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「アジア人差別」と日本からも批判続出…炎上したミス・フィンランドを国会議員が「つり目写真」で擁護の唖然
今年9月に行われた北欧フィンランドのミスコンテスト「ミス・フィンランド」でグランプリに輝いた、同国出身のサラ・ザフチェ氏(22)。現在、日本のSNSでも彼女が注目を集めているのだが、その理由は輝かしい功績ではなく、彼女の“何気ない”一枚の写真だった。
12月初旬、現地のSNSでは、両手の人差し指で目じりを吊り上げ、笑顔を浮かべるサラ氏の写真が拡散。欧米圏では、目を吊り上げるジェスチャーはアジア人に対する差別表現として用いられることがあり、サラ氏の写真にはフィンランド語で「kiinalaisenkaa syömas(中国料理)」と記すキャプションも記されていた。
この写真が人種差別的であるとの批判を招く中、現地メディア「イルタ・サノマット」は12月1日(日本時間)、サラ氏に対するインタビュー記事を公開。インタビューに対し、サラ氏は《友人とレストランで食事をしていた時、ひどい頭痛と目の痛みに襲われました。テーブルに寄りかかり、こめかみをこすって目を伸ばしました》(原文はフィンランド話)と話し、撮影したという友人の求めに応じて笑顔を浮かべたと説明。「中国料理」とのキャプションも友人が勝手に記したという。
その上で、サラ氏は《いかなる種類の人種差別も、たとえ冗談であっても受け入れないことを強く強調したいと思います》と表明し、自身も幾度となく人種差別を受けてきた過去があると強調していた。
ただ、この釈明を受けても騒動は収まらず、サラ氏は8日に更新したインスタグラムで、《私の行動が多くの方に不快な思いをさせ、心を痛めさせてしまったことを、十分に理解しています。そのことについて、心から反省しています。とくに、この出来事によって個人的に傷ついたと感じた方々に、深くお詫び申し上げます。決して、どのような形であれ、そのような意図はありませんでした》と説明。その上で、《私にとって最も大切なことの一つは、人々の背景や違いを尊重することです。誰もが自分らしくいられ、尊重され、価値ある存在として扱われるべきだと考えています》とコメントした。
ミス・フィンランド協会は10日、インスタグラムに《ミス・フィンランド組織は、私たちが人種差別や差別的な行動をどんな形であれ受け入れないと明言します》と投稿し、《コンテスト代表の言動によって、不快感や苦痛を与えてしまったことについて、深くお詫び申し上げます。本件の重大性、そして傷つき、敬意を踏みにじられたと感じた方々への影響を重く受け止めております》と謝罪。11日には、サラ氏のグランプリ資格がはく奪され、コンテストで次点だった出場者に王冠が引き継がれていた。
いっぽう、サラ氏に“連帯”を示す現地の著名人も。フィンランドの連立与党で、極右とも称される「フィン人党」所属の国会議員、ユホ・エーロラ氏(50)は12日、Facebookのプロフィール写真を、ザフチェと同じように両目を吊り上げ、歯をむき出して笑う自身の写真に更新。更新と同時に、《私はサラ!》とも綴っていた。
ユホ氏は同日の「イルタ・サノマット」のインタビューに応じ、サラ氏には人種差別をする意図も、中国人を揶揄する意図もなかったとコメントし、彼女のジェスチャーは《頭痛のせい》だと主張。なお、自身のプロフィール画像を更新したことについては、《ミス・フィンランドが、こめかみをそのように引っ張ったり押したりすると頭痛が和らぐと言っていたのを思い出しました。そのことをプロフィール写真で示そうとしたんです》と話していた。
海外セレブやスポーツ選手がアジア人への差別的な行動を取ると、それが日本でも毎度のように話題になる。日本から8000キロ離れたフィンランドの騒動も同様で、Xではサラ氏やユホ氏に対し、こんな批判が起こっている。
《言い逃れしているけどこれは意図的だね。私もフィンランドで差別的な事をされたことがある。気にしてもキリが無いけど気分は良くはないね》
《ミスフィンランドが自ら酷い顔を全世界に晒してる。これが事実だと思う。私達アジア人からしたら、また外国人が差別の身振りをしているという事。どちらにしても、とんでもない醜態を発信していて、幼稚極まりない哀れな女》
《人種差別バリバリ描写の昔のハリウッド映画の日本人みたいなヤツするんや。。 しかも白人男性の政治家。。 アジア人は差別していい思ってるというか、“アジア人差別”という意識もないんやろね。。》
《某ミスユニバース擁護ですかね?これ、人種差別ではないそうです。「醜い」と思われている自分に気が付かないなんて、気の毒ですね。これがフィンランドの国会議員のレベル》
