こんばんは。
カメラの話 ~ カメラ・レンズ沼から抜け出せない男の話 ~ (後編) で、私 SQUARE がカメラ・レンズの沼へどっぷりつかってしまっていたことをご紹介しましたが…
バイオハザード (C) カプコン
“実はカメラの館の庭には、レンズ沼以外にも関連用品という沼があるというのです。”
ほら、そこ。後ずさりしているカメラが好きな、あなたの後ろに…
あっ、あぶな~い!
うあぁー!!
ああっ、沼に…。遅かったか。
---
と、くだらない始まり方でしたが、本当に周辺用品やら、掃除の用品やらカメラはとにかくお金がかかる趣味です。
バッグとか、ケース、メモリーカードなどの他にも、三脚、一脚などの撮影補助用品、フラッシュやフィルターなど撮影技術に関わる用品など、こだわり始めると撮影をサポートしてくれる用品がとにかく多いし、欲しくなること。
その一部をさらっと紹介します。( “さらっと” は手抜きともいいます。(笑) )
文章のみで、一部写真を撮影していない用品もありますが、ご了承ください。
■ 用品を紹介するそのまえに
私が、カメラを始めたときに一番読んでいたサイトがこちらです。
Studio9 ( YouTube:
Studio9 Channel )
※私が読んでいた頃は、YouTube はまだなかったです。
最近は読んでいませんが、
絞りやシャッタースピードなどの基本的なこと から、フルサイズと APC-C
ボケ についてとか、
月なんかの撮影技術 とか。とにかく多岐にわたる情報が載ってますので初めての方、これからステップアップされたい方もおすすめです。
アップされている方もカメラマン (中原 一雄 氏) で雑誌や書籍などでも載っておられたりします。
ちょうど読み始めたときに
EOS 70D の紹介とおすすめできるポイントの記事 もあったので、嬉しかったですね。
ここで紹介したアイテム。一部はこのサイトの影響が大きいです。
■ バッグ
私が使っているバックは、スエーデンのメーカー
THULE の
メッセンジャーバッグ Thule Covert DSLR Messenger を使っています。
みんカラで、えっ、あの THULE!? と思われた方。 さすがです。
みんカラ的に言うと
クルマのラックやルーフボックス などで有名なメーカーですね。あのメーカーはこういう商品も作っていたんです。
商品の詳細は、メーカーの
商品ページ でご確認いただくとして 、
バッグとしては大型で収容力はかなりあります。
私の場合は、ブログ (
後編 ) の最後でご紹介した、
【よく持ち出すセット】
Canon EOS 70D
├⑥ EF-S17-55mm F2.8 IS USM
├⑦ EF35mm F2 IS USM
├⑨ EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM
├⑩ EF100mm F2.8L マクロ IS USM
└⑪ EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
に、ND フィルター、PL フィルターなどレンズの前に着ける各種フィルター類、バッテリー、メモリーカード、レリーズ (有線シャッターリモコン) 、フラッシュ、GPS レシーバー、(懐中電灯として) LED ライトなどを入れて持ち運んでます。(先ほどの写真はそれらがすべて入った状態です。)
LED ライトは、夜間の撮影でバッグを抱えて歩くときの足元の安全確保のためでもあるのですが、バッグの中身がよく見えないとき、暗すぎてオートフォーカスでピントが合わないとき合わせたいところに光を当てピントを合わせるためにも使っています。
購入前は、一般的な普通のバッグでメッセンジャーバッグがはやりのようだったので、カメラバッグもメッセンジャーバッグのほうが様になっていいかも…と思って買ったのですが…失敗でしたね。
たくさんの機材を詰め込めるのは良いのですが、そうなるとかなりの重量です。肩掛けだとふくれて思ったほどかっこよくなかったですし、持ち運びが大変。
そして重いので撮影中は地面などに置いて撮影したり、邪魔にならないような所において、自分だけ被写体の近くまで行くのですが、それが心ない方から盗まれたりしないか気になったりして…。近くに置きながら撮影をしてしまうという。
リュックサック…いわゆるバックパックタイプと悩んだのですが、そちらが正解だった気がします。
ただ、クルマのラゲッジに乗せ、そこから必要なモノだけチョイスして別のバッグで持ち出すとか、そういう使い方だと重さも問題なくなるので使い勝手が悪いわけではなく、撮影スタイルの問題に遭遇したって感じです。
■ メモリーカードと HDD
購入した一眼レフカメラの Canon EOS 70D (以下 70D) は SDXC (UHS-I 対応) に対応で、公称ではたしか 128GB まで対応できます。(現在 SD カードとしては、256GB、512GB の SDXC があるようですが…。)
