ブリヂストンに続き、こんどは平塚にあるヨコハマの施設を訪問するチャンスがありました。
こちらも生産施設ではなく、技術センターです。
この建物はいわば研究所。タイアその他の原料、材料の物性テストから始まるアカデミックな研究が行われています。
なので、説明してくれた社員のなかには、いわゆる”リケジョ”も。
ナノ単位というものすごい倍率で観察できる顕微鏡もあり、こちらはスタッドレス用の「吸水ラバー」と呼ばれるもの。
BSで言うところの「発泡ゴム」と目的は同じで、滑る原因となる氷の表面の水を取り除くための”穴”を持たせたものです。溶けてない氷で表面に水が無いと滑らないものなんです。
もっと拡大するとこんなふうで、ヨコハマでは「マイクロ吸収バルーン」と呼んでいます。ただの穴ではなく、いわば殻を持った穴であるため、強いのが特徴だとか。
右下の、ちょっともっこりしているところには別のバルーンが隠れていて、ラバーが摩耗してくると、次に出てくるというわけです。
私が冬に履いていたジオランダーi/T-Sにもこの技術が使われていたということです。
こちらは別棟で行われていたテスト。大きな回転するドラムの内側表面に氷を張り、タイアのグリップ状況をテストしています。
ある意味でタイアはクルマの命でもありますから、どのメーカーさんもチカラ入ってます。
心して履きましょう。(笑)
オドメーターが48,000kmまでになった我が993で久しぶりに遠くまで走ってきました。
栃木県は那須塩原市にある、ブリジストンのプルービング・グラウンドを訪ねることがあり、遠征しました。
6月にバッテリーが昇天し交換しましたが、未だトラブルは全くありません。元気です。
途中のSAでのトイレ・ストップでのショット。
そのプルービング・グラウンドへは初めての訪問でしたが、東京ドーム16個分の広さを持つ、大変立派なもの。
BSは北海道は士別町に冬タイア用のプルービング・グラウンドも持っています。こちらはドーム47個分!という広さですが、冬期のみの稼働だそう。
このほか、大小含め、イタリア、米テキサス、米オハイオ、メキシコ、ブラジル、インドネシア、タイ、そして中国にプルービング・グラウンドを持っています。さすが今や世界最大のタイアメーカーです。
折角なので、終了後、親友が単独赴任している郡山まで脚を伸ばし、1泊してきました。
往復の道程は、ワイパーをほとんど止めることがないウェット路面の連続。
993のヘンな配置のワイパーがフル稼働でした。
いま記録を確認したら、05年1月に993を入手して以来、まだブレードのラバーを交換したことがありません。でも、きちんと拭いてくれてます。これって凄いような? 確かに雨の日はあまり乗りませんが、ゴムなんて経年劣化しますよね。500の純正ラバーとは大違いです。
ついでに、11年あたまにやったボディ・コーティング(グラスタイプじゃないほう)もまだまだ撥水ばっちりでいけてます。まあこれは屋根付き保管のおかげでしょう。
おまけは、郡山のホテル。チェックインしたら・・・
フランス好きでフランス車好き(プジョー2台持ち)の友人は、なにやら最近ゴルディーニR8やらシムカRallye 2あたりに触手が伸びているもよう。買ってもらいましょう!
一昨日に帰京したので長い雨だけで助かりましたが、昨日からは台風18号の影響の豪雨で、走ってきたあたりが酷い水害に見舞われてしまったようです。お見舞い申し上げます。
森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2011/01/21 15:23:34 |
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