こんにちは。
13、14日と平日の休みが取れましたので、かねてから念願だった
トヨタ自動車九州 宮田工場見学に13日日帰りで行ってきました。
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11月末までにお盆休みの代休4日間を取得しないといけないのですが、嫁さんの休み都合や自分の仕事の進ちょく等でうまい休み設定ができず、やっとのことでこの2日間に設定。
当初は夫婦で行く予定でしたが、せっかくなので私の両親を誘い4名で行くことに。
それに合わせて工場見学申し込みをおこないました。
詳しい工場見学申し込みの流れは
トヨタ自動車九州のホームページをご覧いただくとして、要約すると、宮田工場の工場見学はまず事前に電話予約が必要です。
電話で日程・時間の確定と注意事項等の説明を受け、その後その内容をWebからダウンロード、印刷した申込用紙に記入。FAX(または郵送)を送ります。
それで完了。
個人的には少し面倒な申し込み方法だと思います。FAXを持ってないので、コンビニからFAXしましたが、ご時世的にWebからの申し込みや、メール等ではできないものかと思います。(しかしながら電話で内容を詰めるので間違いもなく、確実な方法かな~とも思っていますので、これはこれでいいのかも。)
見学内容は
【1】 第1組立工場
【2】 エコセンター・アクアコントロールセンター
【3】 トレーニングセンター
の3つを見ることができ、すべて見学したかったのですが、【3】は残念ながら人数が満たなかったので申し込むことができませんでした。
※【3】は5名~20名なので…。(T_T) 個人的には【2】はダメでも【3】は見たかった。
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家を7時に出発し、途中、道中で食べるお菓子や飲み物を購入し実家へ。朝8:45に実家から出発し、途中、須恵PAでお昼休憩し、“宮若”市の“若宮”ICで高速を降りる。(名前が逆でややっこしい…。)
※ちなみに北九州方面からお越しの場合でETCが付いている車をお持ちの方は、今年3/26に開通した宮田スマートICが大変近くて便利です。(福岡県南、熊本、大分、長崎、宮崎、鹿児島方面からお越しの方は私と同じ若宮ICで降りてください。宮田スマートICではハーフインターチェンジなので降りる道がなく、その地点を通過することしかできません。)
到着したのはほぼ予定通りの11:30ごろに到着。心配していた天気も写真の通りの天気で秋晴れのよい天気でした。
写真の場所は
WING21(PR館)。写真左側の入り口から入って受付を済ませます。駐車場はちょうど建物の前あたりにあります。
工場見学は12:55からでしたので、それまではこのWING21の中の展示物を見学しました。
※WING21の展示物については後日フォトギャラリーに載せる予定でいます。工場内の写真は撮影が禁止されているため写真はありません。
この工場はLFA,LS,GS,IS F(海外製品を含めるとLX,GX)を除いた Lexus ブランドの車両をメインとして作る工場で、一部姉妹車(Lexus HS250h と TOYOTA SAI、Lexus RX と TOYOTA Harrier)、比較的少量生産車(…と勝手に思っているのですが)が作られています。(ブログのタイトルに『この道と語り、この星を想う』…のコピーを載せてみましたが、お気づきになりましたか?これはLexus のスローガンなのですが、Lexus車の工場なのでこの文言を使ってみました。)
※
Wikipedia によると、LFA は元町工場、LS,GS,IS F,LX,GX は田原工場で作られているようです。
嫁さんが『
この間交換した部品はここだよね~?』と話しかけて来たときにPR館の職員の方(たぶん館長の方?お名前はM屋さん)が話しかけてこられました。
(余談ですが、私ってよく話しかけられるんですよね~。こういうときは子供のように目が輝いているからでしょうか?数年前関東に住んでいたときに静岡の
TAMIYA(模型/プラモデル)を見に行ったときも同じように話しかけられました。)
『ご自分で(サスを)変えられたのですか?』から始まり、『きょうはどちらからお見えになられました?』、『お乗りになられているお車は何ですか?』とか、
『これはあちらにある
ハイランダーの足回りとエンジンの部分なんですよ。』とかいろいろお話しして、こちらも聞きたいことがあったので聞いてみました。
SQUARE:『
ブログなどで見ると、工場見学の招待状が届いたりするみたいですが、あれはLexus車所有の方がLexus店経由で申し込んだときだけに送られてくるんですか? あと会議室みたいなところに通されるとも聞きました。 (^_^) 』
スタッフの方:『そうです。(^_^) あと、工場見学のルートも異なっていて、普通の人では入れないところまで近づいて見られたり、公開していない所もご覧いただくことができます。』
とのこと。
他にも、みんカラ内 ・ Lexus オーナーの方のブログを読むと、昇降スペースが広くとられている駐車場が名前入りで確保され、そこに車を駐められたり…。
いいなぁ~。
どこまでも徹底したおもてなし。うらやましい限りです。
おもてなしといえば、私たち一般人にも、とてもていねいな接客をしていただきました。説明も丁寧でわかりやすかったですし、私の父が足を怪我していて不自由だったので、いろいろと対応や気を遣っていただいたり…。大変、お世話になりました。
写真撮影したり、館内を見て回るうちに、見学開始の時間になって他の見学者の方も来て館内もにぎやかに。他にもトヨタ関連会社の
トヨタプロダクションエンジニアリング(TPEC)の方々数名と一緒に工場見学を開始。
