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森川オサムのブログ一覧

2017年07月29日 イイね!

20. 爆笑ステージ?

まだ暗いモナコの港から、第2ステージであるエタプ・デ・クラスマンをスタートし、F1のストレートから第1コーナーであるサ・デヴォーテを右折。坂を上がりカジノ前を通ってF1コースからさよならをして、オートルートの入りニースへ。
昨夕来た道を逆走すること150km。その間に夜も明けました。

昨日の最初のスペシャル・ステージの起点終点だったアントレヴォーも過ぎ、Chaudon-Norante村で国道から右にそれてすぐの地点がこれです。



ショドン=ノラントからディーニュ・レ・バンまでの第2スペシャル・ステージです。
スタート前で並んでいますが、数台前に、なんだかえらく煙を吐くクルマが・・・ だいじょぶ?



あと2分でスタートです。ここは18.5kmで、前回ご説明したように、指示速度は49.2km/hです。
コースは珍しくD20という山道のみをずっと進むルートで、途中Col du CorobinとCol de Pierre-Basseというふたつの峠を越えます。
実はこのコロバン峠、1979年のWRCをRX-7で走ったとき、コースアウトしてコース脇で亀の子になって、ギャラリーに押してもらって復帰したといういわくつきの峠なんです。ちょっといやな予感も。



前のフルヴィアのあと1分後の09:39にスタート。



峠の頂上付近に近づいたら、路面が黒い! 軽いブラックアイス状になっていて、ドライバーのプレベンさんが大声で叫ぶんです。 「◎%#$〇◎#@$△!!」
実は、車内がえらく煩いミニ用にインターコムを用意してあったのですが、ここまでに壊れてしまっていて、耳を近づけて聞いても意味がわかりません。
何回か言ってもらって、わかりました! なんだデンマーク語じゃん! それアウト。英語でやるって決めてた約束違反。
「English please!!」って言って、ふたりで爆笑しました。



で、このヌルヌルする路面の区間は超慎重に走ったので、ちょっと遅れてしまいましたが、すぐに取り戻すことができました。



ここでの結果は(もちろん後でわかったことです)、なんとそのヤバい区間で我々の後で事故が起き、コースが塞がれてしまったようで、4か所の計測の後はキャンセルに。その4か所は順に、1秒遅れ、4秒遅れ、1秒早着、0秒で計6秒の60点減点で110位でした。

最初からちょっと怖い思いをさせられたスペシャル・ステージでした。
Posted at 2017/07/29 23:18:02 | コメント(1) | トラックバック(0) | モンテ | クルマ
2017年07月27日 イイね!

19. 第2ステージへ

日が変わって1月29日の日曜日。まだ陽が昇る前の6時にパルクフェルメへ行きました。



サービスをしてくれているブルーノ&イレーヌさんも来てくれています。この時期でもモナコはあまり寒くはないのが嬉しいです。さすが世界の避寒地。



エンジンは全く問題なく始動。これでまずはほっとします。

第2ステージは、全スタート地点からのチームがここでスタートするので、競技ナンバー順にスタートします。スタート地点に関係なく、番号順です。
今回の1号車はバルセロナをスタートしてきたAlpine A110なので、これが06:00にスタート。次にやはりバルセロナからの2号車Opel Kedettが06:01にスタート。続いてランスからスタートしてきた3号車Ford Escort RS2000が06:02というぐあいです。

日本から遠征してきて、ランスからスタートしてきた2チームにも、ここでご対面できました。
22番のToyota Celicaのオーナーさんでドライバーは、私が2011年に一緒に走ったドクターです。今回はフランス在住の美人の娘さんがコ・ドライバー。



2011年に私と走らせたDatsun 240Zは今回レンタルしたそう。



昨日の最初のスペシャルステージで、走り出したとたんにクラッシュしてしまったとのこと。
ちなみにセリカの22番はTA22だからだそう。240Zの23番はニッサンですね。
2台ともにお元気で~とお見送りしました。

