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埼玉 ふじみ野 立てこもり事件 なぜ医師が犠牲に
埼玉県ふじみ野市で医師が殺害された立てこもり事件から1週間がたちました。
訪問診療などで地域医療に貢献してきた医師が犠牲になる事件はなぜ起きたのか。
逮捕された容疑者について少しずつわかってきました。
当時の詳しい状況は
1月27日の夜、埼玉県ふじみ野市の住宅で起きた人質立てこもり事件では、この家に住む渡邊宏 容疑者(66)が、医師の鈴木純一さん(44)を散弾銃で殺害した疑いがもたれています。
捜査関係者によりますと容疑者は、1月26日に母親が亡くなると主治医だった鈴木医師などに「線香をあげてほしい」と言い、翌日の午後9時ごろに来るよう指定しました。
翌日、呼び出された鈴木医師など7人が自宅を訪問すると、容疑者は母親の遺体がある和室に招き入れたということです。
死後1日以上経過の母親に“心臓マッサージを” 医師に要求
そこで、容疑者は鈴木医師に「心臓マッサージをしてほしい」と要求します。このとき、母親は死亡してからすでに1日以上が経過していました。
鈴木医師が蘇生できないことを説明すると、容疑者は散弾銃を発砲。最初に鈴木医師が、次に理学療法士の男性が撃たれました。
鈴木医師は即死状態だったとみられ、理学療法士の男性は重傷を負って今も手当てをうけています。
使われたのは殺傷能力高い「スラッグ弾」か
その後の調べで、容疑者が2人に対し「スラッグ弾」と呼ばれる殺傷能力の高い弾を使ったとみられることも捜査関係者への取材で分かりました。スラッグ弾は散弾銃で熊やいのししを狩る時などに使われるものです。
このあと、容疑者は医療相談員に催涙スプレーをかけましたが、持っていた散弾銃を取り上げられたため、もう1丁の散弾銃を発砲したとみられます。
容疑者 “医師殺して自殺しようと”供述
逮捕後の調べに対し「母が死んでしまい、この先いいことがないと思った。医師やクリニックの人を殺して自殺しようと思った」と供述していたということです。
以前利用の介護事業所にたびたびクレーム
容疑者の母親が以前利用していたふじみ野市内の介護サービス事業所が取材に応じました。事件当日にも、容疑者から電話がかかっていました。
この介護サービス事業所によりますと、数年前容疑者の寝たきりの母親を受け持つことになったということです。
容疑者は毎朝電話をかけてきて、特定の職員について「きょうは出勤しているのか」と確認したり、「きょうは誰が来てくれるのか」と問い合わせたりしたということです。
クレームもたびたびあり、スタッフを叱ったり、事業所に対して非難したりしていたということです。
介護サービス事業所の担当者
「自分の想定した思ったとおりのサービス、もしくは思ったとおりの結果が出ないと、『おまえのやり方が悪いんだ』、もしくは会社に対して『教育が悪いからこうなるんだ』みたいな」
職員が疲弊 業務に支障も
あるときは容疑者から母親を歩けるようにしてほしいと要求され、今の状態では難しいと答えると、「ふざけるな」と暴言をはかれたということで、容疑者の言動に複数の職員が身の危険を感じたということです。
容疑者への対応に職員は疲弊し業務にも支障が出たため、この事業所は数か月でサービスを断ったということで、「クレームはサービスの内容というより抽象的に全否定してきた。こちらが何を言っても『だからダメなんだよ』で終わるので対話にならなかった」と当時を振り返っていました。
事件当日に来訪求める電話 断ると激高
その後、容疑者とやりとりすることはなくなりましたが、事件当日の午前と昼過ぎに突然電話がかかってきたということです。
当初は穏やかな口調で母親が亡くなったと告げたうえで、過去の謝罪や未払いの清算をしたいと家に来るよう求めたり、母親に線香をあげにくるよう持ちかけたりしてきたということです。
関わりが無くなったにもかかわず突然電話がかかってきたことを不審に思い辞退を申し出ると、容疑者は態度を変え「なぜ、お前は最初にご愁傷さまが言えないんだ」と激高したあと、改めて自宅に来るよう要求してきたということです。
“線香をあげに来い” もし家に行っていたら・・・
(容疑者)「線香をあげに来い」
(事業所)「個別の家には私、線香をあげにいったことありませんので」
(容疑者)「それはおかしいな。だからそもそもな、お前のところの介護の会社はおかしいところなんだよ」
音声データには容疑者が未払いの利用料金の清算を持ちかけ、強い口調で「ちゃんと来てくれないと払えない。ちゃんと筋を通してもらわないと」とか、「だから線香をあげに来いって」と自宅に来るよう迫ったり、「お前の会社はおかしい」などと批判。「ばか野郎」と言って電話を切ったりする様子が記録されています。
事業所の担当者
「最初はとても丁寧な口調で、まあ違和感を感じて。行きませんって言った瞬間にひょう変して。(訪問していたら)同じような形になっていたのかな」
事業所は「もし家に行っていたら以前のように言い合いになって相手がカッとなって、今回の事件と同じような形になっていたのかと想像するとゾッとする」と話していました。
事件から1週間 見えてきたことは
これまでの取材で見えてきたのは、容疑者が母親の診療などに関わった医師や関係者に一方的に不満を募らせていたとみられることです。
医師や介護事業者への攻撃的な態度
近所の人などによりますと、66歳の容疑者は寝たきりの92歳の母親と2人暮らしで長年、介護をしていたということです。
事件があった住宅には2、3年ほど前に引っ越してきましたが、「家族が病気のため自治会の活動などに参加することは難しい」と話し、地域住民とはほとんど交流がなかったということです。
