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バス運転手のサングラスに難癖をつけるような高齢者クレーマーとどう向き合うべきか
ジェネレーションギャップと呼ぶには、あまりに大きなトラブルがたびたび起きている。いたるところで高齢者によって騒動が引き起こされているが、静観して過ぎるのを待つという対処は、高齢化率(※総人口に占める65歳以上人口の割合)が29.0%に達し、今後も増加する日本という社会の対処法として限界を迎えている。高齢者が正しいと信じて起こすトラブルに巻き込まれた人たちの困惑を、ライターの宮添優氏がレポートする。
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電車内で泣く赤ちゃんの声に我慢できず、高齢男性が母親に暴言を浴びせる様子がネット上で話題になった。SNSには「まさに老害だ」との声が溢れ、一部マスコミで報じられていることが事実であれば、高齢者の独善的な怒り、新たな価値観を理解しようとしない態度だという他ない。
❚ 日差し対策のサングラス着用を断念
赤ちゃん連れの母親に向かって理不尽な怒りをぶつけた例ほどではなくとも、高齢者による独りよがりな怒りに遭遇してしまい、辟易しているという人は相当数、いるようである。関東の私鉄系バス会社に勤務する斉藤譲さん(仮名・40代)が、この夏に高齢乗客から受けた理不尽な仕打ちについて訴える。
「運転に支障が出ることもあり、夏の日差しが強いときに社内では乗務員のサングラス着用が認められているんです。視力は問題ないのですが、強い日差しが視界を邪魔して危ないと感じたこともあり、この夏からサングラスをかけ始めました。運転しやすく、晴れた日中は手放せなくなりました」(斉藤さん)
サングラス特有の「威圧感」が客を怖がらせてはいけないと、車内には、乗務員のサングラス着用を知らせるポスターを掲示する配慮もあったという。しかし、斉藤さんはこの夏、男女を問わず何人もの高齢客から、クレームをぶつけられたという。
「まるでヤクザとか、私を脅しているのかとか、さらには客に失礼だから外せと、手が伸びてきたこともありました。実際、サングラスについてけしからんと言うのは高齢者ばかりでした。ポスターを指差し、ご理解をお願いしますと言うと、最近の日本はおかしい、と反発して文句を言うのを止めない。腹立たしいですが、定時運行を守るためにも、すいませんと頭を下げ、サングラスを外すしかなかったです」(斉藤さん)
結局、斉藤さんはサングラス着用を断念せざるを得なくなった。独りよがりな人が総じてそうであるように、理由を説明しても怒りを引っ込めず、ますます怒り出して時間をとられることが多い。この場合も同じで、高齢者の単なる「お気持ち」を押しつける行為のせいで、安全運行に支障が出かねない事態に陥ったことに他ならない。公共交通機関関係者が高齢客からこうした仕打ちを受けるのはもはや「日常的だ」というのは、都内在住の鉄道乗務員・河合晃さん(仮名・20代)。
「鉄道業界でもデジタル化が進み、運行管理のために車掌や乗務員がタブレットを使って、情報を得ることが一般的になりました。導入直後、車掌が乗務中にスマホを触っているとして、乗客が撮影した映像がマスコミで報じられたことがありましたが、今では理解も広がっている。にも関わらず、つい先日も乗務中にタブレットを操作していると、乗務員室と客室の仕切りのガラスをどんどん叩いて『何遊んでるの、危ないじゃない』という金切り声が聞こえてきました」(河合さん)
高齢客は女性で、証拠を残そうとしているのか、手に持ったスマホを河合さんに向けていたともいう。
「これは業務用のものです、と説明すると、今度は姿勢が悪い、勘違いさせる方が悪いと言われました。撮った映像を消すようお願いしたんですが、隠蔽したいのかと叱責されました。同じ経験をした乗務員は、少なくないんじゃないでしょうか」(河合さん)
❚ これは差別じゃないよ
もはや、価値観の違いなどではなく、単なる勘違いと言いがかりではないかというレベルである。ときには業務妨害を引き起こしかねない行為だというのに、彼らは悪いことをしているとはまったく思っていない。それどころか正しいことをしていると思っているから、自分が客という立場を利用し、更なる暴挙に出る場合もある。ある飲食店チェーンに勤務するパート従業員・元山香奈子さん(仮名・40代)が怒りをあらわにする。
「人手が足りないところに来てくれたアルバイトが、東南アジア系の若い男の子でした。語学学校に通っていて、日本語は辿々しいものの、接客は丁寧で明るく、パートの私たちも可愛がってあげていたんです」(元山さん)
