こんにちは。
さて、これまでにも「ネタはいろいろあるけれど…」ブログを書いてきました。
いつのまにか、シリーズになったこのシリーズブログ。『後もう少しでできそうなんだけど』とか、日々思っている事を話題にして、まとめたモノです。
ちなみにこれまでのリンクはブログの最後にバックナンバーとしてまとめています。
内容的には自分だけでは完結できなかったり、皆様の協力があってやっとできあがる一面もあります。また、自分はできない、やれない、やる必要が無い、やらないけど、皆さんどーお?的な一面もあります。
ちなみに前回の
第12回 は 3/10 でした。
というこことで、今日のお品書き。
VIDEO
「今日のお品書き」の BGM 代わりにどうぞ。
【 きょうのお品書き】
・某社商品のマ○? エンジン停止でヘッドランプをオフにする
・イルミネーション機能付き社外製ドアミラーウインカーで点滅側と反対のイルミを消灯するには。
以上、2つをお届けします。
【 某社商品の○ネ? エンジン停止でヘッドランプをオフにする】
普段からライトのスイッチを AUTO にしている私。
2代目オーリスにはコンライトがグレードにより装着されていて、これだと、トンネルや日の出や夕暮れなどの車外の明るさに反応して自動でライトをオン / オフしてくれるので大変便利です。さらに後期では TOYOTA Safety Sense (旧:TOYOTA Safety Sense C) が搭載されていてハイビームも自動でオン / オフ されます。便利、便利。
また、エンジン停止後、たしか20分以上ライトを点灯していた場合は自動で消灯したとおもいますし、『運転席側ドアを開けたら』ヘッドライトが消灯します。(この機能はたしか、AUTO じゃなくても働いていたと思います。) 旧車のようにバッテリー上がりを起こすこともなくなります。
でもね。この『運転席側ドアを開けたら』ってところが気になりませんか?
私としては、これはこれで別に気にならないし便利なのですが、たまにエンジン停止して車から降りないと『ライトが点灯しっぱなしでお向かいさんがまぶしいじゃない!』とか『バッテリーが上がるよ』とか『発電する分燃費が下がるじゃん』とかいろいろ言われたり思ったり。
要はエンジンを止めたらすぐに消えたらどうか?
ってことなのです。
みんカラ内で見てみると、そこそこそう思われている方、またはタイマーを自前で組み込んで自動消灯をされている方も見受けられます。
また、社外品にもそういう製品がでてきました。
例えばデンクルさんの
オートライトオフキット【DK-LIGHT】
つい先日、
ステアリングスイッチハザードキット (DK-HZD) でお世話になったデンクルさんの商品です。
余談ですが、
ステアリングスイッチハザードキット (DK-HZD) の取り付け を行うとき、デンクルさんといろいろと情報をやりとりした結果、後日オーリス用のステアリングスイッチハザードキット (DK-HZD) の他にも、
オートライトオフキット【DK-LIGHT】 、
ワンタッチウインカー【DK-WINK】 に3つが2代目オーリス用として発売されました。
そのなかの1つにあるアイテムです。
以前から「これ、いいな~。でもなんか簡単に実現できそうな…。それにオーリス用はないし…。」と思っていました。
ということで、自分なりに考えてみたところ、リレーがあればすぐにでも実現できそうだな…と。
ということで配線図を引いてみました。
配線の場所は、ライト / ウインカーレバーにつながる配線の部分です。 (この部分に関係する整備手帳は後述でご紹介しています。)
具体的には、11番 紫の A … AUTO の線を切断して図のようにリレーの赤線と黄色線をつなぎます。赤線と黄色線は極端な話取り付ける向きが逆でも動作します。(一般的に電気の入り口を赤…+側としているため、このつなぎ方が推奨です。)
図中でリレーは5極リレー (モチーフとして4極リレーよりも安い
エーモン工業 コンパクトリレー (10A) )を用いていますが4極リレーでも可能です。また、
エーモン工業 ユニット用リレー でも可能です。
また、図中では純正配線を切りたくないので、自作の分岐延長ハーネスを作成してそのハーネスを切断する想定の図です。
自作延長分岐ハーネスの作成は別の整備手帳で取り上げています。
・オートマチックハイビームの操作方法変更 (=レバー位置変更) で簡単パッシング!
