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元農水次官に懲役6年実刑判決 長男殺害、東京地裁
東京都練馬区の自宅で44歳の長男を刺殺したとして、殺人罪に問われた元農林水産事務次官の無職、熊沢英昭被告(76)の裁判員裁判の判決公判が16日、東京地裁で開かれた。中山大行裁判長は懲役6年(求刑懲役8年)を言い渡した。
検察側は13日の論告で、長男の首や胸には36以上の傷があったとし、「被告は強い殺意に基づき、不意を突いて一方的に攻撃した」と指摘。長男からの家庭内暴力が事件の背景にあったと認めつつ「経済的に安定し、長男の主治医や同僚らに相談することもできた」として他に解決する手段があったと主張した。
これに対し、熊沢被告はこれまでの公判で、事件当日も長男に「殺すぞ」と言われ、「反射的に包丁を取りに行き、胸や首を刺した」「刺さなければ私が殺されたと思う」などと説明。弁護側は最終弁論で「発達障害のあった長男を長年にわたって献身的にサポートし、良好な関係を築くよう努力してきた」とし、「恐怖の中、自らの命を守るために殺害した」として情状酌量を求めた。
起訴状によると、6月1日午後3時15分ごろ、自宅で長男の英一郎さんの首などを包丁で多数回突き刺し、失血死させたとしている。熊沢被告は「息子を刺し殺した」と自ら110番通報した。
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「娘は絶望して自殺した」元農水次官はなぜ息子を殺害したのか?法廷で明かされた家族の苦悩
娘の自殺に家庭内暴力…英一郎さんを巡る苦悩
2019年6月、東京・練馬区の自宅で、農林水産省の元事務次官・熊沢英昭被告(76)が、長男の英一郎さん(44)の首などを包丁で刺し、殺害した事件。
裁判で明らかになってきたのは、家族を巻き込んだ壮絶な歩みだった。
その一つが、英一郎さんによる母親への家庭内暴力。
熊沢被告の妻:
肋骨にヒビが入ったり、顔に青あざ、鉛筆の芯を思い切り手に突き刺したりもありました。
さらに…
熊沢被告の妻:
兄(英一郎さん)の関係(原因)で、縁談があっても全部消えた。(娘は)それで絶望して自殺しました。
娘の自殺や妻への暴力。追い詰められた元エリート官僚の熊沢被告はその時、何を思ったのか?
裁判2日目に熊沢被告の口から語られたのは、父親としての苦悩だった。
ブログに上司の悪口「包丁で刺す」と言う息子を説得
12月12日午後1時過ぎから行われた、熊沢被告への被告人質問。
大学の頃から1人暮らしをしていた英一郎さんとのやり取りを聞かれると…
熊沢英昭被告:
月に1回はアパートに薬や生活費を届けたり、ごみの片付けをしました。一緒にファミレスで食事をするなどして、コミュニケーションを図りました。
熊沢被告は、英一郎さんが大学を中退すると就職先探しに奔走したという。
熊沢英昭被告:
時期が就職氷河期で。本人はアニメ系がいいといくつか受けましたが、ダメでした。
最終的に義理の兄が勤める病院に就職させたというが…
熊沢英昭被告:
残念ながら勤務状況が悪いと感じました。ブログで上司の悪口を書いていました。迷惑をかけると心を痛めていました。お礼を言って引き取りますと言わざるを得なかったんです。
しかし、英一郎さんは退職に納得がいかず、ある行動に出たという。
熊沢英昭被告:
医師から連絡がありました。「英一郎さんが『明日、社会的事件を起こす。上司を包丁で刺す』と言っている」と
熊沢英昭被告:
おさめなきゃと思ってアパートまで駆けつけました。時間をかけて説得しました。
ーー(英一郎さんが)納得してからはどうでしたか?
熊沢英昭被告:
カバンから包丁を取り出して、台所に置きました。事件を起こさなくて良かったと思いました。
「殺すぞと強い声で…」同居から殺害までの経緯も明らかに
一度は1人暮らしをしていた英一郎さんだが、その生活はゲーム中心。2019年5月からは再び実家で暮らし始めたが、同居を始めた2日目…
熊沢英昭被告:
「ごみを捨てろと言いやがって」と言って襲われました。髪をつかまれてサイドテーブルのところまで引きずられました。必死に逃げました。でも玄関まで追いかけられて、ドアやコンクリートにたたきつけられました。
ーーその間、何か英一郎さんが言っていましたか?
