8月22日(月)いよいよ北海道旅行の始まりである。
朝7時起床。慣れない船旅のおかげか、ぐっすり眠れた。.起きて早々、外を見る。やった!快晴だ!!ガッツポーズ!!
外は雲ひとつ無い文句の付けようが無い快晴であった。
今日は積丹半島を周遊する予定であるから、綺麗な海岸を見るべく、快晴であることは願っても無いチャンスなのである。
シャワーを浴び、さっぱり眠気を覚ます。心は既に快晴の積丹へ向かっていた。
手早くチェックアウトを済ませ、近くのGSでハイオク満タンにし、準備万端!いざ積丹半島へ向けて出発!
それにしても北海道、ペースの速いこと速いこと。
制限50の道を皆、平気で80以上でぶっ飛ばしている。。ウワサには聞いていたが(苦笑)ま、3日も広大な大地を走れば、自然と北海道の走り方に染まってしまうんだけどね
制限+20をMaxとして、ペース作りに努めたいが、道路状況の良すぎる北海道には非常に難易度の高いペースであった。
R229、通称”積丹セタカムイライン”を走る。なんと海と空に色の綺麗なことか・・・
心地いい潮風と相まって、早速オープンドライブの醍醐味を大堪能である。
まずは最初の目的地である島武意海岸へ訪れるため、積丹セタカムイラインから道道913号へ入る。
ここで早くも、北海道名物のどこまでも続きそうな、長くうねるストレートが待っていた。
当然、初体験な私は歓喜しまくり!オロロンラインやパイロット国道はこの比ではないんだろうな・・・今後のドライブに大いに期待が膨らんだ。
こんな早い展開でドライビングプレジャーを感じつつ、アッという間に島武意海岸駐車場へ到着。
おっ!あったあった!このトンネルだ。
このトンネルを抜けた先にあるのは・・・
驚愕の、積丹ブルー。。。
なんと美しい。。神秘的なまでに美しい。。おもわず絶叫。
後から来た方々も皆一様に、歓喜の声を挙げている。「日本じゃないみたい!」 「うわぁ綺麗!」「すっご!!」
しばし見入る。時が経つのを忘れる・・・シャッターを夢中で切った。
積丹ブルーとまで称されるほど、透明度が非常に高く鮮やかで神秘的なまでに美しい海岸。この光景を目の当たりにでき、本当に幸せだ・・・
是非とも下まで降りて、もっと近くで見てみたかったのだが、残念ながら下へ降りる道は災害のため閉鎖中。なんてこったい・・・残念だ。。
仕方が無いので、すぐ近くの積丹出岬灯台へ訪れてみた。
赤と白のツートンカラーが印象的。今まで真っ白な灯台しか見てこなかったから。
ここからの風景も絶景で、複雑な地形と海の色が印象的だった。
次へ向かうは、神威岬(カムイ岬)。島武意海岸から目と鼻の先にある、絶景スポット。
因みに神威とはアイヌ語で「神」を意味する。
道道913号を走り、すぐに到着。早速、遊歩道を歩く。
女人禁制の看板をくぐる先には・・・
万里の長城。あるいは龍の背と形容されるこの神威岬。実際に目の当たりにしてみると、実に説得力のある表現であることが解る。
積丹ブルーの美しい海と相まって、この複雑で荒涼な地形がより一層引き立つ。
アップダウンのきつい遊歩道を、先端の灯台目指して歩く。周辺の海岸は奇岩がたくさん。
歩いてきた遊歩道を振り返ってみた。
改めて、複雑な地形であることが伺える。
風が強くなかったため、さほど苦労することなく神威岬灯台へ到達。今度は白と黒のツートンカラーであった。
この灯台の先にあるのが、神威岩。積丹ブルーの海にポツんと浮かぶ、奇岩。
いや、十分すごい絶景なんだけど、どうしても積丹ブルーの方に目が行ってしまう。。南紀の橋杭岩を見慣れてしまっているからだろうか^^;
それにしても快晴と相まって、随分と幸先のいい北海道旅行のスタートとなった。