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/5110078/note.aspx
これと同じモノを作成します。
そしてリレーの制御する側の青線側にエンジンをかけたら通電する (キーを2段階ひねった状態か、ボタンを2回押した状態) イグニッション電源 (IG 電源) を接続。黒側をマイナス線としてボディーに付けるなどして取り付けます。
5極リレーの場合、白線には何もつなぎません。(ビニールテープを巻くなど絶縁はおこなってください。)
これで取り付け完了です。
仕組みはエンジンがかかると、リレーのコイルが電磁石となり赤線の接点を吸い付け白線から黄色線につなぎます。
すると結果的にAUTOの配線が通常通り切断されずに連続した電気の配線になるため通電を開始します。
もちろんライトスイッチがオフだとヘットライトもオフですし、今回の配線は AUTO だけ切断しているので、AUTO 以外は通常通りの動作です。
そしてエンジンを停止 (ハイブリッドシステムをオフ) したら IG 電源が切れるのでリレーの接点が何もつないでいない白側にもどり配線がスイッチを押したようにカットされます。
その結果エンジン停止でヘッドライトが消える…という仕組みです。
おそらくデンクルさんの仕組みも同じと思われます。
自前でパーツをそろえたらデンクルさんよりも安く上がると思われます。営業妨害だ!…って言われそうですが…。
しかし SQUARE はデンクルさんを困らせたいわけではありません。
というのも、自作延長分岐ハーネスを作るのには道具も必要ですし、コネクター、ターミナル (端子) もそして電線も必要。さらには今案件はリレーも必要です。(純正配線を着る勇気がある方はほぼリレーの追加だけでできますけど。)
そう考えるとこれ1つ作るだけだと結果的に高く付く可能性が。
逆にデンクルさんのパーツはコネクター、ターミナル、配線を買いそろえる必要もなく道具も不要で、製品としてきれいな仕上がり。さらにはハーネスを作る必要もないから時間の節約にもなる。
最大の売りは車種専用の安心感とステアリングコラムをぱかっと開けてコネクターを接続。電源線を取るだけで終了となれた人だと30分。初心者の方でも2時間もあればできるのでは?と考えます。
保証も1年あって、総合的に考えると案外妥当な価格設定だと思いますよ。
まあ、うちの場合は道具も電線もあって、自作延長分岐ハーネスも取り付け済みなので…リレーを足した方が安上がりですけどね。
ちなみに私の環境で行う場合は
こんな感じです。
【 イルミネーション機能付き社外製ドアミラーウインカーで点滅側と反対のイルミを消灯するには。】
ドアミラーウインカーに
LED を用いた社外 (サードパーティー) 製のドアミラーウインカーを取り付け ています。
このウインカーは多機能で、ウインカー点滅時は当然オレンジに光るとして…
イルミネーション電源と接続すれば、車幅を示すライトとしても機能できます。(色は、メーカーにもよりますが白の他にオレンジ、ブルーなどもあるようです。)
いやぁイイ感じですねぇ。(^_^)
しかし、この部分が車検ではグレーになる可能性があって、特にウインカー点滅中に他方が点灯していることが問題になる場合があるようです。検査官の判断にもよるみたいで…なのでグレー。
しかし外車などでは車幅灯として機能しているライン状のイルミが点滅している間、他方は車幅灯として点灯していたりするので…私はそのまま出そうと思っていますけどね。それに一応スイッチでオフにもできるし、コネクターを抜けばすぐに使えなくなるようにもなってます。
しかしどうせなら、他方が消えた方が間違いないわけで…そういうギミックがあるのも変化があって楽しいかな…なんて。
でもこれの実現は結構頭を悩ませました。
最初に考えたのは ①他方が点滅していたらリレーを使って他方に向かうイルミをカットして消灯する方法。リレーの制御する側…エーモンのリレーでいう青線を各ウインカーの配線から分岐すれば…。
これだとリレーが2つ必要。配線を考える手間もかかります。
いやまてよ。
そもそも、このドアミラーウインカーはウインカー点滅時は、点滅している側は当然オレンジの点滅がが優先されて白は消えている状態。
だったら、そもそも ②点滅中は左右関係なくイルミをカットすればいいのでは?
これでリレーが1つで実現できそうだな~と。
でも、さらに考えたらウインカーは点滅するもの。
オレンジの LED から見たら通電と非通電を繰り返しているわけで、ウインカーが点灯している瞬間はイルミが消えるけど、ウインカーが消えている間イルミが点灯って…
オレンジと白が右左、右左と交互に点滅するやん! (笑)
つまり、ウインカーの配線からは取れないな~と。
どうにかしてウインカー動作中に通電しっぱなしの配線を見つけないと…。
そこで思いついたのが…こちら。ウインカーレバーのスイッチはウインカー動作中はずっと通電しっぱなしの状態。なのでここからリレー用として分岐すれば…。
これだと、リレーは2つ必要ですが、2つのリレーが機能していないときだけイルミが通電する仕組みになってます。
そしてどちらかのウインカーが動いているときだけリレーが動作してイルミをカットする仕組みです。
ただし、懸念事項もあって、リレーのマイナス側…黒線がウインカーの配線につながっていてアースとはつながっていないこと。結果的にはウインカーのレバーのスイッチを経由してアースにつながるのでマイナスコントロールされている状態ですが、ウインカー動作のラインにリレーが直列で入っているのは問題になりそうだな…本当はリレーの黒線はそのままアースにつなぎたいところですがそうなるとウインカー側の回路が成立して左右のウインカーが点灯しっぱなしになる…ハザード状態に…。(^^;)
そのため、つなぎ方としてはこれしかないと思われます。
(…といっておきながら後ほど改善策が見つかるのですが…。)
うーん。問題がある…よなぁ~。
そんなこんなでいろいろと考えていたところみんカラ内で遅延リレーなるものがあることがわかりました。
YASUBEE さん の
パーツレビュー
製品は受注生産 。
動作としては、
1秒
5秒
10秒
30秒
60秒
があって、購入時に指定するとその時間に設定されたモノが届くよう。特注にも対応されていて、たとえば1.5秒版が欲しいとか2.1秒版が欲しいなど備考欄で連絡すると、0.1秒単位で希望の待ち時間バージョンを作成していただけるようです。
動作は5秒版を購入した場合、たとえば赤にプラス通電して5秒後に最大 5A までの電気を黄色線側に流すことができるようです。
そして、5秒間待つ間に仮にプラス側通電を切るとカウンターはゼロにもどり、通電が始まるとまた5秒数え始める。
最初はウインカー連動とは関係ないと思ってましたが…
「まてよ。これって使えるかも!」
まず振り出しに戻ってドアミラーウインカーの配線から電気を分岐します。
その場合、ウインカーが点滅する回数はおそらく60秒で60回ではないはず。つまり1回は1秒以下で点滅してるはずです。だとすれば遅延リレー1秒版の通電開始条件の1秒に達しないんです。
ということは、この遅延リレーをうまく使えば点滅中は電気を流さない…つまりイルミをオフにし続けることができる。
そして、点滅が終了したら1秒後に通電を開始する。イイね!
