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日本酒をよくたしなむ（さいきんは飲み過ぎの傾向が・・・）ようになってから、気になっていたもの。　　錫のおちょこ。

先日行った、てんぷら屋さんで冷のお酒を頂いた時に、錫製の酒器が出されて、
「これに入れるとすぐ冷えて、しかもお酒がおいしくなるんです♪」と説明されました。



富山県の能作さんの錫器。
純錫の手作り製、お値段もお手頃なので、入手してみました。






金属の中では融点が低いので加工がしやすく、酸化しにくく、毒性も低いので、昔から酒器としても使用されて
きたんですね。
そういえば、お茶屋さんの茶壺も、錫製だって聞いたことが。

確かに、少し力を加えると、曲がります。。。。
子供に見せたら、「ほんとだ！」と曲げられ、すでに形が円形から多角形になりました(^^;





錫、といわれて思いつくものは、、、、

ハンダ
鉛との合金。さいきんは鉛フリーはんだも出てきていますね。
融点が低いことを利用したもの。




ブリキ
鉄板の錆防止のため、表面に錫メッキしたもの。
安定的で錆びないことを利用したもの。缶詰にも使われてますね。

ちなみに、トタン板は、鉄板に亜鉛メッキをしたもの、です。


フロートガラス
ガラスの製造方法はいくつかありますが、熔けている錫の液体の上を、熔けたガラスを流して平滑なガラス板を得るフロート法、を思い出しました。
低融点で、高温でも酸化しない液体、の性質を利用したもの。

旭硝子さんHP
http://www.agc.com/products/jirei_displayglass.html



ITO（酸化インジウムスズ）
インジウムと酸化インジウムに、酸化スズを少量まぜたもので、透明なのに電気が流れる優れもの。
iPhoneやiPadをはじめ、タッチしたことをセンシングする電極として広く使用されていますね。




錫はじつは馴染み深いのがよくわかりました。


ただ、、、、
科学的に、「お酒がおいしくなる♪」だけは、分からず。。。
まぁ、科学的にあっていようが間違っていようが、何れにしてもおいしくは飲めるんですけど(^^;

今日、新たにお酒を買ってきて、飲んでみるかな♪