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イイね!
2011年06月28日

日産デザイナー中村史郎氏が自選した「マイベスト4カーズ」






 日産自動車の再建と成長をデザイン面から支えた常務執行役員チーフクリエイティブオフィサー中村史郎さんが、『ニホンのクルマのカタチの話』(毎日新聞社)という本を書き下ろされました。
 それを記念して、グラフィックデザイナーの佐藤卓氏をゲストに迎えたセミナーが27日夜に六本木ヒルズの六本木スクールで行われたので、行ってきました。
 自動車デザインとは何か?
 ニホンのモノ作りの強みと弱み。
 16カ国800人のデザイナーを束ねるマネージメントの秘訣など、セミナーは本に書かれたことを中心に進みました。
 中村さんは、いすゞ自動車からカルロス・ゴーンにヘッドハントされ日産にやってきましたが、100台以上のクルマをデザインしてきました。とても気に入っているいすゞ時代の「4200R」から話を始め、自身でベストと思う日産の4台を挙げました。中村さんが口にされたキーワードを列挙します。

 キューブ。「世界で一番遅く見える」「走っていても、停まっているように見える」。
 GT-R。「欧米のデザイン言語(土俵)に乗らない」「ガンダム」「今の日本社会の価値を反映させる」
 インフィニティ・エッセンス「GT-Rとは反対に、欧米のデザイン言語で、どこまで日本のデザインが勝負できるか」「艶やか」
 ジューク「何にも似ていない」「どのカテゴリーにも属さない」「個性的でも多くの人に気に入ってもらうことができた」「“世界のどこでも、幅広く売るクルマだから凡庸にデザインしなければならない”という説を覆すことができた」

 他にも、「日本のマーケットは特殊」「販売会社からの声は聞くけど……」「カタチに愛嬌があることが大事」など刺激的なフレーズがたくさん発せられました。くわしくは本をお読み下さい。クルマ好きはもちろん、クルマに興味はなくても、デザインやブランドビジネスに興味を持ったり、仕事に携わっている方にも面白く読めます。お勧めです。
ブログ一覧 | 日産 | クルマ
Posted at 2011/06/28 00:36:01

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この記事へのコメント

2011年6月28日 0:54
クルマのデザインは難しいですね。

取引先のイタリアの会社の社長(モンテゼーモロ氏の友人)と話していた時の事。
「日本車の性能はいいんだけどね~、デザインがね。まるで冷蔵庫みたいに味気ない。」

多分デザイナーの方は色々と斬新な感性に訴えてくるものを提案されているのだと思いますが、えいぎょうや色々な部署からの声を盛り込んで行くうちに、「無難」と呼ばれるところに落ち着いてしまうのでしょうか?

これもクルマが国民性を表すゆえんでしょうか。
コメントへの返答
2011年6月28日 1:10
僕も中村さんの選んだ4台は、いいと思います。欧米で生まれて発達したカーデザイン文脈ではあり得ないカタチと意図を持っていて、あっぱれなニッポンデザインです。

また、「色々な部署からの声を盛り込む」弊害についても話されていました。
2011年6月28日 6:41
クルマのデザインには
とても興味が有ります、、、、

クルマのデザインって
やっぱり精神だと思います。
乗る方の精神
作り手の精神そして国民の精神。

日産のデザインって
1990年代初頭まで、
結構ヤンキー風でしたね。
ライダーシリーズとかその名残?

日本は残念ながら乗り手の、
精神は幼稚ですね〜
自動車メーカーにそのへんは、
頑張って頂きたいですね
コメントへの返答
2011年6月28日 10:16
この本は、ジャーマンボーイさんの疑問に答えてくれるでしょう!

