東証、国内初のCO2排出量取引市場 実証実験開始
ESG
2022年9月22日 11:26
カーボン・クレジット市場の実証実験開始を知らせる電光掲示(22日午前、東証)
日本取引所グループ(JPX)傘下の東京証券取引所は22日、二酸化炭素(CO2)排出量を取引する国内初のカーボン・クレジット市場を開いた。
経済産業省の実証実験の位置づけで、日立製作所や関西電力、東京都水道局など145の企業や自治体が参加する。
同日のセレモニーでJPXの清田瞭・最高経営責任者(CEO)は「新たなクレジット市場の創設に向けた第一歩になる」と話した。
22日午前9時に取引が始まった。市場では再生可能エネルギーや省エネルギーの設備導入、植林によるCO2吸収などを削減量として国が認証する「J-クレジット」を売買する。
これまでJ-クレジットの取引は相対で価格が外から見えにくかったが、市場を通すことで価格の透明性を高める狙いがある。
インターネット上の専用サイトで取引する。注文の受付時間は午前と午後の2回に分かれており、午前11時30分と午後3時に価格がつく。
資金の決済は東証が売り手と買い手の間に入る。
経済産業省は脱炭素に先進的に取り組む企業で構成する「GX(グリーントランスフォーメーション)リーグ」構想を進めている。
11月以降はカーボン・クレジット市場で、GXリーグの参加企業が自ら掲げた排出削減目標に対して、目標を上回った分を売りに出したりするシミュレーション取引も実施する予定だ。
長峯誠経産政務官はセレモニーで「知見やノウハウを生かして(排出量取引の)アジア拠点を目指していきたい」と期待を込めた。
これだけの大企業なら、アマゾンとかに植林できるんじゃないかな?
Posted at 2022/09/23 20:20:47 | |
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