エアダクトは・・・
品番が判明しました。
これを機会に「以前から気になっていた不具合部分も直そう」と、
気になっていたパーツの品番も調べておきました。
(これが他の3点です。)
ネットで買い物するために
いつもの「モノタロウ」で品番を入力して検索してみると、
全ての品番が「在庫あり」
20年以上経過している車のパーツがいまだに供給されているのは凄いですよね。
特に、S2000は他の車から部品を流用するのではなく、
ほぼ新設計部品だらけの車種ですし。
と、いうわけで発注しました。
数日後。
無事に届きましたので早速、交換します。
サムネ画像にもしていますが、

ボンネットオープン。
ここで不測の事態が。
エアダクト外すのにスロットルボディ部分のバンドを外すだけだから
「ドライバーだけでいいや。」
と、思って工具セットではなく、
プラスとマイナスのドライバーしか持ってきていなかったのですが
エアダクト部分に2箇所、ホースが繋がっていてクリップで留まっています。
工具(プライヤー)を取りに行けばいいだけの話なのですが、
「人間、やればできる。」と、思って

指で外そうと試みます。
結果、

無事に外れました。(喜)
うんうん。
人間、やる気になればなんとかなるものです。(笑)
指が痛かったですけどね。(笑)
そんな感じで外したエアダクト。
亀裂部分を確認してみると

見事に裂けてました。(泣)
S2000乗りの皆さん、
エアダクトはゴム製品の為、
経年劣化で裂ける場合があるのでチェックしてみてくださいね。

交換するエアダクトの品番はこちら。
(モノタロウで5000円ちょっと)
このエアダクト、初期型あたりの品番です。
後期型になるとエアダクトにセンサーが付くため
品番は異なりますのでご注意を。

新旧比較です。
新品は真っ黒ですね。
ここで一つ気になったことが。
以前、ムーヴカスタムのスロットルが
かなり汚れていた事がありましたがS2000はどうかな?と。
確認してみると

かなり汚れてました。
今回は時間が無かったので簡易的に表面だけ掃除しました。
これだけ汚れていたら内部もかなり汚れていると思いますので
今度、時間がある時に、スロットルボディを外して本格的に洗浄します。
簡易掃除も終わりましたので
外した時の逆の手順で

エアダクト装着します。
もちろんクリップは手で開いて装着しました。(痛)
あとは

エアクリーナーを装着して

エアクリーナーボックスのフタを閉じれば完成です。
画像を見ていて思いましたが
やっぱり、エアダクト部分だけ黒さが際立ちますね。(笑)
続いて2箇所目
「アンテナ」

S2000には純正でショートアンテナが装着されていますが

数年前に工具で傷付けてしまったのですよね。
表面だけで内部まで貫通していない傷なので
機能的には何の問題もないのですが
気分的に嫌でしたので、この際、交換することにしました。

アンテナの品番はこちら。
(モノタロウで2000円ちょっと。)
交換方法はネジ式なので回して装着するだけです。
続きまして3箇所目。
S2000あるあるなのですが

エアコン調整ダイヤルが加水分解を起こしていたので交換することに。
(加水分解は空気中の水分を吸収して表面がベタベタする状態になります。)
交換方法は、「気合を入れて手前に引っ張る」です。
ツメで引っかかっているので、かなり固いですが
人間の力で引っ張るだけで外せます。(笑)

エアコンダイヤルの品番はこちら。
(モノタロウで1個500円ちょっと)
上下で2個ありますが、上下とも同じ品番です。
装着は外した箇所に差し込むだけですが、

切り欠き部分があります。

ダイヤルの裏側(差し込み側)にも同じ様に切り欠きがあって
位置決めされている状態です。
温度調整とか吹き出し箇所の位置選択なので
切り欠きで合わせているのが判りますね。
切り欠きに位置を合わせて奥まで差し込めば完成です。
(画像は撮り忘れ(笑))
最後の4箇所目、
「ドアスイッチ」
実はこれが一番、書きたかったところです。
S2000あるあるの一つなのですが
「自動的にドアロックされる症状」
これはドアスイッチが接触不良を起こしている事で発生します。
説明すると、
「ドアをアンロック」
「ルームランプ点灯」(ウェルカムランプ扱い)
「ドアを開閉してドアスイッチが作動」
「ルームランプ消灯」
この一連の流れで
車両側に「ドアが開閉された」と認識されます。
S2000のアンロック時のセキュリティ動作として、
「アンロック後、一定時間経過してもドアが開閉されなければ
アンロックを誤動作したとの認識で、再度ドアをロックする」
この現象が発生します。
この現象の判断基準は「ルームランプの消灯」がカギになっているみたいです。
なので、

ドアスイッチが接触不良を起こして、押しても

ルームランプが消灯しなければ同様の症状が起きます。
これはスイッチが通電しなくなって、
信号がルームランプに届かないので
「ドアが開閉されていない」の認識になってしまいます。
うちのS2000でも、数年前から
「運転席」「助手席」両方のスイッチが接触不良を起こして
だっくは現象を理解していたので気を付けながら乗っていたのですが、
今回のエアダクトの亀裂を発見したので
モノタロウに発注するついでに
ドアスイッチも交換しようと考えました。

ドアスイッチの品番はこちら。
(モノタロウで1個1000円ぐらいでした。)
交換方法は簡単です。

ドアスイッチ上部にあるネジをプラスドライバーで外して

スイッチ本体を引っ張り出せば
配線が一本だけ繋がっていますので
それを外すだけ。
余談:
ドアスイッチの配線が一本しかないのは
ネジ部分がボディアースになっていて、それで信号を循環させているからです。
交換完了したので動作確認。(運転席、助手席、両方とも交換しました。)

ルームランプが点灯している状態で

ドアスイッチを押すと

無事に消灯しました。(画像は使いまわし。(笑))
これで安心して乗れますよ。(^-^)
ここからは、その後のお話。
接触不良を起こしているドアスイッチ、
分解して構造を見てみます。

外側のゴムカバーを外して

画像下側の金属とプラスチックが繋がっている部分のツメを開きながら
金属のプレートを持ち上げると

こんな感じで分解できます。

接点部分はこんな感じ。
プラスチックの内側に金属があって、

そこが車両側の配線に繋がる部分。

スイッチ部分にも金属があって、反対側に繋がっています。
反対側の金属が

ボディアースのネジ部分に繋がる金属と接触して通電している仕組みです。
スイッチの接触している金属部分は長期間、使用すると
腐食して通電しなくなるので

マイナスドライバーで接点部分を削って腐食を取り除いて
カーボングリスで接点を復活させます。

磨いてグリスアップした図がこちら。
こちらは

うちのストック品として保管しておきます。
構造的には簡単なものなので、修理できそうな人は
直してみてはどうでしょう?
余談2:
ドアスイッチの本来の動きは
ドアが開いていると「通電」、
ドアを閉めると「非通電」になりますが、
接触不良を起こすとドアを開いても閉じても「非通電」状態になるので
ドア開閉信号変化なし状態になります
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Posted at
2023/03/30 13:29:22