1月2日(月)九州上陸初日の日。
定刻通り9時過ぎ、鹿児島県、志布志に到着。さて、これからいよいよ九州を舞台とした旅が始まる。
志布志に舞い降り、早速本土最南端の地である鹿児島県、佐多岬を訪れたいところではあるが、まずは宮崎県最南端の岬である都井岬(といみさき)を訪れてみる。
何でも”御崎馬”の名で呼ばれる日本在来種の野生馬が生息するという。動物好きとしてここは訪れてみたい。
国道220号、国道448号(日南フェニックスロード)を東へ進み、宮崎県道36号都井岬線へ。
道なりに登ると、こんな光景がお出迎え。
背後に見える湾が志布志湾。都井岬と大隅半島によってぐるりと志布志湾が囲まれている地形がよく解る。志布志湾に浮かぶ石油備蓄基地も一望。素晴らしい風景だ。。
都井岬線をさらに進むと早速、野生馬の姿が。丘の上に沢山の野生馬が確認できたが、まずは岬の突端である都井岬灯台まで訪れてみよう。こちらから望む日南海岸はどんなものだろう。
都井岬線を走り続けた先にあるのが都井岬灯台。灯台のふもとにソテツが生え、南国情緒引き立てる。灯台へのアプローチは、階段を登った先にある。
ボクはこの灯台を目の当たりにして真っ先に、佐田岬灯台に似ていると思ったのだがどうなんでしょう??灯台の姿、カタチは佐田岬灯台とは異なるが、灯台へのアプローチに階段があるのは佐田岬灯台と共通するところ。そもそも階段があること自体、珍しいのではないだろうか??先輩方にお聞きしたいところだ。
ここ、都井岬灯台は一般開放されており、自由に見学可能。早速、灯台へ登ってみた。
こちらは灯台から望む日南海岸方面。
それにしてもなんと青い、綺麗で豪快な海岸線が続くのだろう。。この日南海岸を行く国道448号、通称”日南フェニックスロード”は次、是非とも走りたいロードだ。
こちらは志布志湾、大隅半島方面。
こちら側の景観も素晴らしいの一言。志布志湾に浮かぶ石油基地までくっきり遠望できるのは、中々無いらしい(本当か!?)
ここ、都井岬を訪れた証拠に、日南海岸をバックに記念撮影。
佐賀関から日南海岸に続く九州の海岸線もいつかは旅をしたいものだ。その際は、三崎からフェリーで九州入りしたいなぁと密かに計画中である。夢は膨らむばかり・・
さて、日南海岸の景観美を堪能した後は、お目当ての野生馬と触合うべく都井岬線を引き返す。
途中、ニホンザルがお出迎え。
奥琵琶湖、マキノ町で出会ったニホンザルはどれも警戒心高くて近寄ることすら出来なかったのだが、、こちらのニホンザルは人馴れしているようだ。
親子のニホンザル。
子をしっかりと抱く母猿。親の愛情を感じる瞬間。。子猿がなんとなく、カメラ目線な気がする^^。
器用に2本足で立つなぁ。まるで猿の惑星じゃないか(笑)
そして改めて、野生馬とのご対面。
馬って、優しい顔をしていますね^^
海をバックに佇む野生馬。この構図は憧れていました。
すっかり熟睡中のようです(笑)
起こさないように、そーっと、そーっと^^
野生馬を撮る為に小高い丘を登ったが、高度を上げることで見晴らしはさらに向上。ここから望む志布志湾も素晴らしいの一言に尽きる。
しばし丘の上で、この絶景と野生馬との触れあいを楽しんだ・・・
都井岬、想像以上に素晴らしい場所であった。天候にも恵まれ、初日、いや新年早々ツイてるなぁ。
さて、時刻も12時過ぎ。いよいよ佐多岬へ向けて出発する。開聞岳(薩摩富士)もどんなシルエットだろうか・・想像しただけでこれからのドライブに期待膨らむ。。
国道269号線、通称”佐多街道”を南下。
佐多岬、対岸の指宿、開聞岳を遠望しながらの素晴らしいシーサイドドライブを堪能する。。風もさほど冷たくなく、心地いい潮風を受けながら快適なオープンドライブを楽しむ。
根占町までやってきた。
確かこのあたりに、パノラマパーク西原台という展望台があったはずだ。
threetroyさんのドライブレポートで紹介されていたこの地。何でも佐多岬と開聞岳を一望する、素晴らしい眺望が望めるとのこと。ここは是非とも訪れたかった地だ。
しかし、ナビにもマックスマップルにも載っていないこの地。国道沿いにようやく、パノラマパーク西原台を案内する看板を発見した。調子に乗って快走していたら絶対、見逃していただろう・・
林の中の、狭い道を登る。ナビは頼りにならず、看板だけが頼りの目的地、心細い・・・
看板を見落とさずに進み無事、パノラマパーク西原台へ到着。そこでの光景は、、、
なんと素晴らしいんだろう。思わず歓喜の声をあげてしまった。
左手に、本土最南端の地である佐多岬が伸びる。
錦江湾越しに望む美しいシルエットの開聞岳(薩摩富士)。想像していた以上に素晴らしい風景だ。。
指宿(いぶすき)方面を望む。
少し霞んではいるものの、いやはや素晴らしすぎる風景。言葉が無い・・・
桜島方面を望むと、火山灰がモクモク上がっていました^^;
ウワサ通り、桜島は大変お元気なようで・・・火山灰対策は避けて通れなさそうだ。
さて、時刻は午後4時を回ったところ。夕暮れまであと1時間少々
この後の行動に迷った。ここに居続けようか?ヘタに動いて夕暮れのタイミングを逃したくないし、なによりこの地での夕暮れを見てみたい!ここで夕暮れを迎えることとした。
適宜クルマに戻り体を温めつつ、夕暮れの時を待つ。冷たい風がビュービュー吹き荒れめっちゃ寒かってん><
これが、当日のパノラマパーク西原台の夕暮れだ。思わず天を仰いだ・・
霞む桜島方面も赤く染まり、なんとも幻想的な空に変わる。
残念ながら水平線に雲があり、錦江湾に沈む夕陽を見届けることは叶わなかったが、この素晴らしすぎる風景を目の当たりにし、不満の言葉は一つも無いな。
この素晴らしい風景に出会うことができたのもthreetroyさんのレポートのおかげ。。有り難うございます^^ここは鹿児島ドライブでは外したくない場所のひとつです。
さて、辺りが真っ暗になったので、当日の宿泊地であるホテル佐多岬へ向かうこととする。
国道に出るまでの間は、真っ暗なほっそい道を下らねばならない。さすがに緊張した・・
途中コンビニで食料を調達し、無事ホテル到着。
ホテルに着くや早々お風呂に入り、体の芯まで冷え切ったカラダを温めました。初日から感動的な風景の数々に巡りあう事ができ、充足感でいっぱいだ。
さて、明日はいよいよ、本土最南端の地へ到達します。(次回へ続きます)