そして、我々もスタートのポディアムへ向かいます。



今日、我々の1分前はオペル・カデット。その前に2台の911。1分後ろはランチア・フルヴィアです。



我々52番のミニは第2ステージ、Etape de Classementを06:49にスタート。
既に前のほうの4台がいなくなったということです。



ポディアムをスタートし、すぐ右折してF1の最終コーナーのところでメインストレートに入ります。



スタートで渡されたのはこれ。
各CHタイム・コントロールで通過タイムを記入してもらったり、CPパッセージ・コントロールではスタンプをもらって、今日の最後に提出します。これ、なくしたらアウトです。



簡単にご説明すると、一番上の部分がここMonacoから次のCHがあるSisteronまでの区間。モナコのCHで記入されたのがスタートした時刻06:49。ここから5時間00分で次のシステロンのCHに到着するのがターゲットです。その間にふたつのスペシャル・ステージがあり、ひとつめの指示速度が49.2km/hで、ふたつめが48.6km/h、ということになります。

その下に11:49と書いたのは私です。次のCHタイムの覚え書きです。

行ってきま~す。
Posted at 2017/07/27 17:27:05 | コメント(1) | トラックバック(0) | モンテ | クルマ
2017年07月25日 イイね!

いまスタッドレスの試乗会?!

ミシュランの新しいスタッドレスタイアの発表会がありました。
場所は西新宿の高層ビル。

新製品の名前はMICHELIN X-ICE3+と言います。



15~18インチで15サイズ。

ブリヂストンやヨコハマのスタッドレスのトレッドラバーは発泡ゴムで、微小な丸い空間がちりばめられていて、それが凍結路面との接触面で、路面表面の水分を取り除く働きをするというものです。滑る原因である境界の水を取り除いて排出するという原理。



このミシュランのは、その微小な丸い空間が”企業秘密の物質”でできた”Mチップ”というもので埋められていることで、トレッドラバーの剛性を高め、操縦性を向上させるというもの。そのMチップが表面にでると溶け出すことで、表面に無数の穴ができ、それが上と同じように表面の水を除去するということです。
そのMチップの正体は、企業秘密ではあるが、環境には優しい物質なんだとか。

ミシュランでは、日本向けのスタッドレスは、国内にある研究・テスト施設で開発しているそうです。群馬県太田市に開発センターがあり、北海道の士別にテスト施設を持っています。

今年の冬シーズン向けのスタッドレスの発表・発売はちょうど今ごろが”書き入れ”で、グッドイヤーも発表会がありました。こちらは「試乗会」付き!!

えっ、こんな暑いのにどこで試乗会?
場所は新横浜のスケートセンターでした。



ヤル気ですね。
でも、あまりにも低速なので、従来製品との比較を、と言われても、かなり微妙、が正直なところでした。

確かにスタッドレスはこんな氷上でも低速ではきちんとグリップしてました。こういうスケートリンクは、氷の状態が良く、上で言った表面の”水”があまりないと思われるので、グリップは比較的良いはずですが、クルマに乗ったり降りたりのプレスゲストが見事に転んでるのは目撃できました。(笑)

こちらが新スタッドレスのGoodyear ICE NAVI 7。



13~19インチの67サイズ。充実です。
グッドイヤーは”某社との共同開発”と言ってますが、生産を担当する住友ゴムでしょう。

この時期に数時間涼しい、というか寒い経験ができたのは良かったです。
Posted at 2017/07/25 13:16:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2017年07月24日 イイね!

