モナコからオートルートに乗って、東へ向かうとすぐにイタリアに入ってしまうのですが、その手前で降りて北へ向かいます。
道はどんどん急な上りになり、きついヘアピンの連続になります。岩山を切って造った道なので、岩壁に前車のエクゾーストノイズが反響して、なんだかそそられます。まっすぐに行くと、ソスペルの町経由でチュリニ峠となるのですが、その手前で左にそれたところからスペシャルステージが始まります。
SS-13は41kmの長丁場なんですが、ここからスタートし、ロダ村にフィニッシュするまでに通過する峠の数がまたすごいんです。カスティヨン峠、有名なブロー峠、ラーブル峠、ロルム峠、サン・ロシュ峠、ポルト峠。ここを30秒間隔スタートで行くので、前後にラリーカーがうろちょろして、大変な騒ぎ。そのうえに、道幅は変化するわ、路面もいろいろ変化するわで、とってもタフなステージでした。
ドライバーは、前車を何台も抜いて健闘しましたが、7か所の計時トータルで9分も遅れてしまいました。でも、162位と、さほど悪くないのは、みんな遅れているんですね。
ほっとしたのもつかの間。すぐ先のユテル村からSS-14です。ラ・トゥール村までの12km。短いんですが、道幅が狭く、ヘアピンばかりできついコース。といっても、この最終ステージでは、SS以外の繋ぎもヘアピンだらけのきつい道が多いんですが。
ここは、2分近くの遅れで163位。
そして、60kmほどの繋ぎを走って、いよいよ最終SS-15です。そのスタートとなるラ・ボレーヌ・ヴェジュビー村の手前で、このステージ唯一のサービスを受けました。
もう時計は0:00を回って、2月1日です。
SS-15はラ・ボレーヌから、有名すぎるチュリニ峠を越え、ムーリネ村を過ぎてソスペルの町の手前までの33km。
疲れたドライバーを励まし続けて、チュリニ峠の頂上を通過! 夜中だというのに、ここはやはりギャラリー多し。
ここからはきつい下りでコースから飛び出さぬよう、抑えて抑えてフィニッシュまで到達。中川ドライバーと固い握手です。
ここは160秒の遅れでしたが、147位というまずまずの成績。
あとは山を下って下ってモナコまで帰るだけです。でも、あいかわらずキツい道ですから、気を抜かずに!
Posted at 2013/09/16 00:49:01 | |
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