボンサイレンサーの装着時の排気音が好きだったりします。
2023年4月11日 17:13
初めまして。やっぱいいですね。自分である程度メンテしたり、車検も取られる方がいらしたとは、いつかは乗ってみたいF3、勇気づけられます。あの一本マフラーの謎がやっと解けました(笑) やっぱり3本じゃないとダメですよね~
コメントへの返答
2023年4月12日 11:56
初めまして。

コメントありがとうございます。
幼少の頃から機械いじりが日課でしたので、バイクに乗り始めた時から自然と整備する様になりました。
MVアグスタF3は外車ですが、国産車と同等ぐらいの感覚(ほぼメンテナンスフリー)で乗れますよ。
F3の気を付ける部分は「バッテリー充電」と「2万km毎にリアハブベアリングのグリスアップ」ぐらいです。
バッテリーはエンジンOFF状態でもCPUが電源を使い続けているみたいですので、一カ月後には、ほぼ充電容量がゼロになります。
うちでは常に充電器を繋いでいてバッテリー上がり対策してます。
リアハブベアリングは2万kmぐらいでグリス切れになるみたいなので分解後、グリスアップが必要です。
上記の2点さえ気を付けていればトラブルなく乗れると思いますよ。
是非、MVアグスタの世界へどうぞ(悪魔の囁き(笑))

一本マフラーは輸入時に装着されていましたが、納車時には既に本国仕様の3本出しマフラーになりました。
うちのF3は675ccですが、現在、新車は800ccしか販売されていないみたいですね。
(アグスタのウェブサイトを見て、金額がうちのF3の2倍ぐらいに跳ね上がっているので驚きました。)

プロフィール

「以前、福山駅にあった、キン肉マンのロビンマスクが、鋼の錬金術師のアルフォンス・エルリックに変わってた。」
何シテル?   01/06 13:22
だっく916です。よろしくお願いします。 以前から、整備や情報収集で色々と参考に させていただいていましたが、 「S2000」、「DUCATI916」...

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