マルセル・モースの「贈与論」って、知ってますか?
私は、今日知りました。
贈与には、お歳暮のようにお礼がセットだそうです。
贈与の義務
受け取る義務
返礼の義務
がセットだそうです。
今日、呉さんの講義を聞いたんですが、倭国大乱の時代や戦国時代は、
勢力が拮抗していて、戦争が常時あり、その意味で平等社会らしいのです。(とびぬける勢力がない)
で、日本は、何かの拍子に飛び抜けたのが天皇で、戦国時代も天皇をもって征夷大将軍が収めたので
天皇という存在が稀有らしいのです。
世界は、相手が滅びるまで武力を行使して、トップにでるのが、この飛び抜けた勢力らしいです。
で、贈与論ですが、政略結婚(娘を贈与)の話になるのですが、
コノハナサクヤヒメとおねいさんをセットで、ニニギノミコトに贈与したのですが、
なんと、ニニギはおねいさんが不細工だからって、受け取りを拒否たのです。
贈与した方は、コノハナサクヤの繁栄の力(さくらの花の神?)とおねいさんの不死の力を贈与したのですが、
不死の力を拒否したので、天皇陛下は死んでしまう。という話でした。
有力豪族が、集まって合議をしていると日本だと「あなたが、どうぞ」「いや、いや、私よりあなたの方がふさわしいでしょ?」とかって想像できるのですが、
中国や民主党なんかだと、「俺がトップだ」って世界市民の基準を持ちだして、
この日本がほこる譲り合いのような、選挙のようなことは起こらないのです。
毛利元就は、地方のいち国人でしたが、合議によって国人のリーダーの地位を得ました。
(まぁ、根回しとかはあったとおもいますが)
この感覚を、戦後の日本人歴史家は民主主義理念を無理やりに倭国大乱時に結び付けた。
と、呉氏が言ってましたが、
無理やり結びつけるって、言っちゃうところが大陸のDNAを持っているなと思ってしまいました。
いくら、口で中国や北朝鮮の悪口を言っても、
長年の研究結果で得た答えが、悲しいかな大陸のDNAから抜け出せないのですから。
ちなみに、この人邪馬台国論争で、畿内説が有利になった3世紀最大の建物跡発見の
朝日新聞の記事を出してきて、これは邪馬台国が畿内にあったと誘導する記事です。
って言ってた。
朝日新聞も否定できるのに、なんで、研究結果は大陸のDNAが残っているんでしょう?
全く、残念でなりません。
Posted at 2010/10/30 18:01:58 | |
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