
100V専用アースを施された電源の供給を受けているiMacで、専用アース非接続時に、リッピングした音楽データを、SDカードに移動させます。
ここ数年、iMacでのリッピング作業に、アルバムCDからデータを取り込むにしても、書き出すにしても、4~5分、かかるようになっていました。その前は、1〜2分程度でしたので、5、6年も使っていれば機能も落ちるか、と、壊れてしまった際の買い替えの心構えもしていたのですが、専用アースからの電源供給のiMacの書き出し速度が、元の状態、1〜2分程度に戻っていました。
そして、音楽データを入れ直したSDカードの音をPoloで流すと、今まで聞こえていなかった音が聞こえるようになり、臨場感が、増します(いや戻っただけか?)。
自室の音楽機器の機能向上を図るにあたっては、制限を施しています。
それは、あくまでも自動車の車室内で、良い音、を聞くためが主目的であること。
故に、データの移動の精密度の向上が期待できる判断を優先すること。
となると、自ずから、供給される電源の質の向上が、私の到着地点であろうということになります。
このおかげでさほど迷走せずに、ゆっくりと標高を上げることができてきました。
「オーディオ」が聴けるサイズのスピーカーに手を出さないのも、上記の理由になります。
手を出すとすれば、車での音の基準を知るために、そのサイズのスピーカーを自室に導入する、という事態が予見されます。
私の生活環境においては、おそらく、生の音、を目指していく途中にあるであろうものを、よし、としておくのが、自分の生活でのバランスが取れそうな気がします。
ただ、この途中の音、仮に、臨場感のある音、にしても、高低差の幅が大きくあるはずですので、どのあたりが妥当であるのかは、やはり、自室の機材から出てくる音を基準にして大きく外れないもの、としています。
私の表現している、臨場感とは、どういうことなのでしょうか。
新規導入した仕事車に、カロッツェリアの最廉価の1DINのアンプと、同ブランドの最廉価のスピーカーを装着した「だけ」なのですが、USBからの音楽データを再生すると妙に、音の分解やら再現される緻密さが良い、ような印象を持ちます。
アンプの側なのか、スピーカーの側なのか、どちらに要因があるのか、試す気にはなれませんが、この組み合わせにおいてこれほど緻密に再生していたかな、というのが、最近の印象です。
メーカーさんの狙った意図が再現をされているな、と。
実際、現状とても、臨場感、にも及ばないのですが、出された音楽データのロスを少なく再現することができるだけでも、臨場感十分になるのではないか、そういうことを考えています。
車両のデッドニングについては、SPから出てきた音の周波数の制御をすることで、意図した音色を作り出す手段であろうと考えると、私の環境の場合、デッドニングを行わない方向性で良いと判断できます。
音以外の種々のリスク回避が、9割9分、あとは、出てきた音を制御するような知識と技術があるわけではないので、出たとこ勝負になるようなことはやらない、という判断です。
音源の向上というのは、AppleのMチップ搭載のiPhoneを接続することで、解決になりそうですが、遥かなる廉価版として、USBもしくはSDカードの音楽データの品質を向上させる、そのことが、何も施していない車両においての音楽再生における臨場感の基礎の確保のひとつになるのだろうというのも、私の好きな、妄想であります。
何か一つを施せば変化が見えるということが、全体のバランスを、よく、取ることができているのか、そういうことを考えます。
そういった私の考えから観察できるのは、AppleのMチップについては、ハイパワーというよりも、作業効率の最適化であろうと。
これは、レビュアー泣かせのAppleの技術でありましょう。
処理作業時間の短縮は、分かりやすい生産効率の数値が出ますが、最適化に関しては、数値以外で(正確には、今までとは別の物差しで)結果を出すことになるのではないか、というのが、私の観測です。
例えば、消費電力量とCPUの作業量で比較する。消費電力が少なく発熱量が低ければ、CPUの性能も落ちませんから、今まで必要だと思われていた機能と消費電力以下のCPUで、同程度の作業を行うことができる、のではないか、と。
古のApple信者からすれば、物足りない(笑)機能向上でありましょうが、信者が求め憧れていたであろう、技術の革新性は、失われてはいない、目に見えてわかりにくいものになっている、ということになるのだと考えます。
Posted at 2024/05/04 07:24:55 |
トラックバック(0) |
つれづれ | 日記