熊沢英昭被告:
「殺してやる」と叫び続けていました。
「殺すぞ」隣の小学校の運動会の音に腹を立て…
それから6日後、英一郎さんは隣の小学校で行われていた運動会の音に腹を立てていたという。
熊沢英昭被告:
目が合うと、形相が暴行の日を思い出す形相でした。「殺すぞ」と強い声で言われました。私は本当に殺されると思いました。
そして...
熊沢英昭被告:
無意識に包丁を取りに行きました。そのまま小走りで息子に向かいました。そのまま息子の胸あたりを刺しました。
熊沢被告は殺されるという恐怖心から、抵抗する英一郎さんの胸や首を何度も刺し続けたと説明した。
12日の裁判には、発達障害だった英一郎さんの主治医も出廷した。
英一郎さんの主治医:
熊沢被告は息子の面倒を大変よく見ていました。主治医の私に連絡をくれれば良かったと思います。そこで可能性を検討して、しかるべく対処法をお知らせできたと思います。
1人で抱え込み周囲に助けを求められなかったか
加藤綾子キャスター:
本当に悲しい事件ですよね。元事務次官という、社会的な立場が周囲に助けを求めたいという気持ちを邪魔してしまったという可能性もあるのかなと思ってしまいますが、風間さんはどう考えられますか?
フジテレビ 風間晋解説委員:
事務次官まで上り詰める道筋というのは、本当に忙しいと思いますよ。息子と向き合う時間もほとんどなかったと思うんですね。息子のさまざまな問題について、「自分のせいだ」とか「自分で解決しないといけない」とか、あるいは「自分ならできるはずだ」というような思いがあったのかもしれないなと思います。
加藤綾子キャスター:
1人で背負ってしまった部分が大きかったのかもしれないですよね。ただ、もう少し前に何とかできなかったのかという気持ちにもなってしまいます。
ジャーナリスト・柳澤秀夫氏:
家族にこういう問題を抱えると、周りに知られたくないという気持ちが働くと思います。早い段階で、第三者あるいは相談する窓口があるということが分かっていて、そこへのアプローチが心の上でハードルが高くなく、スムーズに相談に行くことができていたとすれば、状況は変わってきたのではないかなと。でもそういうことは、なかなか世の中では分かっていないことも多く、周囲の理解もそこまでたどり着いていないような気がします。
加藤綾子キャスター:
どこに助けを求めていいか分からないという気持ちもあると思います。例えば、ネットで「発達障害 相談」と検索すると、すぐに国立の相談窓口も出てきます。まず、気軽に利用していいんだという気持ちを持つことも重要だと思います。
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2行で表すと、
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(この屑に対しては)甘えんなボケッ
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(世間の頭温かい奴等に対しては)相談して欲しかった?、はっ、こんな屑がどう直ると?
そんじょそこらのヒキとはレベルが違う。120億%内弁慶(なんて可愛いもんじゃないが取り合えず)な奴に(は)外部のモンがどう優しく取り繕おうと余計拗れる(なんて可愛いもry)だけだ。
力には力を。そう、某戸塚氏みたいなところに強制的に連れていく。いやマジだ。再度言うがもうどうしようもない屑に成り果てているんだよ、優秀(笑)な精神科医とか分析医とかが治してきたと威張るのは並みレベルだったから。
コイツいやコレは世間が太刀打ち出来るもんじゃないんだよ。
じゃあ、と。最終的にもどうにもならなかったら?、アンタ等匙投げるんだろ?、違うか?、所詮そんなもんなんだよ外野は。仮にアンタ等が出張ったとしてもし直らなかったら?、それでもまだ殺人イクナイとか頭あったけぇ事言うんか?
外野は事が済んでからあれこれ言うんじゃねえよ。
つうかさあ、これ等暴力が本当だと認められるのなら十分執行猶予だよ。殺人はいけない事だけど。
じゃあ娘さんの事は?、あぁ?
こんな出来損ないが居て、じゃあアンタ等だったら破談にしないとでも?、破談にするくせに。
残った家族の為(とは言え娘さんの自殺の前にヤって欲しかったけど)、それだけなんだよ。
私は身内の事には外野が口出すべきじゃないと。たとえ殺人と言えど。今回のは単なる殺人じゃない、短絡的でもない(識者(笑)は短絡的と言いたい様だが)、やむにやまれず。
ダカラソウナルマエニワレワレニソウd、だから(突き放す様に)、じゃあお宅等ならなんとかなったんかね、と。
と私は思うが。