70D は連写で1秒間に最大約7枚撮影できるのですが、SD カードの書き込みが遅いタイプだと、すぐにカードへの書き込み待ちが発生し、カメラ側の高速な一時保存メモリ (バッファ) がいっぱいになって、シャッターの切れる間隔がすぐ遅くなる状態になるため、カメラの性能をフルに発揮できるよう、容量は少なめでもいいので、最初からとにかく早い高速タイプを購入することを考えました。
高速な SD カードを使用することで、バッファが満杯になる時間を稼ぐことができます。(どんなに高速な SD カードを使用しても枚数が多ければいずれはシャッターが切れる間隔は遅くなりますが、その状態になるまでの時間が早いカードと遅いカードではかなり違います。)
最初に買ったのが、写真の真ん中に写っている東芝のヤツ。公称では読みが 95MB/秒、書き込みが 90MB/秒をうたっているモノです。
最初の頃はこれ1枚で十分。そして、撮影をしたら HDD にコピー後 削除すれば高速なカードをいつでも使える…という運用だったのですが、HDD コピーを怠けていると、子どもの写真、クルマ関係、ドライブ・旅行関係が混ざっていって、見るとき、整理するときごちゃごちゃで見にくい、探しにくい、整理しにくい、コピーを怠けにくい (^_^;) ため、用途で分けるようにしました。
○飛行機・走行中のクルマや、運動会など動きのある被写体を撮影するときは早いカード。
○じっくり撮るときや、写真を撮り行こう!と気合いを入れて撮る場合は、そこそこ容量が大きくてスピードもそこそこ。
○坊ちゃん関係は動画も撮るからデータがいっぱいになりやすい。なので 128GB のそこそこのスピードのヤツ。
○カードのままで写真の長期保存は900円とか安いヤツ。 (安い、名も知られていないようなメーカーの SD カードは信頼性に不安があるのですが、 HDD がふっとんで何も残らなかった…を避けるための予備的な保存用なので。)
こんな感じで分けました。
メーカーは、本当ならば信頼性と速度を重要視して、メモリーカード開発提唱元の SunDisk 製の高速タイプでいきたいのですが、何しろ高い。そして、Amazon などでは偽物も多い。
そこで、次点として同じく SD 提唱元の 東芝、Panasonic でいきたいのですが、国内のメーカー品はとにかく高い。(1枚目の東芝はたまたま安かったので…。それでも当時 32GB で 6,000円ぐらい。高い方だと思います。)
そこで、ネットで調べたところ、SAMSUNG が速い!…ということを知って買い足すときは SAMSUNG 製が3枚 (写真左の 32GB が2枚、左から2番目の 64GB を1枚)。
また、比較的安価で信頼性がおけるメーカーとして普段は Transcend 製を買うことにしています。
これらは一度に買ったわけではなくて、少しづつ買い足していきました。
ご覧いただいたカードたちは私の中でエリートのカードたち…メインで使い分けているカード群です。
せっかくなので、ベンチマークを文字を小さくして載せてておきます。
使用したカードリーダー:BUFFALO USB 3.0 Card Reader Writer BSCR25TU3
● TOSHIBA SD-H32GR7WA9 (一番手前)
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CrystalDiskMark 5.1.0 x64 (C) 2007-2015 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
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* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes
Sequential Read (Q= 32,T= 1) : 94.289 MB/s
Sequential Write (Q= 32,T= 1) : 78.908 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) : 20.143 MB/s [ 4917.7 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) : 0.842 MB/s [ 205.6 IOPS]
Sequential Read (T= 1) : 95.015 MB/s
Sequential Write (T= 1) : 78.645 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) : 10.614 MB/s [ 2591.3 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) : 0.765 MB/s [ 186.8 IOPS]
