
あけましておめでとうございます。
2017 年もスタートしました。 今年はどんな年になるのかな~。
昨日のブログにも書いたとおり、充実した年になるように、良い年なれば…と願うのではなく、良い年にしよう!と前向きにチャレンジ精神で頑張っていきたい…いききます!
あ、そうそう。
過去のいくつかのブログにわかりやすいよう写真を追加しました。
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今年最後のオーリスさん - 2016年12月26日
→アンダーカバーと G's の空力改善パーツの干渉が想定される場所の写真と、フロントフロアブレース CTR (品番:57501-12020) を入れ替える予定のプレート状の補強材 (フロントフロアブレース CTR (品番:57533-12010)) の場所 (装着状況) について写真2カ所を追加しました。
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調査報告と考察 (オーリスのグレード・仕様による装備品の違いについて編) ※簡易版 - 2016年11月15日
→バッテリーインシュレーターの写真と記事、フードインシュレータの写真、カウルトップベンチレータールーバー SUB-ASSY の写真、ラジエーターエアガイドの写真をわかりやすいように追加しました。
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さて、
昨日のブログで書きたいブログがあると記載しましたが、これです。
以下は
弁護士ドットコムの
弁護士ドットコムニュースからの引用です。
(出典:弁護士ドットコムニュース
https://www.bengo4.com/internet/n_5530/)
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「アマゾン多過ぎ」ヤマトドライバーから悲鳴続出、「利便性」が生んだ過酷な実態
「12月に入って、3キロも痩せました」。首都圏のヤマト運輸に勤めるAさんは、入社10年以上のベテランセールスドライバー。体重が減るのは、長時間の肉体労働に加え、昼食の時間が取れないためだ。
「荷物が多くて、まとまった休憩が取れません。12月は、お歳暮、クリスマス、おせちと1年で一番忙しい。朝7時半から夜11時くらいまで働いています」
実質的な時間外労働は「過労死ライン」と呼ばれる月80時間前後。「僕だけでなく、大半がそんな感じで働いているんです」
●ネットショッピングでドライバー疲弊
ネットショッピングの拡大で、宅配便の利用が増えている。国土交通省によると、2015年度の宅配便は37億4493万個。この10年間で約8億個(約27.3%)も増加した。
ショップ事業者としては、Amazonが独走している。インプレスの調査によると、2015年のAmazonの売上高は9300億円。2位のヨドバシカメラが790億円だから、10倍以上だ。楽天については、楽天ブックスなどの直販が対象のため、5位(550億円)。楽天市場を含めた流通総額では日本トップクラスとされる。
必然、Amazonの配達を受け持つヤマトの取り扱い数も増える。同社の2015年度の「宅急便」取り扱い総数は17億3126万件。Amazonの配達開始から3年で、およそ2億4000万件(約16.4%)伸びた。
本来、荷物が多いことは、ドライバーにとってマイナスばかりではない。ヤマトでは配送件数に応じた「業務インセンティブ」があるからだ。ただし、宅急便は1個20円ほど。仮に余分に50個運んでも、1000円ちょっとにしかならない。
「忙しさに比して、給料が上がった感覚はありません」。Aさんは訴える。結果として、現場にはAmazonに対する負担感が蔓延しているという。
●終わらない「再配達」、コンビニ配送は「オアシス」
Aさんの場合、1日に運ぶ荷物は150個ほど。12月は200個以上の日もあったという。そのうち、2〜3割がAmazonだ。「Amazonを扱うようになって、本当にしんどくなりました」
Aさんは朝、配達を始めると、まずマンションに向かう。「宅配ボックスってあるでしょ。すぐいっぱいになっちゃうから、他社と競争になるんです」
ボックスを狙うのは「再配達」したくないからだ。国交省の調査(2014年)によると、宅配便の再配達率は19.6%。再配達1回目でも約4%が残る。「みんな帰宅してから再配達の電話をかけてくる。だから夜の仕事はいつまでたっても終わらないんです。ヤマトの時間指定は午後9時までですが、その後も配達を続けています」(Aさん)