それから2週間ほどしたある日、高齢夫婦の客が、配膳役の外国人アルバイトではなく、厨房にいた元山さんをわざわざ呼び出した。夫婦は温厚そうな雰囲気だったが、その発言に元山さんは耳を疑った。
「まず男性客の方が落ち着いた様子で、あなたは外国人が出した定食と味噌汁と、日本人が出してくれた定食と味噌汁、どちらが食べたい? と仰いました。女性客も続けて、和食なんだから客はどう思うかしら?と質問してくるのです。明らかな差別ですし、それを聞いていた彼は、顔が青ざめていました」(元山さん)
さらにタチが悪いことに、この高齢夫婦、立ち去り側に「これは差別じゃないよ、日本人の普通の感覚だから、悪く思わないでね」と二人に優しく声をかけたのである。
「何も言えなかった自分が腹立たしく、彼には気にしないでと言うしかできなかありませんでした。それ以降、彼はすごく消極的になってしまい、店頭に立てなくなりました。あまり裕福でなく、留学生はアルバイトができる時間の上限もある中、なんとか仕事を覚えたいと、母国語で記した業務ノートまで作っていたんです。間も無くお店を辞めてしまいましたが、彼を守れなかったことは、今も強く後悔しています」(元山さん)
元山さんが上層部に相談したところ、本部の担当者は「別の店舗でも、高齢客から似たようなクレームが複数寄せられている」「怒っているというよりはアドバイスをしているつもりらしい」と聞き、愕然とした。
「明らかな差別ですし、極めて古い価値観だし、人手不足も理解していない。でも優しく言われたから、返す言葉が出てこなかったと言うのが正直なところです」(元山さん)
世界一の高齢化社会と言われる日本。かつてお年寄りといえば、知識が深く穏やかで、年若い人たちを導く存在として敬うべき存在として語られた。一方で、頑固で怒りっぽく迷惑な高齢者も存在したが、ごくまれに現れる特殊な人だからと、正面から対処されることはなかったように思う。だが、人口全体に対する高齢者の割合が増えるにつれ、独りよがりな思い込みからの迷惑行為をやり過ごすだけでは済まされないのではないか。
こうした一部の高齢者のせいで、ごく普通の常識的な高齢者までが現役・若者世代から冷ややかな視線を向けられかねない。単なる迷惑というだけでなく、差別的感情までを正しいことと押し付けていることは看過できない。事態は深刻さを増しているのだ。
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スレタイ続き
「バスだろうと電車だろうと『船長と同じ権限を与えろ』と」。
運転手の権限で不埒な客を問答無用で降ろせるとね。
降ろす為の遅延はソイツに請求すると。何処のどいつか分かるんか?
勿論バスなら警察を呼び(だからそれまでに警察と連携の練習を
しておく)電車なら次の駅に鉄警呼んでおくとかね。
そうそう、年金・敬老パス召し上げろなんてのがコメントにあったな、
うんそれイイ(笑)。(勿論罰金払わせるけどな)
もう老人共に対するそう言うの一旦廃止しろ。マトモな老人共から
吊るし上げ食えばいい、で村八分にされろ。
年金貰えない敬老パス無いから出掛けられない、周囲からヒソヒソ、
何処まで耐えられるかな。
幾つか屑が出てきたが、最後の、他人事ながら怒髪天だわな。
つうか、
> あなたは外国人が出した定食と味噌汁と、日本人が出してくれた定食と味噌汁、どちらが食べたい? <
『サーブする人は気にするけど作った人は問わないんだ〜へ〜…バッカじゃね(大爆笑)』。
鼻天狗にしてイキったつもりだろうけど論点ズレてますねえ(笑)。
仮に東南アジア人に触って欲しくないのなら作る事こそ問題視しなきゃ、ねえ?ド勘違い腐れ老人番いさんよ〜(笑)。
> 日本人の普通の感覚だから
そ・れ・はお前等腐れ老害共の中だけだっ(怒)。日本人のだなんて言い切ってくれるなっ(怒)。
> 去り際に
しつこいっ(怒)(怒)、さっさと仲良く両足棺桶に突っ込めっ(怒)。
つうか中に居るのを態々呼び出して、ほんとお前等何様?東南アジア人を下に見て。
人の金(年金は他人が払ってくれているもんだろが)で飯食いに来てるお前等より何十倍も偉いわ。いや比べうるもんではないな。
もうさ、こう言っちゃなんだけどさ、老害登録制度でも作んなよ。
どうやって?、この様な老害に何かされたら交番や警察署に訴え出る
だけで認めるとかよ。上に書いた様に年金取り上げ財産も取り上げ、
外出時にご近隣の方々がヒソヒソするとか。
大体こんな屑共なんか相手しちゃかんて。私一度強制的に(笑)お相手
させられましたが、淡々とそうなんですか?を繰り返しました(笑)。
勿論ウテシ様は今警察呼んだとか次の駅に警察来ているで一切相手
せずとかね。