読んでみて下さい。
2011年6月28日 7:16
世界で一番遅く見えるってなんかいいですね(笑)
確かに普通ならみんな速そうなデザインにしますもんね(≧∇≦)



デザイナーのこういった話はあまり聞いた事がなかったのでおもしろいなと思いました!
エンジンとか足周りとか作る人もすごいけどデザイナーって車のことあまり知らない人のことも考えないといけないから大変そうです(-_-;
コメントへの返答
2011年6月28日 21:20
「このクルマはカッコいい」「美しい」と僕らがクルマのデザインに感想を持つ時の基礎となっている感覚のほとんどが、欧米の美意識です。

連綿と馬車からつながっている彼の地のクルマのデザインの“文法”や“言語”に則って判断してるに過ぎません。

そこを追い掛けていたら、日本車は永遠に彼らの前には出られません。

そこで、絶対に欧米のセンス、価値観では出てこないものとして生み出されたのがキューブであり、GT-Rであり、ジュークでした。

日本人の美意識を、どうクルマのデザインに込めていくか。その心意気が、中村さんの仕事の元となっています。
2011年6月28日 7:51
おはようございます。

初代ムラーノが出た時も‘凄く新しいなにか’を感じました。
日産車は、この人によって変わったと言っても大袈裟ではないような気がします。

似たようなクルマが増えている中、デザイナーさんは大変だとつくづく思います。
コメントへの返答
2011年6月28日 10:27
おっしゃる通りですね!
2011年6月28日 10:02
私の好きなデザイン(スタイリング)のクルマはほとんど人気が出ずに
日本の市場から消えていきます・・・・

中村氏の素晴らしいところは「盤石の自己肯定感」をもってらっしゃる
ところだと思いました。
・・・・・それがないと、「あそこが悪い」「ここをもうすこし」なんて言われて
誰のか分からないカタチになる様な気がします。

デザインに理屈があり、文脈があることを知らない私を含めた
ユーザーはそれまでの既知の擦り込みでしかデザインを語れない・・・

でも、ヴィークロスを街で見かけた時の衝撃やジュークの
意外や意外カッコいいと思ってしまうところなど、
既成の概念をぶっ壊してくれる力がデザインにはあるんですね。

日本車は・・・・とひとくくりにする前に、
このクルマは実はイケている、というのを広めるのも大切ですね。




コメントへの返答
2011年6月28日 10:30
中村さんのスゴいのは、デザイナーとして自ら線を引く一方で、常務執行役員として日産のマネージメントを取り仕切っているところです。

組織を、どうまとめるか。

つねに経営を視野に入れてデザインされています。

その話も、本にたくさん出てきます。
2011年6月28日 11:23
確かに中村さんが挙げた4台のデザインは世界にも通用する個性的なものですね。

クルマはデザインで選ぶのが当然だと思っていますが、日本車はギミックを多用していて、子供っぽいデザイン(というよりスタイリング)ばかりで…。

私はマツダの「光とときめきのデザイン」が凄く好きでした。

なので、ユーノス500、ランティスクーペと下取りのつかないクルマに乗っていましたから(笑)
コメントへの返答
2011年6月28日 11:32
ユーノス500とランティスクーペもオリジナリティの高い、説得力のあるデザインだったと思います。

魅力がありましたね。
2011年6月28日 11:43
日産より、ビークロスを出させてくれた、いすゞが凄いなと思いました。
アレが市場に出ることが無ければ、今の日産のデザインも無かったのでは無いかと思います。
いすゞはショーモデルであったAsso di fioriを小変更のみでピアッツァとして販売するなど、会社としてデザインに寛大な土壌があったかなんじゃないかと思います。

しかし悲しいかな今の日本車には個性的なデザインの車は沢山ありますが、美しいと思えるデザインの車が無いのが残念です。
コメントへの返答
2011年6月28日 11:49
ビークロスも、「思い通りに近くできた」と中村さんはセミナーで挙げていました。

ピアッツァの前でも、117クーペなど、たしかにいすゞはデザインを重視していました。

いすゞが乗用車から撤退していなければ、今ごろ、どんなカタチのクルマを出していたでしょうか。
2011年6月28日 13:10
初コメです^^

「これは売れる!」と思って出した車がダメだったり、
また、その逆もあるでしょうし、
この世界は面白いのでしょうね。

私は車は性能よりもデザインで買っちゃうタイプのようで、
今乗ってるニュービートルからさかのぼり、
クロスロード→ムラーノと、個性ある車が多いようです^^
コメントへの返答
2011年6月28日 13:48
コメントありがとうございます。

おっしゃる通り、そこがデザインを含めたクルマの商品企画の面白く、難しいところなのだと思います。

シブいチョイスの連続ですね。
2011年6月28日 14:48
初コメです。
トップのいいね!から来ました
トップでの表記が
>>日産デザイナー中村史郎氏が自 ...<<
だったのでビビリました^^