ここまで美しい積丹ブルーをさっそく、理想的な好条件で拝むことができたのだから・・・幸せである。
なんと、時刻は午後の2時過ぎ。あまりの絶景にちょっとのんびりし過ぎたか。ホテルで朝御飯をたらふく食ったけど、さすがにお腹の限界がきていた(笑)
それではここで、楽しみにしていたお待ちかね、”ウニ丼”を堪能しちゃいましょ~う♪
やってきたのは、島武意海岸に程近い、お食事処みさきさん。なんでも漁師直営の浜料理が味わえるとか!鮮度には大いに期待できる。
ここで何の迷いも無く”赤ばふん生うに丼”を勢いよく注文するも、今日は全て売り切れ、らしい。。しまった!もう少し早く訪れていれば・・・
しかしやっぱりウニは堪能したかったので、ムラサキウニではあるが”生うに丼”を注文した。ばふんうには是非とも味わってみたかったのだが残念である。
でも、運ばれてきた生うに丼を一口食べて、その余計な感情(というか邪念)は簡単に消え去った(笑)
もぅとにかく新鮮でべらぼうに旨い!!濃厚なコクと香りがありながらもさっぱりした味わい。なんって旨いんだ!!ウニの常識が覆された瞬間。今まで食べてきたのは一体なんだったんだろう・・・
醤油を一滴も落とさず完食。ご馳走様でした^^。
さて、時刻は午後3時過ぎ。ここからの行動に迷う。
今日の宿泊地は旭川。このまま来た道を札幌方面へ引き返し、高速で旭川まで直行してもよかったけれど、それではつまらない。せっかく天候もいいし♪
ってことで、北海道でも本格ワインディングロードに属する、ニセコパノラマラインを走り、夕暮れの洞爺湖を目的地とした。
R229、奇岩沢山の積丹セタカムイラインを南下。
そして道道66号、ニセコパノラマラインへ入る。
今ひとつ、撮影所がよく解らなかった(正確には、ワインディングロードを堪能し撮影するのが面倒だった笑)ため、この程度しか撮影していません(爆

いわゆる紀伊半島の高野龍神スカイラインに代表されるアップダウン激しいワインディングロードではなく、じつにまろやかな緩いワインディングロード。
植生の違いからか、ワインディングロードでありながら、癒しを感じました♪笹薮と白樺がとっても印象的^^。白樺マニアには堪らないんですよ♪
ニセコパノラマラインを走破し、最終目的地の洞爺湖へ向かう。サミットで有名になった地でもある。
途中、名も無き農道にて羊蹄山との2ショット。
残念ながらもっと近くまで訪れる時間が無かったので少し苦し紛れの一枚。なかなか山頂の雲が無くならなくてタイミングを見計らっていたんです^^;
蝦夷富士とも言われるほど富士山に似た形の山。できればもう少し近くで拝みたかったな~。山頂が冠雪していればもっと色っぽいでしょう^^。
そして夕暮れの洞爺湖へ。初めて目の当たりにした、北海道のカルデラ湖である。
時刻は夕刻で、空が赤く染まり始める時間。洞爺湖に浮かぶ中島が夕日に照らされ、ピンク色に染まる・・・カルデラ湖独特の地形も手伝い、なんてムードある光景なんだろう。。日没まで、見守ることにした。
あまりに周りが観光地化されているため、洞爺湖は本来寄る予定ではなかったが、北海道のカルデラ湖の魅力を早くも味わえた初日となった。今後の屈斜路湖や摩周湖に大いに期待が膨らむ。
さて、時刻は夜の7時前。ここから旭川へ向けて走ることになるが、その距離およそ250km!なんと!?
広い広い広大な大地であることを痛感させられた初日でもあった(笑)道路状況のすこぶる良好な北海道では、高速も利用して3時間少々で到着してんけどね^^。
さて、明日はいよいよTRG族憧れのあのロードを走ります。一度は走ってみたかったあのロードをついに・・・
次回をお楽しみに♪