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「低栄養」ってなに? 若い女性の“やせすぎ”は危険
BMI(肥満度)は普通なのに、ダイエットをしていませんか? 不必要な食事制限で、必要な栄養が体に行き渡らなくなると、心身の不調や、将来、病気になりやすいリスクを招きかねません。さらに女性の健康は、産まれてくる子どもの健康にも影響があるので、注意が必要です。
平成27年「国民健康・栄養調査」によると、BMI(肥満度)が18.5以下の「やせ」の割合は、男性4.2%に対し、女性は11.1%と大きな差があります。さらに女性の年代別データを見ると、20代女性は22.3%という高い数値。20代女性の5分の1以上がやせすぎなのです。
低BMIが栄養不足を招き、健康リスクの原因に
若い女性にやせが多いのは、「やせているほうがきれいに見える」という「やせ願望」から、食べる量を少なくしていることが主な原因といえます。しかしこれでは、摂取カロリーや栄養素の量が低下します。
健康のために必要なカロリーや栄養素が足らない状態を「低栄養」といいます。1日に必要なカロリーは、身長や活動量などによって異なるものの、20代女性で「職場では座り仕事が主体、買い物や家事をひと通り行う」といった場合は1950kcalが目安です。しかし、実際に摂取されているカロリーの平均値は1706kcalです。
また、やせ願望の極端な場合には「神経性食欲不振症(拒食症)」などの摂食障害を引き起こすことがあります。これにより、様々な健康障害が生じ、生活の質の低下につながります。
食事量が減ってエネルギー不足が深刻になると、疲れやすい、めまいがする、といった多様な身体症状が現れます。やがて、体は「最大級のストレス」の襲来と受け取り、脳や心臓などの重要な器官を守ろうとします。そのため、犠牲にしても命に別状のない臓器の機能から低下していきます。女性の場合、最初に犠牲になるのが卵巣です。
卵巣の機能低下による健康障害
やせることで起こる卵巣へのダメージは、まず月経不順、次に無月経となっていきます。そのしくみは次の通りです。
通常は脳下垂体前葉から分泌されるLH(黄体形成ホルモン)やFSH(卵胞刺激ホルモン)の刺激により、卵巣から女性ホルモンが分泌されています。このLH、FSHは、視床下部から分泌されるGnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)の刺激により、分泌されていています。
低栄養ややせて体重が減少すると、このGnRHの分泌される回数や量が減ります。その結果、LHやFSHが正常に分泌されず、卵巣から女性ホルモンも分泌されなくなります。そのために卵巣機能が低下して、若くても無月経になる可能性が高まるのです。
無月経の影響
月経が3カ月以上ない状態を無月経といいます。若い年代で起こる「若年性無月経」は、程度の差により、次の2つに分けられます。なお女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンの2種類があります。
<第一無月経>軽度の無月経。エストロゲンが分泌されているが、プロゲステロンは分泌されていない状態。
<第二無月経>重度の無月経。エストロゲンもプロゲステロンも分泌されていない状態。ホットフラッシュやイライラをはじめとした、更年期障害に似た症状が出る。
エストロゲンが減少すると、骨量の減少、LDLコレステロールや中性脂肪値の増加、動脈硬化のリスクを高めます。さらに、認知症の発症に関わることも知られています。女性の健康を支配しているのは、卵巣から分泌されている女性ホルモンといってよいのです。
また、第二無月経になってしまったとしても、卵巣機能が回復して排卵するようになれば、自然に妊娠することは可能です。ただし、回復するのは卵巣機能の50~60%程度といわれています。一度ダメージを受けた卵巣の機能が回復するのは、大変難しいのです。ダメージを受けるのは自分だけではない!
「小さく生んで大きく育てる」には問題が!
妊娠するとエネルギー必要量は増加します。しかし、食べる量が妊娠前とほとんど変わらず、妊娠中にカロリー不足になっているケースも少なくありません。これでは胎児に影響を与える可能性も。また、最近は小さく生まれる赤ちゃんが多くなっています。妊娠してから急に食べる量を増やすのは難しいといわれているので、日頃から適切な食習慣を身につけておきましょう。
「健康で過ごせるか、生活習慣病になるリスクが高くなるかは、胎児期から生後2~3年くらいに方向づけられる」という考え方が、世界的に広く知られるようになってきました。裏を返せば、妊娠前から妊娠中、さらに生後2~3年の期間に、必要で十分な栄養をとることができれば生活習慣病を予防できる、ともいえます。
「小さく生んで大きく育てる」のがよいと考えられ、胎児が大きくなり過ぎないように、「妊娠中は太ってはいけない」という時代もありました。しかし、母親がやせていると、胎児の体は低栄養状態でも生きていけるように変化します。
このため、小さく生まれた赤ちゃんを「大きく育てよう」と多くの栄養を与えると、急速に体重が増えます。これこそが病気になるリスクを高めるのです。近年は、「母親の健康状態に問題がなければ、妊娠中、ある程度体重を増やしてもよい」という考え方に変わってきています。2011年の日本産婦人科学会のガイドラインでは「厳しく体重制限をするべきという根拠はなく、慎重な対応が必要」としています。