宅配ボックスを使いたい理由は、ほかにもある。都心部で働くBさん(40代)は、「タワーマンションは宅配業者にとって、面倒なルールが多い」と語る。管理人から台車の利用禁止や、一軒一軒インターホンで許可をとるよう言われることが多いそうだ。宅配ボックスを使えれば、そのわずらわしさから解放される。
「Amazonは、もっと荷物をまとめて発送してくれたらなと思います。それから、小さいものは封筒で送ってもらえると、不在でも郵便受けに入れられるのでありがたいです」(Bさん)
再配達に悩まされる宅配ドライバーにとって、オアシスとも言えるのが「コンビニ」だ。今年、ヤマトを退社した元ドライバーのCさん(30代)は、「コンビニはまとまった量を確実に受け取ってくれるから、本当にありがたかったです」と語る。
しかし、コンビニ店員の評判は芳しくないようだ。Cさんはこう続ける。「知り合いの店員さんは、『こんなサービスなくなればいいのに』と話していましたね。バックヤードがいっぱいになるし、受け渡しに時間がかかるから『休めない』って」
●業務効率でカバー図るも「現場はパンク状態」
Amazonの配送はもともと佐川急便が受け持っていた。ところが、運賃の値上げ交渉が決裂し撤退。入れ替わりで、ヤマトが2013年から参入した。現在、Amazonの配送はヤマトを中心に、日本郵便や「デリバリープロバイダ」と呼ばれる中小企業などが受け持っている。
佐川が撤退するような運賃でもヤマトが手を挙げたのは、佐川とのビジネスモデルの違いが大きい。佐川の宅配便の多くは、下請け業者に代金を払って届けてもらっている。これに対し、ヤマトはほぼ自社ドライバーで届けることができる。配達効率を上げれば、利益が出る。
しかし、目論見に反して、現場はパンク寸前だという。前述のAさんは次のように証言する。「この1年で周りのドライバーが10人ぐらいやめました。下請けの人にお願いして凌いでいるけど、社員自体はなかなか増えない。この間も、体験入社の子を1日、トラックの助手席に乗せたところ、『仕事が慌ただしすぎる』と言ってやめてしまいました」
●「送料無料」を求める消費者
Aさんはこうも述べる。「Amazonについて言えば、会社(ヤマト)が安く仕事を取って来て、現場に押し付けているという感覚です。そもそも『送料無料』は厳しいと思います。最近は、米や水など重いものもネット通販。消費者の方も『送料=手間賃』だと思ってもらえないでしょうか…」
送料が無料なのはAmazonだけではない。急速にシェアを伸ばしているヨドバシカメラなどもそうだ。野村総研が2016年に発表した「買い物に関するアンケート調査」によると、「ネットショップを選ぶ際の必須条件」は、「送料が安いこと」が約70%で、「価格の安さ」を上回る1位だった。送料無料の背景には、消費者の強い要望がある。
「適正な送料をいただければ、給料も上がるし、人も増えると思うのですが…。ダッシュボタンも出て、これからAmazonやネット通販の利用はもっと増えますよね。肉体労働ですから、今のままでは、あと何年体がもつか、まったく先が見えません」
●「労働時間の削減」がかえってサービス残業を生む
ヤマトは今年8月、横浜市にある支店が労働基準監督署からの是正勧告を受けた。問題視されたのは、(1)休憩時間が法定通り取得できていないこと、(2)時間外労働に対する賃金が支払われていないこと。
労基署に窮状を訴えた元ドライバーによると、労働時間を短縮するための取り組みが、かえってサービス残業を生み出していたそうだ。
ヤマトの労働組合は、会社との協定で労働時間の上限を決めており、上限は年々短縮されている。しかし、業務量は増える一方。サービス残業しないと、仕事が回らない状態だったという。
ヤマトの社員ドライバーは5年前から約4000人増えて、およそ6万人。しかし、荷物の増加に追いついているとは言いがたい。単純計算だが、この間、社員ドライバー1人当たりの宅急便の件数が年3000件以上増えているからだ。
会社も業務の効率化を目指し、近年は地域の主婦を2〜3時間だけパート社員として雇う「チーム集配」という方法に力を入れている。ドライバーと同乗させて、客先まで荷物を届けさせるのだ。
同社広報は「労働集約型の産業なので、人手が大切という認識は当然あります。ドライバーの増員も含めて、対策を検討しています」と話す。
●ユーザーはどうすべきなのか?