ブリヂストンのプルービング・グラウンドで

だいぶ前のことですが、ブリヂストンのテストコースで、いろいろタイアを試してみる機会がありました。

走ったのはBSの那須塩原にあるプルービング・グラウンド。タイアを試す、といっても、BSのいろいろなブランドの製品を乗り比べるのではなく、タイアに起こるいろいろなことを敢えて乗り試してみようというものでした。

こちらのワンボックスでは、適正な空気圧と、わざと半分程度まで落とした低内圧タイアの乗り比べ。



両方でスラロームを始めとするいろいろな走行を試せましたが、いやいや、低内圧のほうは、まさにぞっとする性能になってしまいます。あらゆる動作がダルになって、クルマが言うことをきいてくれません。普通の道では乗りたくないです。
でも、たぶん、一般ドライバーのかたのなかには、気が付かずにこの程度の空気圧で走ってしまっているかたもいらっしゃるのでは、と思います。怖いです。

こちらは、新しいSUV用のタイアを履いて、ドライ路面とウェット路面の性能低下度合を試してみているところです。



このタイアの場合は、ウェットもかなりこなせますが、もちろんドライよりは低下します。

こちらは、普通のタイアとランフラット・タイアの空気をほとんど抜いた、つまりはパンク状態での比較です。

まずは普通のほう。



これはアウト。走れません。

かたやランフラット。
上が普通時。下が抜けています。





空気が抜けた状態でも、80km/hまでならOKで、そのまま80km程度まで走って行けます。
これなら、高速道路の路肩でタイア交換なんて怖ろしいことをしないですみますね。これだけでメリットありです。

ランフラットって結構普及してきましたが、実際に空気が抜けたところって、あまりみたことないのでは?

おまけ。
そのとき、もう1台乗れたのがこちら。
エアレスタイア。空気を入れないタイアが付いた自転車です。



乗り心地は普通とほぼ一緒。もう来年にも市販されるそうです。パンクしません!
Posted at 2017/07/24 12:39:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2017年07月22日 イイね!

18. コンサントラシオン走破

アントレヴォーでの最初のスペシャルステージを終え、あとは100km弱を走ってモナコへ向かうのみです。



まずはヴァール渓谷のワインディングを飛ばして、ニースへ向かいました。周りはだんだん暗くなってきます。ニースからはオートルートA8に乗るのがルートになっています。
フランスのオートルートは料金所が多く、そのたびに料金も違うのでめんどくさいです。私はいつも、日本を出る時に空港のお土産屋さんで、かわいい小さな和風がま口を買って、これにユーロの細かいコインを詰め、料金所に対処しています。ラリーが終わったらがま口はイレーヌさんにプレゼント。

モナコの崖上にある町ラ・テュルビーの出口脇にあるパーキングエリアで、このステージ最後のサービスを受けました。



明日のスタートに向けてのフル給油と各部点検です。



サービスカーもこのあと、モナコまでヘアピン連続の急な下り坂を駆け下って、港のフィニッシュまで向かってくれる予定です。



我々はその途中、海岸まで下りたところにある、モンテカルロ・ビーチホテルに置かれたCHタイムコントロールを通過します。ここで少し時間調整をするので、サービスカーはその間にフィニッシュに先回りするという作戦。

ビーチホテルのCHからは、3.1kmを15分のターゲットタイムで、港に置かれた最終フィニッシュCHへ向かいます。
そして、港の、F1のときはピット入り口となる場所に置かれたタイムコントロールに到着。



定刻19:32に通過。



これで第1ステージである、パルクール・コンサントラシオン1,242kmをフィニッシュしました。



すぐにパルク・フェルメに駐車し、ミニに必要な処置をして作業終了。



我々バト=ホンブルクからスタートした群れが最後に走ってきたので、既に330台がパルクフェルメに集合です。壮観。



このあとは、例のF1ヘアピンのところにあるフェアモント・ホテルで、主催者が用意してくれているブッフェ・ディナーでフォアグラをたくさん食べて、明朝の第2ステージのスタートに向けて体力を回復させました。
Posted at 2017/07/22 13:37:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | モンテ | クルマ
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

プロフィール

「昨日ジュネーヴが今日東京で! http://cvw.jp/b/951168/39425567/
何シテル?   03/08 16:33
学生時代からラリーやレースのモータースポーツにはまり、WRCモンテカルロラリーには1976年から97年までの間に7回遠征しました。 慶應義塾大学工学部卒業...
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森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” 
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2011/01/21 15:23:34
 

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