なんて御大層なタイトルですが。
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死刑執行:氏名公表…遅すぎた「公開」 解説
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死刑執行を巡り、死刑囚の氏名や執行場所などが公式に明らかになることは、日本の死刑システムの特徴として内外から批判されてきた極端な閉鎖性から一歩脱却したことを意味する。究極の刑罰ではあるが、同時に行政が法律に従って実施する行為でもある。公開の流れは遅すぎたくらいだろう。
方針転換の直接のきっかけは、今年8月下旬の鳩山法相の就任だ。鳩山氏は死刑は必要と強調しつつ、「法相が絡まず執行が自動的に進む方法はないか」、「死刑囚の名前すら公表していない現状を続けるのか」などの発言で波紋を呼んできた。
「友人の友人はアルカイダ」をはじめ、同氏の発言は誤解を生みがちな面もあり、死刑に対する言及も疑問視する反応が少なくなかった。だが、「『自動化』はともかく、氏名公表には法改正するハードルがない」と前向きに考える法務省幹部もおり、今回の流れが形成されていったとみられる。
死刑に反対する立場からは「一部の情報公開で制度の安定化を進めるつもりではないか」と揶揄(やゆ)する向きもある。今のところ、執行の順番など、核心部分が開示される可能性は低い。だが、09年に始まる裁判員制度では、市民が死刑の可否を判断しなければならない事態が生じる。そう考えれば、制度の存廃を含めた幅広い議論のため、秘密主義のさらなる見直しが求められる。
--引用終わり--
んで
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ひと:バド・ウェルチさん 死刑廃止訴えるテロ被害者遺族
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168人が犠牲になった米オクラホマシティー連邦政府ビル爆破事件で、23歳の長女ジュリーさんを亡くした。95年4月19日のことだ。「自分の手で犯人を殺したい」。怒りと憎しみに取りつかれ、アルコールにおぼれる夜が続いた。
事件を首謀したとして逮捕・起訴された男は元米陸軍兵士。「自分を湾岸戦争に送り込んだ連邦政府への恨み」が動機だとも報道された。自分と同じ復讐(ふくしゅう)心が、事件を引き起こしたのではないか。10カ月後にそう気付いた。
「死刑は子供たちに憎むことを教えるだけよ」。生前の娘の言葉を思い出し、死刑反対を訴え始めた。男の死刑は01年6月に執行されたが、何の安らぎも得られなかったという。
復讐の連鎖を断ち切ろうと考えた時、テレビで見た男の父親の姿を思い出した。悲しみに包まれた表情が、鏡に映る自分にそっくりだった。「息子が犯した罪であなたを憎んではいない」。3年半後に面会を果たし、そう伝えた。今も続く父親同士の交流が、大きな癒やしになっている。
自身の体験に基づき、全米で「死刑廃止」と「被害者家族と加害者家族の対話」を訴えてきた。10月下旬から11月初めに初来日、犯罪被害者家族との交流も深めた。海外訪問は日本で12カ国目。講演回数が1000回を超えた年もある。「死刑廃止に向け、日本はアジアでリーダーシップを発揮してほしい」。離日に当たっての願いだ。
【略歴】 BudWelch 元ガソリンスタンド経営。来日時は全国8カ所で講演した。「人権を求める殺人被害者家族の会」理事長。米オクラホマ州在住。68歳。
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かと思えば片や
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延岡の高校生殺傷:被害者の遺族「極刑にして」--公判 /宮崎
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昨年8月、延岡市で高校生の男女2人が殺傷された事件で、殺人と殺人未遂の罪に問われた同市昭和町1、無職、原田優被告(21)の公判が5日、宮崎地裁延岡支部(宮武康裁判長)であった。刺殺された森重和之さん(当時16歳)の両親は「極刑にしてほしい」と証言した。
証人尋問で父親は「自分の子は死んで(もう)いないのに、被告人は太って言葉だけの陳謝しかしない。極刑にしてほしい」と絞り出すように訴えた。母親も「友は就職するというのにわが子はいない。全部奪った被告人には最初から死刑を望んでいます」と述べた。
被告人質問で、検察官から「謝罪の気持ちはあるか」と問われ、原田被告は「ある」と短い言葉で答えていた。
--引用終わり--
逆らう奴等
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死刑執行:「やむを得ない世論」を大事にした 鳩山法相
--抜粋--
一方、日本弁護士連合会の平山正剛会長は「死刑囚の氏名だけではなく、制度全般に関する情報を更に広く公開することも政府に要請する」と声明を出した。日弁連は制度の存廃について、議論を尽くすまで執行を一時停止すべきだという立場だ。また、民主党「次の内閣」法務担当、細川律夫衆院議員は「衆院法務委員会の開催中に執行したことはあまりに軽率だ」と談話を出した。
--抜粋終わり--
どうしても死刑にしたい人、片や被害者遺族でも死刑にさせたくない人。
ハァ・・・。んじゃこうしましょ、死刑判決の際にさせたいかさせたくないか遺族に決めさせる。
させたい人はそれで。させたくない人、それでいいんですね?
虚しいのは分かりますが、外道が脱獄しない保証は?恩赦にならない保証は?
要するに外界に絶対出てこないと言い切れますか?
120%ならいいですけどね。万が一出てきたら・・。また犠牲者が出るんですよね・・。
まあアメリカはいいですわな、その点は。なんせ何百年だそうで。
日本は・・・そうはいかないでしょ。無期刑といいながら、無期とは期限を定めないものだ、
とかなんとかのたまってますからな。
前置きが長くなりましたが、要は、万が一また被害者が出たら?(どう責任とんの?)、ということです。
じゃあ一生閉じ込めるとしてその費用は?、生きてるだけでも苦々しいのに食わせてやるなんて。
この二点は今までにも聞いて耳タコでしょうが、
生かしといて何の得があるというの?、と。
反省したからどうだっていうの?、と。
分からせる?、心から涙するほど改心したって帰ってきませんよ?
その悔いを一生持ち続けて苦悩しろとでも?
もう一度言う、改心したからってどうだっていうの?
極刑にさせたい、に他人が口を挟むものではないと思うが。
これも今一度。
死刑制度について「人が人を云々残酷云々」、あーいうのを「人」扱いしてるあんた等の神経が分からん。
人を殺めたら己の命で償う、これはどこまでいっても相容れないでしょうね。
Posted at 2007/12/07 22:38:35 | |
腐れ公僕:下 | 日記