Test : 1024 MiB [G: 0.6% (0.2/29.7 GiB)] (x5) [Interval=5 sec]
Date : 2016/01/06 20:07:16
OS : Windows 7 Professional SP1 [6.1 Build 7601] (x64)
● SAMSUNG SDHC MB-SD32D (1番左)
-----------------------------------------------------------------------
CrystalDiskMark 5.1.2 x64 (C) 2007-2016 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
-----------------------------------------------------------------------
* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes
Sequential Read (Q= 32,T= 1) : 90.995 MB/s
Sequential Write (Q= 32,T= 1) : 80.829 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) : 8.653 MB/s [ 2112.5 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) : 3.088 MB/s [ 753.9 IOPS]
Sequential Read (T= 1) : 92.286 MB/s
Sequential Write (T= 1) : 80.736 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) : 7.985 MB/s [ 1949.5 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) : 2.875 MB/s [ 701.9 IOPS]
Test : 1024 MiB [H: 0.0% (0.0/29.8 GiB)] (x5) [Interval=5 sec]
Date : 2016/07/04 21:45:16
OS : Windows 7 Professional SP1 [6.1 Build 7601] (x64)
● SAMSUNG SDXC MB-SG64D (左から2番目)
-----------------------------------------------------------------------
CrystalDiskMark 5.1.2 x64 (C) 2007-2016 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
-----------------------------------------------------------------------
* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes
Sequential Read (Q= 32,T= 1) : 91.807 MB/s
Sequential Write (Q= 32,T= 1) : 76.083 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) : 8.678 MB/s [ 2118.7 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) : 3.222 MB/s [ 786.6 IOPS]
Sequential Read (T= 1) : 93.964 MB/s
Sequential Write (T= 1) : 76.975 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) : 7.885 MB/s [ 1925.0 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) : 2.954 MB/s [ 721.2 IOPS]
Test : 1024 MiB [H: 0.0% (0.0/59.6 GiB)] (x5) [Interval=5 sec]
Date : 2016/07/04 21:25:35
OS : Windows 7 Professional SP1 [6.1 Build 7601] (x64)
● Transcend TS128GSDXC10U1 (左から3番目)
-----------------------------------------------------------------------