デザインは国産だと昔からマツダが頑張っている感がありますが
殆どの日本人はコンサバなデザインを選ぶのでしょうね


コメントへの返答
2011年6月28日 15:05
コメントありがとうございます。

お騒がせしました。たしかに、それだとビビリますね。

ジュークは、日米欧アジアそれぞれで老若男女にウケているそうですよ。
2011年6月28日 16:25
はじめまして^^

私もイイネから飛んできたのですが、中村氏がいすずにいたのは知りませんでした^^;

本文でも中村氏はジュークを選んでいますが、ヴィークロスのデザイン担当だった事を知り、なんとなく自分の中で納得できました。

いすゞの乗用車は本当に個性的で楽しい車が多かったのを思い出します

いまそのコンセプトが日産に引き継がれているのなら、日本の車の未来は少し明るいかもしれませんね^^
コメントへの返答
2011年6月28日 16:47
こちらこそ、はじめまして。

ジュークとビークロス。

なんとなく通じるものがありますね。

僕は、ジェミニZZ-Tに乗っていました。
2011年6月28日 19:12
初めまして。
ビークロスオーナー兼オーナーズクラブ運営者ですが、確かにビークロスとジューク、独創的なデザインと言う点では、相通じるものを感じますね。
ただし、ビークロスの方が潔かったと思いますね。その分、使いにくいクルマですが…
ジュークは下手をするとデザイン的にハイライトとなる要素が多すぎる気がします。それでもいまの日産なら市場へのアピールがうまいから、受け入れたのではないでしょうか?
それにムラーノのクロスカブリオレを見ていると、ビークロスのオープンモデルを思い出しますね。
いすゞからも日産へ移籍したデザイナーが活躍し、ビークロスを手掛けたデザイナーがまさか日産のフェアレディZを手掛けるとは夢にも思いませんでした。(ナカムラさんのいすゞ時代の部下)
そういう点では、ナカムラさんが日産デザインのボスになったことは、よかったし、ボスに抜擢したゴーンさんの手腕はなかなかなものだったと思います。
コメントへの返答
2011年6月28日 21:10
はじめまして。コメントありがとうございます。

ビークロスは、今でも時々見掛けると、ハッとさせられるほど魅力的ですね。造形の力を、十二分に発揮しています。

優れたリーダーは、優秀な人材を惹き付け、その実力をうまく引き出せます。その点で、ゴーンも中村さんも共通していると思います。
2011年6月28日 20:49
それ以前の日産を率いておられた前澤義雄氏の「新車開発の9000時間」と読み比べてみようと思います。
コメントへの返答
2011年6月28日 21:10
それは面白い!

ぜひ、読後感をお聞かせ下さい。
2011年6月28日 22:24
中村氏が挙げた車名に売れ筋のミニバンや軽自動車が入っていないところがミソですよね。特定車種を批判するわけではありませんが、結局は「デザインに魅力を感じない大衆車」が売れるのが日本市場なんですよね。それはつまり「人と同じことが安心でき良しとする」社会・・・。

私のブログでも何度か書きましたが、内燃機関を内包する自動車の能力というか本来の魅力は「走り」であるはずが、今では「便利」に置き換わってしまった。そんな道具に数百万円も出さない今の若者の心理まで繋がっていく今回の記事でした。
コメントへの返答
2011年6月28日 22:32
セミナーでは、「日本市場の特殊性」についても話されていました。何項目かありましたが、そのうちのひとつが「輸出していない軽自動車やミニバンの種類が多い」というものでした。

ガラパゴスそのものですね。善し悪しは別ですよ。

軽自動車は規格を抜本的に改正して、あるべき小型車の姿に改めればたくさん輸出できるはずだと中村さんは語っていました。僕も、その通りだと思います。
2011年6月28日 22:40
FHP10、11と乗り継いできたのに、12で、不人気車種にして、消滅させてしまった責任とってほしいです。それとも日本のマーケットが悪いのか?

