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<消費増税>町工場悲鳴「転嫁Gメンに通報すれば仕事失う」
「暗いトンネルを抜けても、その先は崖で道がない」。東京都大田区で小さな金属加工工場を営む男性(67)は、ナットを握りしめながら言った。4月の消費増税を前に、日本のものづくりを支えてきた町工場に元気がない。国は約600人の「転嫁対策調査官(転嫁Gメン)」を配置し、増税分の上乗せ(転嫁)拒否を行う大手元請けに関する通報を受け付け、下請けいじめを防止するとしている。しかし男性は「通報は無理。すれば仕事を失う」と話した。【斎川瞳】
大田区には全盛期、約1万社の町工場があり、高度経済成長を支えてきたが、今は4000社を下回る。1970年代のオイルショック、80年代の円高不況、91年のバブル崩壊と、荒波をかぶり続けてきたが、男性は97年に消費税が3%から5%に上がった時も、何とかしのいだ。しかし、2008年のリーマン・ショックで売り上げが半減。元請けに買いたたかれ、5年半が過ぎた今も赤字から抜け出せていない。「消費税が上がるのを機に、工場をたたもうとしている仲間は多いよ」とため息をつく。
増税は目前に迫るが、大半の元請けから取引額について相談や説明はない。従来の価格に増税分を上乗せした請求書を送れば済む話だが「それは建前だ」と言う。
増税分の転嫁拒否は違法で、大っぴらに拒む企業はない。男性は下請けへの値下げ圧力を強めるはず、と予想する。そうなれば、増税分は下請けがかぶることになる。
先日、転嫁Gメンから「価格への転嫁を拒否されていませんか」と電話があった。男性は「話すことはありません」とだけ言い、電話を切った。「仮に転嫁を拒否されても、Gメンに通報することはない。ばれたら仕事を打ち切られる。怖くて言えるわけがない」
この10年、廃業に追い込まれた仲間を何人も見てきた。「機械の前で首をつったやつもいる」。男性は逆境に耐えてきたが「今度こそ限界だ。Gメンが必要な消費税自体に欠陥があるんじゃないの?」と怒りを込めた。
町工場の相次ぐ廃業で、大手元請けが苦しむ皮肉な現象も起きている。
大田区で成型会社を営む男性(73)には、今月新規の仕事が立て続けに舞い込んだ。「今すぐ鋳型を送る。今夜のうちに製品を作ってほしい」。大手複写機メーカーから切羽詰まった発注が来る。
「町工場が次々につぶれ、大手も頼めるところを失って困っている」。多少の無理は聞くが、何件かの注文は断った。「こっちも黙ってはいない。転嫁を拒むようなところは願い下げだ」
◇転嫁対策調査官(転嫁Gメン)
消費増税を受け、大手企業と中小企業との取引で増税分の価格転嫁が適正に行われているかどうかを監視する。経済産業省が昨年10月、中小企業の保護を目的に全国の経産局などに約600人を配置。中小企業からの相談(通報)を受け付け、転嫁を拒否した企業には立ち入り調査などを実施し指導、勧告を行う。悪質な場合は企業名を公表する。
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こうなる事を分かっててやったんだろうな、えぇ?、なんとか国民の皆さんが頑張って頂けるものと信じて、とかなんとかクッセー考えじゃねえだろな。何事も努力には限界ってもんがあんだよ。口では日本の物作りとかなんとか言ってても心ン中じゃ「ま、精々頑張ってちゃぶだい」、ちゃうか?あぁ?、これで益々日本の物作りが衰退してったらどう責任取るつもりだよ、あぁ?、結局なーーんも分かってない。やれば(やってみれば)いい、それで済んだらこんな苦労しねえよ。
他国に一切良い顔をするなとは言わない、ばら蒔き過ぎなんだよ。これも全て日本国の為にした事です、何とでも言えるわな、が、他所に良い顔してるうちに国力はガタガタ(しかもひょっとしたら取り返しがつかないレベルにまで来ている)、何の為にばら蒔いたのか。
このまま日本の物作り力が無くなっても外国に頼ればいいじゃん、よもやそう思ってねえだろな。だとしたらモノホンの国賊売国奴だわ。なんで自分とこの基礎力を他国に委ねるんだよ。
なーんて書くと「そこ(潰れたところ)は力が無かっただけだろw」とプギャるバカがいるだろうが、分かってない、三次下請けの苦労全く分かってない。いっぺん三次やってみろってんだ。上手くいってるのは革新的技術を持ってたからだけ。
Posted at 2014/03/31 15:51:37 | |
国賊売国奴 | 日記