12月24日午前、記者宅のインターホンが鳴った。部屋の前にいたのは、ヤマト運輸の中年セールスドライバー。ネットの酒屋で注文した商品を届けてくれたのだ。
サインをしながら、恐る恐る尋ねてみる。「やはり、クリスマスは大変ですか?」。男性は苦笑いで答えた。「キャパ超えちゃってますね。特にAmazonは多過ぎ。仕分けが追いつかないですよ」。送料別のサイトで買ったものの、後ろめたい気持ちばかりが残った。
近所の営業所をのぞくと、大小さまざまな段ボールがうず高く積まれていた。慌ただしく出入りするスタッフ。「現代のサンタクロース」は忙しい。それも物凄く――。
今年はクリスマス期間中に、佐川急便に大規模な遅配が発生し、大きな話題になった。ネット通販で生活は飛躍的に便利になったが、運ぶのは「人」だ。宅配便の増加に、業界が耐えられなくなって来ている。
とはいえ、Amazonをはじめ、ネット通販の便利さを手離すことは難しい。Aさんに尋ねてみた。「利用者として最低限できることはなんでしょうか」。返って来た答えは、次のようなものだった。
「僕も『利用者』なんで、あんまり偉そうなことは言えません…。時間指定して、その時間必ず家にいてくれる、それだけでもだいぶ違います」
(
弁護士ドットコムニュース)
--- (引用ここまで)
たぶん、みんカラユーザーの中にもたくさんの運送業者さんがおられると思います。ヤマト運輸の協力会社として、センター間の物流に携われておられる方も多いと思います。お疲れ様です。
今回オーリスのパーツ、子どもへのクリスマスプレゼントに限らず、特に急いでいないもの、店頭に並びにくいものなどは最近は店舗に注文せず、まずはネット通販で探して購入することが多いです。価格も店頭より安いことがほとんどですし…。
この記事を読むと、ユーザーのひとりとしていろいろと考えさせられました。
ネット通販は便利ですし、安いです。今後も利用することになるでしょう。ネット通販がなくなることもないと思いますし…。
運送業者さんから見て、「ネット通販なんてなくなってしまえ!」っていうことも、(お気持ちはわかりますが) 無理でしょう。そして、ネット通販に限らず、荷主がいるからこそ、そこに仕事が発生するわけで、対価が支払われる…。
その送料こそが、言わずもがな運送業者さんに対する対価なんですよね。買ったものを自宅まで届けてくれる対価。
ですが、ユーザーとしては、買った物だけの金額よりも、それ以上に金額が大きく変更されると負担はやっぱり大きいです。なんかえらく買ったものよりも高くなってたり。特に低額なものほど、送料の割合が高いので送料は大きく見えますね。
だからこそ記事にあるように、「ネットショップを選ぶ際の必須条件」は、「送料が安いこと」が約70%で、「価格の安さ」を上回る1位になってしまう…。
そこは、消費者の感覚の集計結果なのでいいと思いますが、それを理由に荷主が運送業に強要するのはちょっと筋違いのような気がします。
今は、大量に荷物を出す=お得様が強い。パワーバランスが通販業者にあるわけです。
通販業も安い売価で売ってますから、利益を確保するために搬送コストを下げたいのもわかりますが、押しつけられた運送業はこんなに長時間の残業をしたり、対価(給料)の見返りがなかったり…。
配達にはコストがかかる…。
ここにもう少しユーザーとして、意識を向ける必要があると思いました。
また、残業が増える理由のもう一つの理由を突きつめると、
「配達が終わらない。」
ことですよね。
本文の配達ボックスの取り合いも、配達完了を困難にしてしまうからですし、だからコンビニ受け取りは運送業からみて「オアシス」ですよね。
また、配達ボックスがないところは、ドアホンをピンポ~ンとならして確実に引きわたすわけですが、これも不在だと再配達になってしまう。
再配達の連絡があっても、又不在ということもあると、それが酷い場合、1週間ほど続くと言う場合もあるとか。そういうネット記事もみました。これって、手間、時間、ガソリン代などのコスト、排ガスの環境負担、そして何より配達員の給与、気持ち負担増、などの無駄になりませんか?
