榧(カヤ)の木のまな板です。幻の木といわれています。高級過ぎて知名度は低いかも知れません。榧の木を扱うのは宮大工と囲碁将棋盤職人くらいで、榧が木材市場に入荷することはほぼなく絶滅に近い状態のようです。(原木は九州に僅かに残るのみだとか)榧は神に近い木で土俵の中央には榧の実が埋められているそうです。囲碁将棋盤も榧の最高部材で作られていて、その端材で作られたのがこのまな板。まな板に適した弾力性、水に強い、天然の抗菌性を持ち合わせています。画像手前が板目で奥が柾目。まだフィルム包装を付けたまま。まな板界のロールス・ロイス。人のご縁で私の手元に届きました。このまな板は数年毎に削り直しを行い、一生ものです。私が使うのはもったいないので、少し試したらプロのシェフに預けたいと思います。神々しい香りがします。木べらも感じが良い。