このあいだ、大学院の授業にもぐってきたんですけど、
なんか、感想でも書こうかなーと。
正直言って、漢文を読むのは教えてもらわないと読めません。
だから、授業料払うんですが、
内容はというと、意外と簡単。
だって、一度も働いたことが無い人が、経理や工業の話を、
延々と漢文であーだこーだ解釈するんですよ。
例① 主計寮
まぁ、会計の話です。
現代風にいうと、来年度国家予算の見積もり ですむ言葉が、
いついつまでに、来年はこれだけ必要になるだろうという根拠を提出しなければ、
来年の必要であろう額を計算できない。とか
例② 税に関するもの
鑞という字の解釈ですが、金属を扱う工場とかで働いたことがある人ならわかると思いますが、
「ろう」と読み、金属と金属をつなげる金属です。
ちなみに白鑞は、はんだ。
俺はメガネ屋にいたんですが、修理にろうづけ(鑞付け)と言ってなんかの金属をつかいます。(成分は不明)
これを、運ぶ人が
①出発地から都まで一人で運んで来たら、その人一人の税金
②出発地から都まで数人でリレーしたら、一人頭の税金は低くなるが、
結果としての納められた税は、同じ。
③出発地から、都を経由しないで直接工房に運ぶとき、
工房が都よりも出発地に近かったら、税が低くなる。
とか、普通に会社で働いたことがあれば、直送だとか見積もりだとかいう言葉ですむことが、
漢文を通して、いかにも学問らしく語られるのです。
こんなことに、大金はたいて学歴UPするのは、いかがなものかと思ってしまいます。
大学院の敷居は、低くなりましたが、
そうなると、1時間以上の通学時間を費やし、交通費は自腹で、
さらに授業料を払い、嫌いな漢文を習い、
一度も働いたことが無い人に、予算だの直送だのの言葉を教え、
学歴を手に入れるって、本当に必要でしょうか?
うちらの世代、第二次ベビーブームで人口が多く、
頭がいいのに、大学に入れなかった人がたくさんいます。
この世代にとっては、今の楽ちん入学の、大学、大学院は魅力です。
しかし、この就職難の時に大学院入学に大金はたいていいのかな。
あほらしくないですか?
大学院入学はチャンスでもあり、また無駄遣いでもあります。
なんだかなぁ。
Posted at 2012/06/23 08:32:24 | |
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