今、日本では、出生時体重が2500g未満の「低出生体重児」の割合は約9.6%。1964年の東京オリンピックの頃は5.6%なので、2倍近くの増加です。これは、「OECD(経済協力開発機構)」加盟国中では飛びぬけて高い割合。母親や赤ちゃんの体重について、認識を改める必要がありそうです。
低出生体重児が発症する可能性があるもの
「2型糖尿病」「高血圧」「脂質異常症」「骨粗しょう症」「精神発達障害」など、関係する病気は多岐に渡ります。低栄養状態の子宮内で育った影響で、出生後は通常の食事量でも栄養過多気味になり、肥満になりやすいのも問題です。
女児の場合、体脂肪率が高くなると初潮が早まる傾向があります。閉経も早くなり、女性ホルモンの恩恵を受ける期間が短くなります。このため、骨、血管や肌、脳などの老化が早まる可能性もあります。また、低体重で生まれた女性が妊娠すると、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群になるリスクが高くなるという報告もあります。
低出生体重によるこのような影響は、世代を超えて起こると考えられています。ただし、病気になるリスクがある場合でも、そのリスクを下げる方法もあります。
低体重で生まれた子どもは、栄養バランスのよい食事を過不足なくとる習慣づけをしましょう。愛情ある積極的なスキンシップや母乳哺育もリスクを大きく下げます。乳幼児期は、母子手帳にある身体発育曲線に、身長と体重をプロットしてください。適正なカーブの曲線から著しくはずれないように、発育・成長していくことが大事です。
バランスよくしっかり食べよう
低栄養(やせ)にならないためには、なによりも食生活が重要。まずは欠食をせず、規則正しい食事をとります。毎食、主食(ご飯、めん、パンなど)、主菜(肉、魚、卵、大豆などのたんぱく質食品)、副菜(野菜、海藻など)をそろえるのが基本。
生活習慣病予防への効果が期待される、DHA、EPAなどn-3系(オメガ3)脂肪酸が多く含まれる青魚、カルシウム豊富な牛乳やヨーグルト、ビタミンやミネラルが豊富な野菜、果物は積極的に食べたいもの。炭水化物は遺伝子の働きを調整する役目があります。減らしすぎないようにしましょう。
また、最近は葉酸とビタミンDの不足が問題になっています。葉酸は、細胞分裂やDNAの合成に必要な栄養素で、妊娠する前から必要十分な量をとることが大事です。妊娠中は細胞の分裂や増殖が盛んになるので、意識してとり続けましょう。ビタミンDはカルシウムの吸収を促し、骨や歯を形成する働きがあります。妊娠中に不足すると、胎児の免疫系、神経系、糖代謝等にも影響を及ぼします。
日本では、妊婦の血中ビタミンD濃度はとても低い傾向にあります。また、最近はビタミンD不足で起こる「くる病」が子どもに増えています。ビタミンDは日光を浴びると皮膚で作られるので、積極的に太陽に当たることを心がけましょう。ビタミンDを多く含む魚や卵も食べるようにします。それが難しい場合は、サプリメントで補いましょう。
毎日、バランスよく食べるには「食事バランスガイド」が参考になります。
食事バランスガイドとは(農林水産省HP)
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めんどくさいけど全文引用した。毎日デジタルは非会員だと頁数が限定されるからな。
食事バランスガイドは踏んでも出ないので(良く調べて充てろ)そのワードで検索すれば出てきます。
ほんとほんと、何処がこれ以上痩せなかんのってくらいの子でも
常に気にしているらしい。程良い肉付きこそ女性美だってのに。
でも世の中の女共は分かってないんだよなあ。
バカ者ーっとカツを入れたい、貴様等は世間に踊らされているだけだと。
日々に体の不調あるのか?、苦しいのか?、違うだろ。
こう言っちゃなんだけど、女性は次の世代の為でもある。
本人も自分の生活を自由気ままに謳歌してもいい、
でも次世代の事も考えてやって欲しい。オスには出来ない事だから。
(因みに私の想い人は昔で言うとスーちゃんみたいな感じ、キャッ)
で、
>炭水化物は遺伝子の働きを調整する役目があります。
>減らしすぎないようにしましょう
聞きましたかあ?、回る方の寿司屋でバカやらかしてるおマン粉共。
ま、お前等みたいな遺伝子なら残してもらわんでもええけどな。
>ビタミンDは日光を浴びると皮膚で作られる
>ビタミンDを多く含む魚や卵も食べるようにします
運動女子はその点合格だわな。栄養管理はされてるし。
引き締まったボディ。ケツなんかもうプリンプリン(ゲフンゲフン。
さぞかし健康なややこを産んでくださるだろうてフォッフォッフォッ。
それに引き換え日光に当たる事を害悪とする一派。
そこのおすまし、お宅等だよ。何事も程度の問題だっちゅうに。
>「小さく生んで大きく育て〜…〜必要」としています
ある意味お宅等も加害者じゃないかね?
コロコロと妊婦に対する教えを変えて。小さく産んでいい訳がないだろ。
“低出生体重児が発症する可能性があるもの”この段を彼方此方に
ばら撒け。特にこれから妊娠しようとしている痩せ細った女共にな。
その旦那もよくそんな骨川筋右衛門に挿せたな注げたな。
子供が欲しくて注いだのならその前に何故母体をもっと成長させん。
タッパはしょうがない、だが肉付きは変えられるだろう。
正月早々何を言わせる。
ま、何時だろうと定期運航がモットー(え?)。