左右のウインカー線を整流ダイオードで合流させてこの遅延リレー1秒版の赤線に接続。
そう最初は考えたのですが、それだとウインカーが切れると電気が来ないので遅延リレーの赤線がいつまで経っても通電されず黄色線側につながっているイルミが点灯しない。(^^;)
この点滅中だけオフにする機能だけを取り出したい…といろいろ考えた結果の配線が…
(1)
これです。
たぶんこの配線図のようにつなげていくとドアミラーウインカーが動作中だけイルミの通電がたたれ電気的には両方消灯。(イルミネーションが消灯してもドアミラーウインカーは別配線で左右個別、またはハザード時は両方が点滅する。)
(2019/06/28 1:53追記)
社外のドアミラーウインカー側がウインカー→イルミ復帰までに3秒になっているようです。
つまり、3秒よりも早いバージョン…たとえば1秒版だと、ウインカーが点滅していなかったほうは1秒でイルミが点灯して、ウインカーが点滅していた側は3秒後に復帰する…みたいになってしまうはずなので注意が必要です。
---
ただし、コストが…
エーモン工業 コンパクトリレー (
1586 ,3234) Amazon 価格 \1,090円ぐらい。
遅延リレー \1,880円
エーモン工業 整流ダイオード 1A (1555) Amazon 価格 \472円ぐらい。
合計 \3,442円ぐらい。 (電線を含まないので実際はもう少し費用がかかります。)
出せなくはないものの、結構なお値段ではあります。
(2019/07/12 7:02 追記)
上記の考え方をメインにいくつかの改善機能を加えて、結局自作のドアミラーウインカーイルミ消灯ユニットを作成しました。詳しくはこちらの整備手帳で。
【関連整備手帳】
・ドアミラーウインカーをサードパーティー製に交換 番外編 - イルミの動作を自作ユニットで制御する ① ほか
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/5385930/note.aspx
----
(2019/06/24 21:22追記)
アクア乗りの
HEIHOH さん よりコメントに助言をいただきました。(コメントありがとうございました。)
しまった! そういうアイテムがあった orz …って、すっかり忘れていました。
・
側面テープ用優先コントローラー [9447] \580円 (税込)
・
二色ウィポジ優先コントローラー [9340] \1,280円 (税込)
そちらを使った場合は…
(2-1)
この配線方法か、
(2-2)
…のどちらかで実現できそうです。
(個人的には 2-1 では実現できないかも…という気もしています。)
---
(2019/07/01 7:02追記)
社外のドアミラーウインカー側がウインカー→イルミ復帰までに3秒になっているようです。
また、このアイテムの復帰時間は製品紹介の動画を見て数えてみると1~2秒のようです。
製品を使ったことがないのでわからないのですが、このアイテムを使用した場合、おそらくウインカーが点滅していなかったほうは1~2秒でイルミが点灯して、ウインカーが点滅していた側は3秒後に復帰する…みたいになってしまうはずなので注意が必要です。
---
最後に図中のGE1、HE1コネクターの位置ですが…
© 2012-2016 TOYOTA MOTOR CORPORATION. All Rights Reserved.
この場所です。ここから、エレクトロタップの白で分岐することで左右のウインカーの電気を取ることができます。
ということで、最近考えているSQUAREの頭の中を文章にしてみました。
ほかにもありますけどね。それはまたの機会に。
皆様のカスタマイズの一助になれば幸いです。
(バックナンバー)
バックナンバーはこの回からみんカラのまとめ機能にまとめることにしました。
まとめはこちらです。
【関連まとめ】 … 関連ブログ
・SQUARE の車いじりネタ帳
https://minkara.carview.co.jp/summary/2643/