CrystalDiskMark 5.1.0 x64 (C) 2007-2015 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
-----------------------------------------------------------------------
* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes
Sequential Read (Q= 32,T= 1) : 90.464 MB/s
Sequential Write (Q= 32,T= 1) : 61.078 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) : 10.286 MB/s [ 2511.2 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) : 1.164 MB/s [ 284.2 IOPS]
Sequential Read (T= 1) : 93.756 MB/s
Sequential Write (T= 1) : 53.270 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) : 9.934 MB/s [ 2425.3 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) : 0.873 MB/s [ 213.1 IOPS]
Test : 1024 MiB [G: 0.0% (0.0/120.8 GiB)] (x5) [Interval=5 sec]
Date : 2016/01/06 19:57:23
OS : Windows 7 Professional SP1 [6.1 Build 7601] (x64)
● Transcend SDXC TS128GSDXC10 (左から4番目)
-----------------------------------------------------------------------
CrystalDiskMark 5.1.2 x64 (C) 2007-2016 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
-----------------------------------------------------------------------
* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes
Sequential Read (Q= 32,T= 1) : 91.934 MB/s
Sequential Write (Q= 32,T= 1) : 50.691 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) : 13.229 MB/s [ 3229.7 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) : 8.435 MB/s [ 2059.3 IOPS]
Sequential Read (T= 1) : 94.566 MB/s
Sequential Write (T= 1) : 63.763 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) : 11.718 MB/s [ 2860.8 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) : 8.406 MB/s [ 2052.2 IOPS]
Test : 1024 MiB [G: 0.0% (0.0/117.7 GiB)] (x5) [Interval=5 sec]
Date : 2018/12/04 21:12:07
OS : Windows 10 Professional [10.0 Build 17134] (x64)
ただ、以外と知られていないようですがメモリーカードって長期保存はできないんです。良くても5年~10年。短ければ3年持ちません。同じく Blu-ray や DVD-R なども10年は持ちませんし、そもそも光に弱いです。
そうなると大事なデータは HDD でバックアップ!…となるのですが、HDD も衝撃に弱く、そして、大容量であるが故に壊れると一瞬ですべてを失う可能性がある。
そこで、私は HDD 2台に自動で同時に書き込む
RAID1 という仕組みが使える HDD に記憶しつつ、別に一般的な外付け HDD に全く同じ内容を書き込むようにシステムを組んで保存しています。(他に
ネットワーク対応の HDD (NAS) などを利用しています。)
