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「生物学的女性が、女性である」が画期的判決になってしまう時代
<異論も議論も許さなかったトランスジェンダーの権利擁護の急進的な潮流に、英高裁が判断を示した>
イギリス最高峰の法律家たちはここのところ、女性とは何かを決定する任務に専念してきた。彼らは、生物学的性別が女性である人が女性である、と判断した。
これは、何千年にもわたる多くの文明のあらゆる人の意見とほぼ同様だ。
にもかかわらず、今の時代においては、これは「画期的な法的判決」になる。英最高裁判所の判決は、いかにしてこれが関連の法律に適用されるか、誰が女性スポーツ競技に出場できるか、誰が女性専用施設(更衣室や病棟、DV被害者保護施設など)を利用できるかについて指針を示している。
これによりイギリスでは、何よりまず圧倒的に「常識が戻った」との安堵が広がったが、それが国の最高裁に付託されねばならなかったことにある種の不信感が残った。
一方、一部の人々にとっては驚きと絶望の判決になった──「数十年に及ぶ進歩が台無しになる!」「イギリスで弱い立場にある、疎外された人々の心を傷つける!」「トランスジェンダー嫌悪が蔓延する!」
トランスジェンダーへの法的保護はしっかりある
注目すべきは、トランスジェンダーに対する法的保護はしっかり残るということ。例えばトランスジェンダーという理由でトランス女性を攻撃したら、それは単なる犯罪ではなく、他の動機による同程度の暴力行為よりも重い刑を科されるヘイトクライムに当たる。トランス嫌悪とみられる暴言だけでも(人種や宗教、障害や性的指向に対する暴言と同じく)犯罪になる。
だから今回の裁定は、主に権利のバランスに関するものなのだ。つまり、女性と女児が、歴史的に見れば比較的最近になって勝ち取った特権を享受する権利だ。例えば女性アスリートは、まだまだ男性選手と同等の資金や支援を得るのに苦労している。なのに、男性として思春期を過ごし、テストステロンのおかげで筋肉量を増やした人が、女性として競技するのは公平だろうか? それは「同じ土俵」とは言い難い。
不思議なことに、今回の判決には法的に曖昧な部分が残されている。弁護士らは、この生物学的女性の定義が差別禁止法と衝突するケースが必ず出てくるだろうと指摘している。
むしろこの判決は、トランスジェンダーの権利擁護活動家が掲げる主張を受け入れる方向へと何年も漂ってきた後に、方向性を示す性格のものだ。
彼ら活動家の主張は主に2つの特徴に集約される。行きすぎと、好戦性だ。まず、「トランス女性は女性である」とのスローガンを掲げる。例外も反論も議論も受け付けない。反対する人は「トランス嫌悪」だと非難された。
同様に、苦労して勝ち取った女性の権利と「トランスの権利」が衝突すると指摘した女性は、「TERFS(トランス排除的ラジカルフェミニスト)」とこき下ろされた。デモではよく「TERFSを殺せ」のスローガンが目についた。
「ハリー・ポッター」の作者も大炎上
「トランスの権利」の潮流に逆らうのは危険なことだった。「ハリー・ポッター」の作者J・K・ローリングは、フェミニスト的視点からあえてそれを行い、ネットでは大炎上し、彼女のおかげでスターになった元子役俳優たちから非難を浴びせられた。
同じくトランス嫌悪と批判されたサセックス大学のキャスリン・ストック教授は、辞職に追い込まれるほどの迫害を受けた。今年に入り規制当局は、彼女と言論の自由の保護を怠ったとして、大学側に多額の賠償金支払いを命じた。
ローリングもストックも、トランスジェンダーの存在を否定したり、社会から拒絶されるべきだと唱えたわけではない。彼らの見解は大まかに言えば、今回最高裁が決定したことと同じ、ということだ。
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本来女性とは生物学的女性の事を言う、当たり前の事を改めて決めただけなのに…。
だからと言って英裁判はトランスジェンダに対する法的保護は認めるとあるんだからこれ以上何を求めると言うのか。
そんなに女性として認めろと言うのならば何故手術の類いをしないのだ?と。外国ではどうか知らんけど日本では其れは憲法違反だっけ?とかで頑なに拒否している。
世間(社会)に認めて欲しいんでしょ?なら何故しない……。やはり自分等の方が上だとの超勘違い認識の所為なんだろうねぇ。
見た目や体力が男性のままで突然女性なのよと女性枠に無理矢理入ってきて競えばどうなるか。でも其れを言うとあちらさん的には“其の女性とはそちらの解釈の女性であって私達の言う女性ではないっ”とか言いそう。いや絶対言う。
簡潔に言えば「私達が自身は女性なのよと言えばそうなのよっ」其れを通さない方がおかしいと言いたいわけだ。
もうね、甘やかさない方が良いと思うよ、イギリスさん。折角トランスジェンダとしての法的保護認めてあげようってのに其れすら不満だそうなので。
其の証拠が
> デモではよく「TERFSを殺せ」のスローガンが目についた
相対する組織団体を否定するのは仕方がないかもしれないが殺せと堂々とスローガンに掲げる其の神経はおかしいと言わざるを得ない。
トランスジェンダ達は、所謂日本と韓国の関係と同じと。言っては何だが韓国人は一旦許すと何処までも際限が無い、其れと同じと。でも其の東方の某国は毅然とした態度に出られない。何故なんでしょう。
とまともな(か?)論説風に書いてみましたが、まああれだ、一言で言うのなら馬鹿は調子付かせてかんて、と。或いは、人が下手に出てりゃいい気になりやがって、とか?
飼い主に逆らう(言う事を聞かない)駄犬(何処?)を躾けるにはどうするか、と同じですよ。外国ならやりかねんけど日本は生涯しないでしょうなぁ。
Posted at 2025/05/06 19:25:56 | |
今日のボヤキ | 日記