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「つり目」写真騒動のミス・フィンランド、称号はく奪に 本人「意図せず」も...主催者「行動と責任は切り離せない」
人種差別的なジェスチャーのように見える写真がSNS上で拡散され、問題視された2025年の「ミス・フィンランド」サラ・ザフチェ氏について、コンテストを主催するミス・フィンランド協会側が12月11日をもって称号をはく奪すると発表した。
■「コンテストの価値観に完全に反しています」
サラ氏は9月に「ミス・フィンランド」に選ばれ、11月開催のミス・ユニバース世界大会にも出場した。SNS上では、サラ氏が目を細めるように指で引っ張りながら笑う姿とともに、字幕で「中華料理」と書かれた写真が拡散。アジア人を揶揄する「つり目」のジェスチャーではないかとして批判を集めた。
サラ氏に取材したというフィンランドの大衆紙「Ilta-Sanomat」は12月1日のウェブ記事で、頭痛でこめかみ周辺をもんでいたものと報じた。8日にはサラ氏がインスタで「決して私の意図したものではありませんでした」などと謝罪し、10日にはミス・フィンランド公式インスタが、人種差別や差別的行為を一切容認しないと表明していた。
この公式インスタは11日、コンテストは1931年から開催されているとし、称号は「尊敬、平等、責任、人間の尊厳」といった国の価値観を体現するもので「フィンランドとフィンランド人を世界に代表する立場」だと訴えた。
一方で「ここ数日の出来事は、国内のみならず国際的にも深い傷、失望、懸念を引き起こした。これは当然のことです。現ミス・フィンランドのSNSに投稿された内容は攻撃的で有害であり、コンテストの価値観に完全に反している」とし、下記のように謝罪した。
「これらが与えた被害について深くお詫び申し上げます。特にアジア系コミュニティの方々、そして影響を受けた全ての方々へ。いかなる形での人種差別も決して許されるものではありません」
❚「責任に関わる」として...称号はく奪&次点者に移譲
協会側は専門家と協議し、サラ氏と直接話し合い、一連を徹底的に検証したと説明。難しくも必要な決断を下したとして「サラ・ザフチェが保持していたミス・フィンランドの称号は、本日をもって、はく奪されます」と発表した。
「この決定は個人の人間的価値ではなく、責任に関わるものです。個人が国家および国際的な代表役を担う場合、行動と責任は切り離せない。ミス・フィンランドは模範となる立場にあり、出身地・背景・外見に関わらず全ての人々を尊重することが求められます」
ただ、「個人的な所感」としてはサラ氏の今後の活躍を祈り、「人は成長し学び続けることができます。それは常に可能なことです。ミス・フィンランドの称号には高い責任が伴います。今回の状況において、この役割を継続するための条件は満たされていませんでした」とも伝えている。
サラ氏からのコメントも紹介された。謝罪に加え、「この措置により、私たちがこの事態をいかに深刻に受け止めているか、そしていかなる形での人種差別も決して許されないことを示したい」などと記されている。
ミス・フィンランドの大会規定と慣例に従い、称号は次点者に移るという。
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あーだこーだ言い訳にならない釈明するくらいなら最初からしなきゃいいのに。関係者もそう、あーだこーだこねくり回した様な言い訳三昧。
本気で馬鹿にしたからやったんだよね?なら、其れが何か?、くらい堂々としてりゃいいのに。消したり言い訳したり。消したり謝ったりてのは、あっヤベッと思ったからで決して反省からではない。
するって事はソイツ自身の根に持っていると言う事、何時かまたむくむくと頭もたげるに決まってますって。人種差別者は性犯罪者と同じで一生治らない。頑なにそうなんだっ(馬鹿、劣っている等)と信じ込んでいるからね。
つかさ、ミスにはそぐわないけど本人的にはいい子、とでも言いたい?コンテスト関係者さん。こんな人種差別する奴の何処に将来の発展が有るのやら。
フィンランドでは頭痛が痛い(笑)とそんな格好するんだ、ふ〜ん、こめかみ押さえるのに何で目を吊り上げるの?、こめかみぐるぐるしてて偶々上に引っ張った時撮られたと?アホか。そんなに強く引っ張り上げる必要無いだろ。
対抗策・・・と思ったけど同じ土俵何とかだしね。
(でも一応思い付いたのが、あの角の付いたヘルメット被って脇を嗅いでしかめっ面で鼻をつまむ、とかね。フィンランド人はワッキーと。つまらんな)
Posted at 2025/12/14 20:06:09 | |
ごみ捨てポイ | 日記