(2020/05/05 12:46 追記)
2020年2月頃から新型コロナウイルスが流行し、対策として家にいる… Stay Home が叫ばれていますが、おうちで工場見学を楽しもうという Lexus が取り組んだ動画です。動画で紹介されている工場はまさにここ、トヨタ自動車九州 宮田工場。工場見学の気分を味わえると同時に、実際の工場見学ではわかりづらかった、見学ルートでは見えなかった (見ることができなかった) 組み立て行程や内容もあって楽しめました。
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ここからは写真が撮れないので私の記憶を呼び覚まして書きますが、まず最初に10分ほどの映像を見て、
つぎにバスに乗り込みいよいよ工場見学(約60分)。いったん工場敷地の外に出て別のゲートから入りなおし、今回は入れないプラスチック製部品の工場やプレス工場の横の道を通っている間にバスの中で簡単な説明がおこなわれました。
生産に係わる従業員は約6千人で2交代。事務や施設管理その他の方を含めると約7千人近くになるそうです。
2時間おきに休憩があって、その際はラインは完全に止まるそう。電気も消えるので真っ暗になるそうですよ。休憩時間は10分。
また、見学日の生産台数は1,539台で1台にかかる時間はおよそ16時間。
プレス工場横をバスが通り過ぎるときは、ぐるぐるに巻かれた鉄鋼板が建物の中にあるのが見えて、その長さはおよそ1,500mで重さは約7トン~10トン。作れる台数は約20台分との説明がありました。
バスからいったん降りて、いよいよ第一工場(No.1 アッセンブリー)へ。
最初に目にはいるのはラインもですが、ラックや棚に整然ときれいに並べられたパーツたち。
この工場は複数の車種が同時に混在してラインを流れ、また同じ車種でもエンドユーザーの注文に合わせた仕様の部品(例:内装やシートの色の違いなど)があるため、車の組み上がる順番に並べられているそうです。それは部品メーカーの出荷時点でその順番になっているそうです。
ここで個人的に思ったのは、車種が混在しているということは(質問はしなかったので正しいかどうかは未確認なのですが)在庫車を作らずオーダーが入ってから作る BTO (Build to Order) に近い生産方法なのかな~と。
実際説明では、『ラインの順番は店舗の受注の順番でそれに合わせて部品も並んでいます。』との説明でした。
ただ、それだとLexus車だから、そうそう売れる車たちではないはず。ラインも空いてしまうことが想像されますが、その考えは市場が日本だけだった場合。
この工場は世界に向けた工場なのでオーダーの順番もおそらく世界各国ごちゃ混ぜの順番ということになりますね。(未確認)
実際のところ、ラインの中には右ハンドル車と左ハンドル車が混在していました。
また、説明では8割~9割が輸出で、九州内へは完成した車を並べてあるシッピングヤードからそのままキャリアカーに積載してディーラーへ陸送だそうです。
最初にラインには塗装が終わった車が入ってきます。
その段階ではドアが付いてくるのですが、それをいったんはずして、作業がしやすいドアがない状態にするそうです。
はずされたドアはドア専用の別のラインに戻され、ドアの装備が取り付けられて最後の方で再度取り付けられるそうです。
テールランプ、ブレーキ、オーディオなど内外装が取り付けられて、燃料タンク、マフラー、エンジン、ウインドガラス、カーペット、コンソール、バンパー…と様々な物が取り付けられてゆきます。
シート(20kg)、タイヤ/ホイール類(約15kg)などの重量物はロボットが組み付けをおこなうそうです。
タイヤの取り付け角度、ライトの光軸は以前は人の目でおこなっていたため製品の精度のばらつきがあったそうですが、現在は精度が3倍(光軸)になり、コンピューターの自動調整で間違いのない調整がおこなわれているそうです。
そしてガソリンを注入(自動)、ドアを取り付けたらできあがり。
行程はテストに移り、TOYOTA 車で 1,400、Lexus 車で 1,700 ほどのテスト項目を、また走行テスト等も行い、凸凹道や欧州に多い石畳などを想定したテストコースを走ったりしてチェックがおこなわれていました。(それ以外にも全長2~3kmほどのテストコースを走ってテストする項目もあるとか。)
他の方はここで終わりですが、私たちは【2】 エコセンター・アクアコントロールセンターも見学。(私たち4人の為に引き続きWING21スタッフの方(A井さん)が説明。なんか申し訳ない感じが…。)
こちらは、工場内で発生する廃棄物を再利用する、または再利用を促すための前段階の加工、また工場内で使用した水をクリーンにする施設です。
ここではトヨタ自動車九州の環境に対する取り組みが紹介されました。
ひと通り見たところで、当初説明時に聞いていた予定の時刻、15:00をまわっていました。
WING21(PR館)の中をまだゆっくり見ることができなかったので、再度ゆっくりと見学。
実際にまわることができなかった溶接や、ペイント、その他工場内で作られているユニット類などの説明、映像や、
工場で完成した第1号の車『マークII』
また、国内で200台限定発売された『ハリアーザガート』の展示などもありました。
純正流用がカスタマイズのキモの私としては、もう少し Lexus 車をゆっくり研究したかったのですが、気が付けば16:00をまわり(閉館16:30)、外野が早く帰ろうとうるさいので断念。
記念品のecoバッグを頂き、工場見学でご説明いただいたWING21スタッフ方のお見送りを受けて帰宅をしました。
もし機会があればもう一度じっくりと見てみたいです。
途中、寄り道をして無事に帰宅。
きのうはとても楽しい1日でした。