![東京のフロンティア 東京のフロンティア](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/045/969/232/45969232/p1m.jpg?ct=343f1eb2a683)
東京湾内で新たな土地を造成しています。昔の開拓事業になぞらえ、東京のフロンティアと呼ぶことができそうです。
夢の島は、その昔はゴミの島として有名でした。長らく13号地と呼ばれていたお台場の南側は、現在は臨海副都心と呼ばれています。その南側に新たな埋立地が拡がっており、処分地として拡張が進んでいるようです。
この区域は廃棄物処分地のイメージがあり、一般車両でふつうに通行できると思っていなかったこともあって、行ったことがありませんでした。青海埠頭からさらに南東に進み、長い海底トンネルを抜けると、新たな埋立地に到着します。広い土地に大規模な建物が並んでいて、都心とは異なる光景です。清掃車が走り回る道路を想像していましたが、路上で見かけるのは大型トレーラーばかりです。よく見れば埠頭や税関の施設があり、倉庫らしい建物も見られ、物流の要所となっているようです。
中央防波堤外側埋立処分場内の公道を南下すると、道路そのものがUターンするところが行き止まりです。目の前にあるのは単なる静かな空き地で、柵の向こうには造成工事を行う車両が見られますが、埋立処分が進む最前線(フロンティア)という印象ではありません。外側埋立処分場の先には「新海面処分場」があり、何区画にも分かれているようですが、ここからは窺い知れません。東京のフロンティア拡大事業は、市民の目に直接触れないようにしながら、静かに進められているようです。
東京港臨海道路を西に向かうと、臨海トンネルをくぐって大田区に入り、間もなく大田市場に到着します。ターレと呼ばれる市場の運搬車が一般公道にも出てきていて、市場独特の活気を感じます。
逆に東に進むと、東京ゲートブリッジを渡ります。これはかなり高いところを走るのですが、風を遮るものがほとんどないので、背が高い車両は強風にあおられるのではないかと心配になります。若洲からゲートブリッジを戻るときは、右にカーブする上り坂からはるか左下の海がよく見えるので、橋を飛び出して海に吸い込まれるようなスリルが味わえます。
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2022/03/24 23:33:53