家電量販店 (のパソコン専門店) → システムエンジニアと、もともと IT 屋だったのでその辺はお手のモノです。 (^_^)v
HDD が2台同時に壊れる…というのは、稼働中に地震、雷、火事、オヤジが来たぐらいでしょう。(オヤジは違うか (笑) )
さらに SD カード側も削除していないので、データが 3セットあるからさすがに大丈夫だと思っていますが。こんな運用をやってます。
---
あ、バックアップについては冒頭にご紹介した Studio9 の記事が参考になりますよ。
・
ホントに大丈夫?大切な写真を確実に保存する方法![バックアップ]
・
カメラマンがオススメする3つの写真バックアップ方法!【2019年更新】
私はスマホ、タブレットは今のところ Android 派なので Google Photo にも保険として写真をアップしています。無料プランの場合、解像度や画質は落とされるのですが、容量無制限なので写真を失うことはありません。年賀状に使用するとかスマホ、タブレットで写真を見るぐらいならば保存されている写真でも特に不満はないです。
---
■ バッテリーグリップ
バッテリーを2個搭載することができるようになるバッテリーグリップです。
バッテリーは同時に減っていくのではなくて、スイッチを入れるごとに自動で切り替わっているようです。バッテリーの使用状況や情報はカメラの液晶ディスプレイで2本別々に確認できます。
あと、単三電池を6本いれるカートリッジもついてきて、バッテリーのカートリッジと入れ替えることで急場をしのぐこともできます。
また、縦方向に撮影する時用のシャッターボタンがあって、カメラをがっちり握ることができるようにもなっています。下側が手前に出っ張っているのはバッテリーを収めるだけではなくて、しっかりと握るためにもあるんですよ。
…でも、あんまり使わないですね。重くなるので。きょうは縦方向の写真が多くなりそうとか、長時間の撮影になりそう…と思ったときぐらいでしょうか。
ないならないで写真は撮れますからね。(だからこそ別売オプションなのですが。)
■ フラッシュ (スピードライト)
ガイドナンバー※ 24/32 の外付けフラッシュです。(現在は販売終了)
※ガイドナンバーとはフラッシュの明るさの指標で大きくなるほど明るくなります。ちなみに 70D の内蔵フラッシュはガイドナンバー約12(ISO 100・m)、焦点距離約 17mm 相当の画角に対応、充電時間約3秒です。
当時のキヤノンのラインナップとしては、中間ぐらいの明るさで明るくもなく暗くもなく…というぐらいのモデルですが、それでも内蔵よりはずっと明るく、外付けはチャージ時間が内蔵よりも短く済むため、すぐに次の発光、撮影に移ることができます。これが内蔵だとチャージが終了するまでに次のシャッターが切れないのです。
このフラッシュを選んだのは、いろいろと多機能だったこと。
たとえば、一眼レフカメラで動画を撮るときに、撮影場所が暗いとき、このフラッシュだと、
フラッシュとは別に前方を照らす LED がついています。スマホみたいでしょ。この LED は写真撮影の時にもたしか使えます。
また、赤外線を使った通信でグループ発光ができます。
たとえば、このフラッシュに付属のスタンドを付けて、またはそのスタンドを付けて三脚を着けるなどして、モデルの足元や横に、このフラッシュをおいて撮影すると内蔵のフラッシュと同時にこのフラッシュを光らせることができます。
70D には赤外線式ならばカメラに内蔵しているので、別途フラッシュと通信する赤外線式トランスミッター (信号を飛ばす装置) が不要になります。ただし物陰にフラッシュを置くと通信できないので、その場合はプロ用などにある電波式がいいですね。電波式で通信したい場合は 70D でも電波式トランスミッターが必要です。また電波式トランスミッターに対応しているフラッシュが必要です。
この多機能さに惹かれたのもありますが、そもそも写真を始めたばかりの私がフラッシュを使いこなせるかわからないので、まずはこのくらいから…と思って決めました。
今ならば…
VIDEO
(フルオートの説明)
VIDEO
(セミオートの説明)
Canon
スピードライト470EX-AI 。これが欲しいですねー。
■ エクステンションチューブ、GPS、レリーズ (有線リモコン:リモートスイッチ)
(左から、エクステンションチューブ EF12II、GPS レシーバー GP-E2 、リモートスイッチ RS-60E3)
● エクステンションチューブは、レンズ…特にマクロレンズ使用時にレンズとボディーの間に取り付けることでイメージセンサーに映る像の大きさを大きくします。
(ちなみにこの写真の整備手帳はこちら 。)
なので、マクロレンズの時はさらに小さな虫を撮ったり、部品を拡大して撮影することができるのです。
ただし、カメラ本体とレンズとの間によけいなものが入るので、ピントがかなり合わせづらくなります。具体的にはピントが合う幅が狭くなるため、タダでさえカメラが動くとピントがずれやすいマクロレンズなのに、それがさらに厳しくなるという状況になるので、息を吸うだけでもピントが容易にずれます。
