スカイアクティブX搭載車のオーナーとしてあれこれ書いていくシリーズ第3回です。
いつまで続くかわかりませんし、不定期で申し訳ありません。
さて、
前回の"M-Hybridについて" の 4)停止前からのアイドリングストップで、
発動条件がわからない → なので発動する頻度が少ない → だから要らないと考えている と述べました。
この機能、減速中に20km/hを切るとエンジンが停止するわけですが、すると動力が切れるためにいわゆる「カックンブレーキ」になってしまいます。これが多くの方に嫌われている原因なのですが、自分はカックンブレーキそのものには嫌悪感を抱いていません。むしろ練習してこのカックンブレーキを減らしたい/無くしたいと考えています。
しかし練習したくても発動頻度が少ないのではどうしようもなく、「この機能いらないな」と思ってました。
ところがある日、この発動条件に気付いたのです。それは…
ATのシフトレバーがDレンジであること(爆)
です。普通の方には、え?え!?ですよねー。AT乗ってたら気付くんじゃないの?ですよね。以下、なぜ今までわからなかったかを述べます。
最大の理由は、自分が普段Dレンジではなく「マニュアルモード」で運転しているからです。
これはBKアクセラに乗っていた頃からの習慣です。自分がDレンジで運転するときというのは、急いでて切り替えるのを忘れたときか、体調が悪いときに渋滞にハマったときくらいです。前者は思い出したらすぐマニュアルモードに切り替えますし、後者のような場合には早く休める場所を探して休憩します。なのでDレンジでいる時間そのものが短いです。
シフトチェンジの煩しさを解消するためというATのメリットを捨ててマニュアルモードで運転しているのは、1つは長い間のクセ。もう1つは回転数を上げてシフトチェンジという一連のリズムが好きだからです。まるでMT乗りのようなことを言ってるわけで、そこまで言うならMTにすれば良いのにと言われそうですが…そこは長年乗ってないので自信がないのかもしれません。
そんなわけで、このマツダ3に変えたときも、いきなりマニュアルモードで運転を始めましたし、Dレンジで走っていた時間は殆ど無いに等しかったわけです。
では、なぜDレンジで発動すると気付いたか?
あるとき妻と一緒に買い出しに行ったときのこと。普段ならマニュアルモードにしているはずですが、そのときは会話に夢中になっていたのか、別のことを考えていたのか覚えてませんが、マニュアルモードにするのを忘れていたのです。そのまま何回目かの赤信号で停止するときに20km/hを下回った辺りから急激に回転計の針が0に落ちていくのを発見。お、珍しく発動か!とばかりにカックンブレーキにならないように停止…したかったのですが、うまくいきませんでした。そのときシフトレバーがいつもと違う位置にあることに気付きました。Dレンジのまま…。「普段あまりやらないDレンジで停止したらどうなるんだろう?」そんな思いがふと頭をよぎりました。
そして次の赤信号での減速。すると見事に20km/hを下回った辺りから急激に回転計の針が0に落ちていきました。更に次の赤信号での減速でも…発動!
「そういうことか…」
思わず声に出して呟いてしまい、妻には驚かれました。
つまりこの機能は、ATのXを運転し始めれば早々に気付くはずの頻度の高いものだったわけです。ただ自分の場合、従来からのクセのせいで発動しなかったということです。
なんともお恥ずかしい限りです。(^-^;
逆にいえば、カックンブレーキになるからこの機能を発動させたくない方は、マニュアルモードにすれば良いとも言えます。
いやいや、それではATの意味が無いと仰る方もいらっしゃるでしょう。
実はDレンジのまま、0km/hになる前にエンジンが停止してもカックンブレーキにならないようにする方法はあります。ご存知の方は多いと思いますがそれは、
停止する直前に踏んでいるブレーキをうまく戻してやる
です。しかしその加減は難しいですよね。足りないと依然カックンブレーキのままですし、戻し過ぎるとエンジンが再始動してしまいます。
自分はその戻し加減を見極めるためにも高い頻度で発動することを望んでいたわけです。そして発動条件が分かってからは少し練習するだけで、エンジンを再始動させることも無く停止させることができるようになりました。
ブレーキをうまく戻すことができればカックンブレーキになりません。これならわざわざマニュアルモードにして発動させないようにする必要もありません。
次回は上手く戻すコツやそのためのブレーキ操作なんかについて述べたいと思います。
(つづく)
Posted at 2020/05/23 11:27:27 | |
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