阿野全成 ゆかりの寺に行ってきました。
川崎市多摩区にある、妙樂寺は、源頼朝の弟、阿野全成が兄から与えられた天台宗のお寺です。
天台宗 長尾山 妙樂寺は、長尾山 威光寺の旧跡であることが日光菩薩の胎内の墨書から判りました。
文徳天皇の仁寿年中(851~854年)の創建と伝えられ、源氏代々の祈願寺として保護されてきました。
頼朝は、弟の全成をこの寺の住職としたこともあり、鎌倉時代初期におけるこの寺の隆盛は、吾妻鏡からも知ることができます。
山の上にありますが、山のほとんどが住宅地となってしまっています。
小さな祠の後ろにミライースが見えます。隣のクルマは、沼津ナンバーだったので、やはり観光にきたのでしょうか?
鐘楼がありますが、戦時中に供出されてしまったので、鐘自体は新しいものです。しかし、鐘が帰ってきたことは住民にとって喜ばしいことであったと書いてありました。
薬師堂 木像薬師如来及び両脇侍像は、寄木造りで薬師如来坐像の胎内背面の墨書から永正六年(1509年)九月の作成で、室町時代末期の特徴がよく解るそうです。
日光菩薩像は、遅れて天文十六年(1547年)に作成されたことと、上記の威光寺の事が書いてあるのが胎内の墨書から判りました。
薬師堂を斜めから撮った 当寺は、あじさい寺と呼ばれているようで、コミュニティバスのバス停の名もあじさい寺でした。
手水所は、奥に見える古木が印象的
本堂
珍しい家紋
宝篋印塔の後ろのもみじは、少し紅葉が始まっていました。
今回、鎌倉殿の13人で初めて知った阿野全成ですが、こんな所に旧跡があるとは思いもしませんでした。
13人には、入っていないしw
それにしても、住宅地化しているのがもったいない。
生田緑地を広げて、一体化すればいいのになと思いました。
Posted at 2022/09/10 22:16:16 | |
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