ちなみにこれ自体はただのワクでレンズはついていません。
話が少しそれますが、これに似たレンズに着けるものにエクステンダーというのがあるのですが、これは逆に望遠レンズで使うことが多いようです。
エクステンダーはエクステンションチューブと違い、レンズが複数ついていまして、例えば望遠レンズ側のレンズにさらにエクステンダーでレンズを重ねることで遠くを撮るモノです。ただし、部品が増えるので重くなり、そしてレンズが増えるので光が通りにくくなる関係から暗くなります。
具体的にはF値が F5.6 で使用できていたレンズが F8 になり、それに対応しているカメラじゃない場合はオートフォーカスが効かなくなるためマニュアルフォーカスでピントを合せないといけなくなります。(最近のカメラは F8 オートフォーカスに対応のようです。)
望遠の写真を撮るとき、もう少し焦点距離を稼ぎたい! あとちょっと被写体を大きくしたい! 被写体を大きく写したい!…というときに取り付けます。Canon からは1.4倍、2倍がありますが、取り付けられるレンズ、カメラ本体が決まっています。
● GPS レシーバーは撮影した写真に撮影した場所の情報を付加するために使っています。
これがあると、スマホの内蔵カメラみたいに、その写真をどこで撮ったかわかるんです。もちろんスマホに取り込んだときもその情報が生かせますので、すごく便利です。 (このスクリーンショットはスマホの画面。)
ただ取り付ける場所は、フラッシュなどを取り付けるホットシュー (アクセサリーシュー) に取り付けます。
しかし、この場合は外付けフラッシュはもちろんのこと、内蔵フラッシュさえも使えなくなります。
そこで、他にはカメラの mini USB 端子と付属の専用ケーブルで接続する方法もあります。専用ケーブルは長いものと短いものがあります。
GPS レシーバーをケースに入れ腰のベルトなどに通すことができますが、この状態の GPS レシーバーとカメラ本体を長いケーブルでつなぐことで GPS レシーバーが使用できるようになります。これだとホットシューは空いたままなので内蔵、外付けのフラッシュが使えるようになりますね。
しかし、長いケーブルだと何かと邪魔になりがち。
そんなときは、ブラケット (AB-E1) と付属の短いケーブルを準備して、GPS レシーバーをブラケットに取り付け。
GPS レシーバーに付属の短いケーブルを取り付けカメラと接続すれば、このような状態で使用することも可能です。(すごく重くなりますし、見た目もなんだかすごいことになりますけど。(^_^;) 何度かこのスタイルで撮影したことはありますけど…ねぇ。ちなみにブラケットには三脚のねじ穴があるため、この状態で三脚に固定することもできます。
70D は無線 LAN (Wi-Fi) は内蔵ですが、GPS が内蔵していませんので、この辺りが改善されたらなぁ…と普段から思っているところ。
最近の上位機種だと GPS は内蔵しているモデルもあり、中にはさらに無線 LAN も内蔵というものもあるので、その点はうらやましいです。
● レリーズ (有線リモコン:リモートスイッチ) は、三脚を使って長秒露光を行うときに使います。
たとえば、カメラ本体の設定を変更して、レリーズを押している間だけシャッターを開くとか、シャッタースピードが遅めの場合、シャッターボタンを押すことによる手ぶれをなくしたい時などに使います。
テクニックとして、レリーズを忘れた!とか、レリーズを取り付けるのが面倒な場合は、押してシャッターがすぐに切れないセルフタイマーを使用することでブレを少なくできますね。
ちなみにこれ。
ちまたでは互換品や、偽物がでまわっているようなので注意です。私はもちろんちゃんした純正を買いました。
■ フィルター類
写真の表現をもっといろんな方法で増やしていきたい!…そう思うと避けては通れないのがフィルター類。
フィルターはレンズの前に取り付けることで、いろんな効果を出すことができます。
例えば…
(写真はケンコー・トキナー の PRO1D プロソフトン[A](W)を使用した場合。レンズは ⑩ EF100mm F2.8 L マクロ IS USM)
ソフトな雰囲気をだすフィルター、
(美男、美女がうふふふ、あはははって笑いながらバラの咲く庭で戯れているのを想像するのはわたしだけ?)
(EF-S17-55mm f/2.8 IS USM 28mm F8 6秒 ISO 100 NDフィルター (ND100) 使用)
(写真は奥左から、PRO ND100 、ND400 プロフェッショナル 、手前左から PRO1D プロND8(W) 、PRO1D プロND16(W) )
光の量を減らし、長秒露光を容易にすることで、滝や波をなめらかに、また、クルマのライトなどをびよーんと伸ばしたり、花火を華やかにしたり、人や動くモノを消したりすることができる ND フィルター。
