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「セーラー服に絶望」する子を救う学校の変化
学校現場でLGBT(性的少数者)の生徒への配慮が進みつつある。奈良県香芝市の中学校では性別関係なくスカートかスラックスか制服を自由に選べるようにしたほか、男女別トイレとは別に、性別にかかわらずに使える独立した個室のトイレを設置した。思春期は体に性の特徴が顕著に表れることから、性別に違和感を持ち、自傷行為や不登校に追い込まれる子供もいる。専門家は「学校側の配慮で、悩む子供を一人でも救い、安心して学校生活を送ることにつながれば」と取り組みの広がりを期待する。
奈良県香芝市の市立香芝東中学校ではこれまで男子生徒は詰め襟とスラックス、女子生徒はセーラー服とスカートだったが、昨年4月から、スカートかスラックスかを選べるようにし、上着は男女どちらも使えるデザインのブレザーとした。スラックスをはいている女子生徒は数人いるという。
新しい制服の導入を計画した前校長の上嶋健氏(たけし)さん(60)は、「中学生は多感な時期で、自分の性別について悩む子もいる。こうした時期に男女をはっきりと区別する制服について、違和感を持っていた」と話す。保護者からは「よい取り組みだ」と好反応だったといい、「学校側がこうした配慮を進めることで、生徒の多様性への理解が進めば」と期待する。
制服のほか、昨年10月には校舎の2階と3階に性別を問わずに使える独立した個室のトイレを計4室設置。多くの生徒らが行き交う廊下からはこのトイレに入るところが見えない設計にする配慮もした。
性別に関係なく使えるトイレは近年、性的少数者への配慮として商業施設などに設置されるケースがある。一部には「混乱が生じるのでは」「逆に使いづらい」との声も聞かれるが、学校現場の場合、男女別の既存の共用トイレに加えて、独立した個室トイレを設置する取り組みが主流だ。文部科学省も配慮の例として「多目的トイレの利用」を挙げる。
自分の性別に違和感を持つ子供以外に、共用トイレが苦手な子供も利用できるメリットもあるといい、上嶋さんは「安心してトイレを使ってもらうことで、少しでも学校生活が送りやすくなればと思った」と話す。
┃抱え込む当事者
「中学校に入学するとき、セーラー服を着ないといけないのかと思うと絶望感でいっぱいだった」
戸籍上は女性だが、自分を男性と認識しているトランスジェンダーの中学教諭(27)=大阪市=はこう振り返る。
当時通っていた中学校には、自身のような生徒への配慮は一切なかった。特に嫌だったのが体育の着替えや水泳の授業。「水着は自分の体型がはっきりと分かり、とても苦痛だった」
しかし、当時はこうした悩みを誰かに打ち明けることはなかった。生理中だと知られるのが嫌で、トイレに行く際に他の人から見られないように苦心した記憶がある。「学生時代は知識がなく、嫌だと思うことがあってもどうしたらいいのかわからなかった」
教師という立場になった今、小中学生に影響を与える教員たちが、まず意識を変えるべきだと感じている。「学校の環境を作る先生が、いろんな子供がいるということを理解してほしい。そんな先生がいることで、子供たちも相談しやすくなると思う」
┃6割が誰にも言えず
文部科学省が平成26年に公表した調査によると、体の性別に違和感を持つ児童生徒は、学校側が把握するだけで少なくとも約600人いることが判明。うち、約6割が同級生や保護者ら周囲に打ち明けていないと回答した。
こうした調査などを経て文科省は27年、性的少数者に対し、学校現場できめ細かな対応をするよう求める通知を各教育委員会や私立学校などに出した。ただ実際にどんな対応をするかの判断は各学校にゆだねられているのが現状だ。
LGBTの子供や若者の支援をしている認定NPO法人「ReBit」(東京都)の小川奈津己さん(31)は、性的少数者への配慮は、さまざまな事情を抱える子供への対応にもつながる、と考える。「学校のトイレは集団で利用するのが当然というつくりになっているが、男子トイレで個室に入りにくい、女子トイレで生理用ナプキンを包みからはがす音が気になるという声も聞く。誰が入ってもよい独立したトイレは、こうした子供たちへの対応にも有効だ」と指摘する。
その上で「学校側の配慮が子供たちにとって、自分もこのままで生きていいという自己肯定感や自尊心につながる」と強調。「周囲からは分からなくてもLGBTの子供がいるはずだ、という意識を持って先回りした対応をすることが大切だ」と訴えた。
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私が思うのは『何故双方共同じ服にするのか』と言う事。
この中学はスラックス・スカートになっていてまだ良いけど、
その他では同じものを着せるとか。
私は本来は女性なの男性なんだ、なら双方の性の服必要なんじゃ?
どっちの性でもない服にすればバレる事は無いわな、
でも“私は本来は女性なの男性なんだ”な人達は中性の服で良いの?
私はほんとは女性なのって人は女子の制服着たいんじゃないの?
逆もまた然りで。
『好きな方の制服着させやええやんか』。
中性の制服で済まそうとするなんて解決策ですらない。
問題は服装で片付ける事では無くガキ共の意識改革じゃね?
冷やかす・馬鹿にするガキは馬鹿な固定観念に縛られていて、
教えられてきた事以外理解しようとしない無能。
先ずそこからじゃ?
そんな悠長な事しとれんて?今直にでも解決せなかんのだって?
そんなん逃げじゃん。服装の変更と同時に馬鹿共の精神改革も
してきゃええんじゃ?
つうてもガチガチに凝り固まった馬鹿脳を今更なぁ。
あくまでも真正のTな人達についてね。
中には、自分はほんとにTなのか、単なる性癖の延長なんじゃ?
と悩む子等も居るだろうし。言うなれば自信が無いとか。
かといってそれを学校が判断するのもおかしいし。
でも好き勝手させるとT以外が着だすだろうし。
私はほんとは女性なのと偽って女子の制服をとか。
まあでも単なる性癖ならそのうち周囲の好奇の目に堪えられなく
なるだろう。ほんとのTみたいな確固たる信念?は無いだろうから。
トオモイマスガー。
何か御座いましたら闊達な御意見討論でも。
但し司会者には振らないでね、オタンチンだから(笑)。
Posted at 2021/06/14 17:11:11 | |
今日のボヤキ | 日記