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2023年07月09日 イイね!

よくわからないから観察をする

よくわからないから観察をする某地方の日本酒を飲み比べています。

私は、アルコールの分解能力の低い人間ですので、四合瓶を開封しても、一ヶ月以上の時間をかけて、飲み切ることになります。

このような飲み方をしていると体感できるのが、日本酒においては、貯蔵に耐えうる酒質、というものが、基本機能に備わっているのでしょう。

私の拙い経験では、開封してから、ある段階で、味わいの変化が収まり、その味わいを長く維持することができるお酒と、できないお酒がある、そのような観察をしています。

私の生活の場合ですと、食卓の上に無造作に置かれている開封済みの酒瓶に、手が伸びて、お酒の減りが早い酒質というのは、長い時間、楽しめる味わいを持つものが多い傾向があります。

冷蔵庫に長く入れすぎていても、味わいの落ち着き方が、常温のそれとは異なるような気もします。

冷蔵庫に入れていて、すぐ開栓して、美味しく飲める酒質と、温度を上げた方が良さそうな酒質と、開栓後の時間経過も、冷蔵庫に入れておくと、私の経験の中では、二週間をすぎたあたりで、一度、苦味が強く出るような印象があります。

こういった場合、飲用温度を上げると、その苦味の味わいが丸まり、全体的に、角が取れた味わいになる酒質が多いようです。

某地方の酒質で比較しているのは、純米酒と本醸造酒。
本醸造酒とは、いわゆる、アルコール添加されているものです。

基本、私は、アルコールの分解能力が低いので、自分の体に優しいもの、アルコールの分解がしやすいものが、美味しいと感じる要因の一つになっています。

分解能力が低いおかげで、摂取したアルコールが、どのように分解されるのかを、短時間に、経過観察することができます(笑)

拙い経験を思い出しますと、酔い覚めが綺麗に落ち着くものと、分解に、時間かかるものと、短時間に分解はできるが、酔い方に、ジェットコースーターのような印象を持ったり、さまざまなパターンがありますが、良いお酒だったなと印象を持つのが、酔い始めがゆっくりで、酔っている間もさほど体に負担もなく(赤くなりにくい)、酔い覚ましも心地よく、後残りが感じにくいもの、という一連の流れの共通項がある気がします。

無論、この逆を全て表現する場合もあります。

不思議なのが、低アルコール型に、この傾向が多いという印象があります

アルコール度数が低く設計されているのに、酔いもきつくて、覚め方も荒い、そのようなものもあります。

そして、これが、純米酒であっても、本醸造酒であっても、同様であります。

表示されている添加物以外に添加していませんと言われている純米酒であっても、酔い方が心地よいと感じられない(最も下戸の人間に合わせたつもりもないでしょうが)酒質もあります。

さて、本醸造酒というものの成り立ちは、なんであるのか。

巷で理解されているのが、純米酒>本醸造酒、という区別ではないかと。

しかし、それは本当なのか?と、考えさせられるのが、同地方の純米酒と本醸造酒の、飲み比べになります。

開戦後、数日経過して出てきた味わいの方向性は、ほぼ同じ。

これが意味することを考えると、作り手が、どのような味わいを目指して作ったのか、それは、純米酒であれ、本醸造酒であれ、同様なものであった、ということになりましょう。

ちなみに、純米酒の方は、三年、自宅の二階の北西角部屋に、箱に入れて、暑い夏の日も、寒い冬の日も、無造作に保管されていたもの。
本醸造酒は、製造地の地元のスーパーの酒コーナーで常温展示されていた、価格帯もリーズナブルなもの。

純米酒であろうが、本醸造酒であろうが、よくできたお酒は、同様に、美味しいものである、と、体験させてもらっています。

そしてその美味しさは、少々文学的表現をすれば、作り手の心の中にあった味わいが、現実化されているものであろうと。

産業的に考えれば、求める製品の性能が同性能であり、製造コストが安く生産ができるのであれば、その選択をするのが資本家というものでありましょう。

マーケティングで考えれば、純米酒>本醸造酒、という区別をしておいた方が、付加価値の面で都合が良いものがある、ということにもなるでしょう。資本家も、利益の最大化が目的でありますので、この目的に合致すれば、問題はないでしょう。

技術面で言えば、純米酒>本醸造酒、という認識は、真実であるのか。

これは、いくつもある事実の中の「ひとつ」なのだろうと、そして、目の前の事実とは別の事実でもあろうと、二つの日本酒を飲み比べて、思うことであります。
Posted at 2023/07/09 01:16:02 | トラックバック(0) | つれづれ | 日記

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