“
Post War-Iクラス” とは “La Festa Mille Miglia” の参加車輌条件によるクラス分けで1940年1月1日~1949年12月31日に製造された車輌を指します。現実的には第二次大戦が終結した1945年より後の車両がほとんどを占めるようです。
2016年はこのクラスに
14台 15台のエントリーがありました。
堺氏がドライバーを務めた“1948 MASERATI A6 GCS”、篠塚氏がドライバーを務めた “1949 HEALEY SILVERSTONE” は
『著名人の所有車編』ですでに紹介しました。
今回は
その1台 それら2台を除き、私のカメラに収めた9台を取り上げます。9台中7台が伊車です。
【 “Post War-Iクラス”9台 @湘南T-SITE 】
▼ 1947 NARDI-DANESE。エントリーNo.36。
▼ 1947 FIAT STANGUELLINI 1100 SPORT。エントリーNo.37。
▼ 1947 BANDINI 1100 SPORT。エントリーNo.38。
▼ 1947 FIAT FARINA MM。エントリーNo.40。“イタリアの虫” の典型ですね。
▼ 1947 MG TC。エントリーNo.41。戦後の伊車と見比べると戦前のクルマかと錯覚してしまいそうです。
▼ 1948 CISITALIA 204。エントリーNo.44。ムツゴロウを彷彿させる愛嬌のあるお姿です。
▼ 1949 OSCA MT4。エントリーNo.46。マニアには超有名なモデルらしいです。
▼ 1949 HEALEY SILVERSTONE。エントリーNo.48。
▼ 1949 S.I.A. T.A AMICA。エントリーNo.52。
【 最後にちょっと 】
1947年製造の伊車が5台もありました。第二次世界大戦(1939年9月1日~1945年9月2日)終結から僅か2年後に過ぎず、しかも敗戦国のイタリアからこういったクルマが生まれていることには驚きを隠せません。自動車文化の違いでしょうか。
個人的にスタイルが一番気になるクルマはラスト2枚の画像の “
1949 S.I.A. T.A AMICA”です。シアタアミカと読むようです。フロントウィンドは2枚の平面ガラスをセンターで合わせるといった特殊な構造です。ここ以外は現代にも通用する古さを全く感じさせないデザインです。
Source:
http://www.ferrariexperts.com/siata%20etceterini%20cars.htm#ami
日本語でこのクルマのことをもっと知りたい方には以下の記事をお勧めします。
http://gqjapan.jp/car/20160729/cars-in-my-life-01-siata-amica
連載 第1回|わが人生のなかのクルマ──愛車は超マイナーなイタリア製スポーツカー
2016-08-02
Author: 武田公実
(続く)
※ 記事冒頭で訂正・追記をしました(2016/10/22 18:47)。
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Rallye de l'elegance | 日記
Posted at
2016/10/22 10:11:46