ND フィルターは重ね合わせをすることで、さらに光をしぼることができます。たとえば、ND 100 に ND 8 を重ねると結果的には ND 800 相当になります。(最初の光を 1/100 にして、さらにそれを 1/8 にするためです。) そのため、複数の種類を持っておくといろんな組み合わせができるため便利です。
空気中の水分がおこす乱反射をカットして、真っ青な空の写真を撮ったり、車のボンネットやガラス、建物のガラス、または水面の反射などをカットしてきれいな写真を撮る PL フィルター。
きれいな光の十字を作り出すクロスフィルター。(ただし、カメラの絞りを絞ることでも光が反射しているところにクロスを出すことは可能です。)
…などは一通りそろえてみました。(クロスフィルターは1回だけ使ったぐらい。)
また、手持ちのレンズすべてにレンズ保護用の単純なガラスのフィルターも着けています。(キャノン純正)
増えていったレンズの径が結果的に 67mm、77mm が多かったため、フィルターはこの2つのサイズをメインにそろえましたが、それ以外の径のレンズでもフィルターを使いたい!…と思ったとき、それらのレンズ用に又フィルターを買い足すのにはものすごくお金が必要になるので、
このようなフィルターのアダプター (
ステップアップリング/ステップダウンリング ) も準備しました。これは、例えば 67mm の ND フィルターを 58mm に変換して取り付けられるようにできます。ただ超広角、広角の場合は、写真の四隅にアダプターの一部が写真に映り込むケラレが起こることもあります。あとほとんどの場合でレンズフードが使用できなくなります。
■ メンテナンス用品やそのほかの用品
メンテナンス用品としてそろえた中のいくつか、今回の紹介のために特によく使用しているモノを撮影したのがこちらです。それなりに使い比べてみて、今はこれに落ち着いている感じです。左から、
・
堀内カラー HCL レンズクリーナー
・
ニコン シルボン紙
・
ハクバ レンズペン (→
Studio9 の記事 )
・
ハクバ ハイパワーブロアープロ L オレンジ (KMC-61LOR)
レンズクリーナーは拭きスジが残りにくくて、さっと乾くので使いやすいですね。レンズペンもブロアでほこりを飛ばして、ささっと拭き取るとレンズ (保護フィルター) がきれいになります。あんまりするとレンズのコーティングが取れる…とかありそうなので、レンズ用も持ってはいますがほとんど使ってません。
あと、徹底的にメンテナンスを行いたい方はこちらをおすすめしておきます。
リコー (ペンタックス) の イメージセンサークリーニングキット O-ICK1。
詳しくは下記のリンク先を見ていただくとして、作業は慎重に行う必要があるので (最悪カメラのセンサーを壊す) 万人にお勧めできるわけではないのですが、自己責任でやってみたいと思われたかたは結構有名なメンテナンス用品らしいので下記のリンク先情報を元に作業を行ってみるのも良いかと思います。
・
本当は怖い。。カメラのセンサーゴミをカンタンに確認する方法! (Studio9)
・
意外と簡単かも!?自分で出来るカメラのセンサー清掃、3つの方法。 (Studio9) ※キットの紹介と使い方
・
こだわり派へ!一歩進んだカメラのレンズ清掃の方法。センサー清掃にも使えるよ! (Studio9)
あと、レンズのピントの微調整にこんなのを持ってます。
ちなみに、
市販品を買わなくとも同じことはできます。しかも手作りで。 ただ私は最初は手作りの物で調整しましたが、毎回手作りするのが面倒くなってきたので購入しました。(
モノはマップカメラで購入 しました。)
・
自分で出来る!カメラのピントを微調整する方法。[AFマイクロアジャストメント] (Studio9)
・
カメラのAF精度を自作のテストチャートで確認する方法!【キット配布】 (Studio9)
オートフォーカスを使ったとき、いまいちピントが合わないな~と感じてる方は一度やってみる価値はあると思います。
あと、写真がありませんが、三脚ももれなく所有しています。
三脚は VANGUARD Alta Pro 263AB 100、
ベルボン EX-Macro 。一脚は
ULTRA STICK R63Q を所有しています。
特に、三脚はあまり聞き慣れないメーカーですが、例によって Studio9 の記事で紹介されていたモノ。当時激安 (3万~4万近くのものが \13,830-) かつ高機能だったのでこれにしました。
・
コスパ凄い!VANGUARD Alta Pro 263AB 100レビュー (Studio9)
また、小さい三脚は、マクロレンズでピントがしっかり合った花などを撮るとき用に。他には超望遠レンズやマクロレンズをカメラに装着した状態で三脚の足を私の胸や腰に向けつっかい棒の状態にして、写真のブレ防止のために使うことが一番多いです。
(
番外編・後編 につづく)
※文字数制限 (3万文字) に引っかかったので2つに分けます。