僕が今トヨタに乗ってる理由の一つかな。
コメントへの返答
2011年6月29日 0:41
その辺りの話も、本に書かれています。

面白いですよ!
2011年6月28日 23:04
こんばんは。

自分の周りにはジューク否定論が蔓延してますが、あれはチャレンジ精神だけでも尊敬に値するデザインですよね。ボディ造形にしても新メカにしても、「攻めた」モノは大好きです!
他にはインフィニティFX。日産はSUV系に秀逸なデザインが多いように思えます。

ただガンダムなら、デボネアが元祖かと...
あと、最後のFFジェミニはまるで違う方角に攻めてしまった感があります。
コメントへの返答
2011年6月29日 0:43
ジュークについてと、GT-Rのどこが“ガンダム”なのかも、本に書かれています。

ご一読を勧めます。
2011年6月28日 23:18
では、ワタクシ自身が思う日産のベスト3

1.ダットさんとおっかさん
2.サファリで行く公園、サファリパーク
3.工藤さんが4人乗車、四人工藤

どうやら頭のパソコンの調子がおかしいようで変換がうまくできません。。
コメントへの返答
2011年6月29日 0:46
4つ目を、僕もなかなか思い付きません!

2011年6月29日 0:41
初コメント失礼致します.

デザイナーの主張がちゃんと形になったモデルは良い,ということですね.
ただ一部のモデルだけでなく,高い打率でデザイン性の高いモデルを出し続け,かつデザイン言語に一貫性がないと,「日産はデザインが良い」とはならない気がします.

クリス・バングルはカーデザインに民族性を!と言っていますが,「日本人にとっての美しさとは何か」「その美しさをクルマにどう表現し世界に理解させるか」というとこまで掘り下げて表現できるデザイナー,メーカーの出現を期待します..

きちんとしたデザインを支持する消費者と,信じたデザインを貫くメーカーの姿勢の両方が必要と思います.

あと,エクステリアに比べインテリアはまだまだと思います.漆や竹,着物の柄,生地など,クルマに使えそうで日本人でしかできないことがまだまだあると思います.
コメントへの返答
2011年6月29日 0:51
コメントありがとうございます。

「デザイン言語の一貫性」に関しては、日本市場の特殊性によるものです。

クリス・バングルの提言には、中村さんの選んだ4台は応えています。

///lvanさんほどデザインに関心が高ければ、中村さんの本は楽しめると思います。
2011年6月30日 8:55
是非読みたいです!

日本の最近のクルマ特にトヨタのVIOSのデザインひどいですね!
小型車でf。ウィンドウの傾斜がきつくそれに4ド、リアとのバランスが最悪です。4ドアにするならファーストバックにしないと!!それにフロントの面構え、亀が歯をむいてるよう!!かわいくない面相!
なぜ4ドア、1人か2人しか乗らないのに!
フランス、イタリアの小型車を見習ってほしい
韓国車におい越されますよ!
小型車で4ドアに理想のデザインはメルセデスの190Eです。

それに反して、わがミニ、どこでも、MR.ビーン、キュートの掛け声を掛けられます。
クルマの知識のない小さな子供でも振り返ります、いいデザインは万国共通です。

僕はVANの時からあらゆる分野のいいデザインの物を見て来てますのでよく判ります。

コメントへの返答
2011年6月30日 13:58
亀ですか!?

VANヂャケットでは、面白くてタメになる課外活動をたくさんやっていたみたいですね。雑誌で読みました。
2011年6月30日 17:25
当時のVANのノベルテイが1冊の本になってます。
特にカーペンターズ、キットは応募の葉書がトラック3台分来ました。すごい人気でしたしプレミア価格がつきました。

日本車のデザインでまあまあなのはマツダです。

昔のいすゞみたいに海外のデザイナーに任せたほうがいいみたい。
営業の意見など聞くから4ドアになってしまう。小型車は2ドアにすべし!!
子供を後ろに乗せるときは2ドアの方が安全です。
コメントへの返答
2011年6月30日 17:28
実は、僕も応募したんです。赤いカーペンターズ・キット。

後席に人を乗せる機会が相対的に少ない小型車は、やはり2ドアが合理的だと僕も同感します。

スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

プロフィール

「予定調和的なオリジナル至上主義に陥っていない 10年10万kmストーリー 第92回 ポルシェ911カレラ(1995年)25年5万5000km http://cvw.jp/b/877318/47661012/
何シテル?   04/17 16:55
金子浩久です。よろしくお願いします。 クルマとその周辺のことを書いています。 詳しい自己紹介は、ホームページをご覧下さい。 http://ww...
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