1月4日(水)九州上陸3日目を、指宿にて迎える。
当日の天候は朝から荒れ模様。気落ちしつつもとりあえず、池田湖へ向かってみる。
鹿児島県道247号東方池田線を走り、池田湖を見下ろす場所へ。見晴らしのいいスポットではあるも、開聞岳(薩摩富士)はすっかり、雲を被ってしまっている・・・青空が広がっていればなぁ。
山頂は雲に隠れたり隠れなかったり天候が目まぐるしく変わる。雨が降っていたかと思えば急に陽が差したり。これからどこへ向かおう・・・?
ひとまず、池田湖畔にて一休み。イッシー君とともに記念撮影。屈斜路湖のクッシーといい、巨大生物目撃は単なる偶然なんだろうか。
湖畔には菜の花畑が。この時は急に晴れてきてなんかもう訳のわからん天候だ^^;
朝から何も食べておらずお腹が空いたので、池田湖パラダイスにて早めの昼食。黒豚チャーシュー丼をチョイス。今まで節約節約できてたから、ようやく九州らしい食事を食べた気がする。。凄く美味しかったです^^。
池田湖に生息するという、大うなぎとご対面。やっぱり目が可愛いのね。
予定ではここから大野岳へ登ろうかと思っていたが、コロコロ変わる天候ではちょっとなぁ。。開聞岳もずっと雲に隠れたままだし・・
悩みつつも、砂むし風呂に入ることも視野にいれつつ、薩摩半島の最南端にある岬、長崎鼻へ向かう。
岬の突端へ向かう道に少し戸惑いつつも、到着。湾越しにそびえる開聞岳の風景が素晴らしい・・・
青空が広がっていてもまたすぐに雲が広がり大荒れの天候に、少し経つとまた晴れるの延々繰り返し。
海も荒れ放題。盛大に波飛沫を被る・・・
あともう少しで山頂にかかる雲が無くなる。。ここまでくれば我慢比べ。なんとしてもここ長崎鼻で美しい山容の開聞岳をこの目で見たい。我ながら凄い執念・・・
粘ることおよそ2時間。ようやく開聞岳の美しい山容が露わになりました。
円錐形の美しい山容から、”薩摩富士”とも呼ばれる開聞岳。
ここ長崎鼻から望む開聞岳は素晴らしいの一言に尽きる。。そう、この光景を見たかったから寒い中粘ったんだ。この風景を見ることができただけでも、今日一日救われた気がする。
こちらは大隅半島、佐多岬方面を望む。海の色が本当に綺麗。
あっと、肝心の長崎鼻灯台はこのようなもの。
こんな姿の灯台は初めて目の当たりにしたので、なんだこのちんちくりんな灯台は・・?と思わず声に出してしまったもの。どうやら九州ではわりとスタンダード?らしい。ちょっと新鮮だったなぁ。
さて、時刻はまもなく夕刻を迎えようというところ。
ここまで長居するとは思ってもみなかったし、結局砂蒸し風呂も次回にお預けだ。当日の宿泊地である阿久根に向けて出発する。
途中、JR最南端の駅である西大山駅へ立ち寄ってみた。その道中にて。
いいねぇこの光景。どこまでも長閑な風景、そびえる開聞岳。目に焼きつく、忘れられない風景の一つだ。。
そしてここがJR最南端の駅、西大山駅。
本州最南端の駅、串本駅は周りがゴチャゴャしていて雰囲気もへったくれもないが、ここ西大山駅は開聞岳を望む、素晴らしい場所にある。無人駅で、周囲には何もない。
西大山駅は開業以来、日本最南端の駅として有名であったものの、沖縄都市モノレール線の開業により”JRとしての”最南端の駅となった。
残念ながら次の電車が来るまであと1時間程待たなければならなかったので、出発することとする。
次訪れる際は電車が来るタイミングに合わせて訪れてみたいものだ。
西大山駅を後にし、指宿スカイラインへ向かう。そして高速を乗り継ぎ阿久根温泉へ向かうルートを選択した。指宿スカイラインからの眺望も良好と聞く。最後に指宿、開聞岳を見届けよう。
池田湖畔を走り、鹿児島県道17号指宿鹿児島インター線を北上。ここをまっすぐ走ると指宿スカイラインへ入る。
ぐんぐん高度を上げたところに途中、展望台に立ち寄り指宿を一望する。素晴らしい眺望だ。
さらに高度を上げたところにある千貫平自然公園にて最後、開聞岳を見届ける。
こちらも素晴らしい眺望で最後にゆっくり散策してみたいところだが、天候がまたしても急変。なんとサラッサラの粉雪が舞い始めた。これは確実に積もるであろうユキ。これから向かう指宿スカイラインの道路状況に懸念を抱いたため足早に去ることとした。
スカイラインの道路状況は特段の問題は無いようなので、このままスカイラインを走り南九州自動車道へ早いうちに抜けてしまおう。
しかしこの指宿スカイライン、尾根づたいのスカイラインであり、高度も高く気温も低いからか時折吹雪のような天候に見舞われる。
ここは九州、鹿児島である。信じられます??
みるみる周りの景色が白く変わってゆく。この時はまだ写真撮る余裕があったものの状況はどんどん悪くなり真面目にヤバくなってきた。知覧~川辺峠あたりで猛烈な吹雪に見舞わ、一面銀世界に。。。路面も真っ白。ひえ~泣きそう><
全神経を集中させて運転し、桜島が見えてきた頃にはいつしか雪も止んでいました。助かった・・・
いくら鹿児島といえども尾根づらいをゆく指宿スカイラインは注意しないとダメですね^^;まさかこんな怖い思いをすることになろうとは。。
無事指宿スカイラインを走りきり、予定通り南九州自動車道を走り、阿久根へ。
ここの天然温泉が非常に良く、露天風呂で夜の漁港の灯りを眺めながら一日の振り返りをしていたのでした。この瞬間がとっても好きなんだなぁ。。温泉にボーっとつかり、旅の一日を振り返る。すごくリラックスできる瞬間と同時に、旅をしている幸せを強く実感できる時でもあります^^♪
さて、明日からは鹿児島を離れ、旅の舞台は天草へ移ります。(次回へ続きます)