私も、この前 Amazon でいろんな商品のなかにプリンターのインクを一緒に買ったのですが、これだけがマーケットプレイスの扱い商品であったため、配達業者が違いました。(上戸綾がキャラクターの…)
日中うまく受け取れず、再配達の連絡をお願いしたのですが、再配達が、午前と午後の2つしか選べなくて、午後は15時ごろまで外出の予定があるが、午後指定でもたぶん大丈夫だろうとお願いしたところ、また受け取れなかったので本当に申し訳ないと思って、家から50分ほどかかる配達業者さんのセンターまで受け取りに行きました。(こうなると実店舗で買った方が安かったかも?)
この配達業者に限らず、しっかりとした受取時間を指定、予定を立てて確実に受け取る。
最初から、夜指定だと、運送業からみても計画が立てやすい、人員配置を計画しやすいに繋がりませんか?

確か Amazon は、有料ですが日時指定ができたと思います。
運送業者さんのことを考えると、(有料のままが一番いいのでしょうが) これが無料になれば、配達の効率化の視点から見ればいいような気がします。
そこで、ユーザーとしてできることは何か?と考えたら、
・送料を価値あるもの、運送業者さんに対するお礼と受け止めること。
・できるだけきちんと受け取ること (再配達をできるだけ避けること。)
でしょうか?
偉そうなことを言ってますが、私も、時間指定の費用はできれば出費したくないです。
私はそういう意味では恵まれていて、家に家族がいますのでたいてい受け取れます。
家族がたまたまいなかったときは再配達になってしまうのですが、できるだけ当日の夜にきちんと受け取るようにしています。
受け取るためには家にいてもらわないと行けない(=外出できない)…その家族の負担になると考えたときは、(通勤途中にコンビニがあるので) できるだけコンビニで受け取るようにしています。
たしかにコンビニのスタッフからみれば、みんながコンビニ指定にするとバックヤードはいっぱいになるし、受け取りに数日の時間がかかる場合はずっと残るのでさらにふくれあがる可能性はありますけれども。
それができないときは、きちんと有料でも、時間指定を使用しています。
アマゾンプライム会員になるという手もありますね。 当日お急ぎ便や日時指定便が無料なので。
年間の購入利用がかなりある方は、これを検討するのもありかも知れません。(動画とかも無料になるみたいですし。意外にすぐ元が取れるかも。)
…て、これは今回の話題から本質に欠けてるかな。送料について負担に感じる人は、プライム会員の費用も負担に感じているでしょうし。私もそうかな。
電通社員の過労死問題について、ネットでのコメントに「ブラック企業だ!」と書き込んでいる方。こういう方に限って、通販の送料が高いだの、サービスが悪いだのたたいていそう。そんなあなたも、Amazon を利用して、ヤマト運輸の労働環境改悪に荷担しているかもしれませんよ。
あと、この記事とは直接関係ないですが、「運送業はただもの運ぶだけ。体力勝負。学がない人でもできる。」なんて、人権問題に繋がるようなことを考えていませんか。
センター間の物の移動は、大型トラックを長時間、神経を使って運転している人がやってます。送料が負担できないと、これらの仕事を頑張っている人たちにも負担がきます。人が増やせず、安い給料でもっと遠く、もっと長い時間運転しなければならなくなったりします。人間だからくたびれます。疲れます。
ネットでのコメントに「労働時間を守れないなんて、コンプライアンスに欠けている、ブラック企業だ!」とと書き込んでいる方…以下略。
送料を払いたくなくてもいいんです。でも、きちんと受け取る…。なにか協力できそうなことがありそうだ。
今すぐは無理でも、利用者の都合があるにせよ、一歩立ち止まって、普段から考えておけば行動が変わる。そう思って正月の休みを利用してみんなで考えることができれば…。
そんなことを思ったので、今回話題にしてみました。
見えないところにも、人の苦労がある。
そのことに感謝できるような人間に…対価をきちんと払うことを考えられる人間になりたいものです。