そして、容疑者は母親への対応をめぐって鈴木医師や他の介護事業者などに対して以前から攻撃的な態度をとっていたこともわかってきました。
母親の診療などに一方的な不満募らせたか
医療関係者によりますと、容疑者は以前から薬の処方や治療方針について医師などのすすめをきかず自分の主張を押し通そうとしたり、高圧的な態度をとったりして対応に苦慮することもあったということです。
そして、事件当日に死後1日以上がたった母親に対する蘇生措置を求めるなど、鈴木医師に無理な要求をしています。
こうしたことから、警察は容疑者が母親の診療に関わった医師などに一方的に不満を募らせ、母の死をきっかけに事件を起こしたとみて、さらにくわしく調べることにしています。
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埼玉ふじみ野市立てこもり発砲事件と医師法 医師は患者を選べないのか
先日、埼玉県ふじみ野市の民家で立てこもり事件が発生し、人質となった医師鈴木純一さんが犠牲となりました。事件を起こしたのは、鈴木医師の元患者の息子である渡辺宏容疑者です。
渡辺容疑者は、鈴木さんらに対し、「線香を上げてほしい」と自宅に呼び出し、死後1日以上が経過した母親の心肺蘇生を要望したところ、鈴木さんが丁寧に説明をして断った後、散弾銃を発砲したようです。また、渡辺容疑者は過去にも複数の病院との間でトラブルを起こしていたという事情もあるようです。
同じような事件として、精神科医のクリニックが狙われた大阪・北新地ビル放火も記憶に新しいと思います。
医療の現場での医師とのやりとりは、時に感情的になってしまったり、治療方針や結果に対する恨みが生じたりすることもあるでしょう。
このような患者さんやその遺族とのやりとりに医療現場の方々は心身をすり減らしているのだと思います。そして、医師も人ですから「この患者さんの治療はしたくないな」と思うケースも少なからずあるのではないでしょうか。
しかし、医師法はそれを許してはいません。医師法19条1項には「診療に従事する医師は、診察治療の求があった場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない」と定められており、医師にいわゆる「応召義務」を課しています。相手を選ぶ自由を奪い、応召義務を課しているのは、医療の公共性、生命身体を救護するという医療の特殊性などが理由です。応召義務違反には刑罰はありませんが、「正当な事由」がないのに応召義務に違反した場合、医師に対して損害賠償義務が課されたこともあります。そのため、医師は「正当な事由」という高いハードルにより、実際は診断を断ることができないのです。
しかし、今回のような人たちが少なくないわけですし、コロナ禍での医療関係者の活動を見ていても、医師に応召義務という多大な負担だけを課しながら、危険にさらされる事態を予防し、その対処を行う措置が一切講じられていないのはアンバランスだと思います。医師法の「正当な事由」の範囲をより明確にすること、さらに十分な安全措置を国が講じる必要があるのではないでしょうか。
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コレを調べるとか調べたとからしいけど『おかしい訳無いわっ(怒)』。
おかしい奴が用意しとくか?
激高してから持ってきたのか最初から手元にあったのかは知らんけど
キ印ならキ印巣に来た時点で発泡するんじゃ?
なんでこんなキチガイに何時までも所持許可出してたんだよ。
記事によると何年も前からキ印の片鱗有ったそうだがね。
散弾銃の所持許可審査は毎年なんじゃないの?(なの?)
でも、埼玉県警(担当は県警?)は我関せずな回答すんだろうな。
でスレタイ。
折角焼香しに来てくれたのに散弾銃発砲とは。
つか現在の医療とて1日以上経った遺体を蘇させられる訳無いわ。
それを「何で出来んのだーっ」とかキチ切れしたんだろうよ。
介護事業所や医者に頼んどきながら『人の所為にすんじゃねえっ』。
そんなに文句があんならテメエで看てりゃよかっただろがっ。
あぁあれか、テメエで看ててそうなったら納得いかんから
他人に任せてそうなったら大層噛み付けるもんなーっ。そうだろ。
何か(他に)方法が有った筈だ、と思いたい気持ちは十分分かる、
でも仕方の無い事だ。完全寝たきりになった90もの老人を
今まで通りになんてどんな名医でも無理なんだよ。
> “医師殺して自殺しようと”供述
なら『なんで撃った後銃口を咥え引き金引かなかった、あぁ?』
ほんとは死ぬ気は無かったんだろに。
こう言う奴等殆んどは希望叶えた後実行せず捕まるんだよなあ。
死ぬのは怖いし、1人なら死刑になんないし、とか考えてよ。
是非司法は望みを叶えてあげなさいよ(笑)。
地裁だ高裁だ差し戻しだすっ飛ばして最高裁の踏ん反り返りが
答え〜いっぱ〜つカシオミじゃない答え出しゃええだけ。
時間の無駄人件費の無駄税金の無駄、無駄尽くし。
やった事実が其処にあんだから。
なのになんで裁判てのはそんなに時間掛けんのかねぇ。
証拠も証言も無い無い尽くしなら当然だけどでもコレは違う。
まあコロナじゃない武漢ウィルスの所為で1人でも医者欲しい
ところなのに、しかもこの人良い先生だったそうじゃない。
そう言う先生をだな、至近距離(でしょ?)から散弾、
地裁も高裁もすっ飛ばして最高裁は今週中に答え出せよ?いいな。
法がそうなっていない?、キ印の場合は上記でいいんだよ。
なんせ本人が死にたいってんだ、被告の言う事聞いてやんなきゃ。