文化庁の補助金が使われた映画
「続 戦車闘争」を観てきました。
今回は、記者やカメラマンなどから見た戦車闘争のドキュメンタリー映画です。
米軍の補給厰の前に各社の記者が集まると、各社腕章をしているのですが、左翼の連中は、腕章を偽造して紛れ込んできたそうです。
そこで、警察が神奈川県警に出入りしている記者に統一の腕章を配ったそうです。
そうすると今度は、警察の方が統一腕章を付けて私服警察を紛れ込ませたそうです。
あるカメラマン曰く、報道のカメラマンは仕事用のNikonを使っているそうですが、警察は予算が無いので、ペンタックスを持っていたそうで、カメラマンには違いが解ったそうです。
報道側から見ると、外人部隊と揶揄される市外の人数の多いこと。
相模原市民は、野次馬の一部。
国鉄相模原駅などは、学生や青年部の人が蛍光灯を全部割っちゃったそうです。
と、まぁこんな話から、2部へ。
2部は、最近流行りのメディアなんちゃら論とかの大学の先生がお話。
報道の自由が過ぎて、ベトナム戦争での遺体の報道はありのままに。
それで一般民衆が、「戦争は酷い」と言うことを知り、ヒッピーらの反戦活動に移り、アメリカは敗戦したのだと言うことが解りました。
なので、戦争に負けないためには、ある種の編集が必要らしいです。
日本の視聴者は、「ご飯時には見たくない」とか言ってるし、
日本のある政治家は、「どこかで戦争でもやってくれないと、景気が悪くなる」とか言っていました。
その後は戦車闘争の話から少し離れて、湾岸戦争、イラク戦争時のメディアの使い方の話へ。
テーマからは外れた話だけど、メディアなんちゃら論ってのが、どういう物か解ったので良しかな?
3部は、戦車闘争のアーカイブ化と現在の話。
そして、エピローグへ・・・
報道関係者の話が面白かったな。
中核派と革マル派の内ゲバだったとか、
脚立を担いで良いポジション確保したら、先輩が来て「脚立だけ置いて、お前はどけっ!」って言われたり、
後は、毎日に載る新聞の写真と、テーマを決めて撮り続ける雑誌との違いとかが解った。
新聞のカメラマンは、一面(1面?一面?)のトップに飾る写真が撮れればそれが嬉しいので、事件そのものよりも被写体に興味があるそうです。
来場者は、前回と同じく年寄りばっかり。
若いスタッフがいるなと想ったら、アーカイブ関係みたい。
まぁ、一躍、相模原市を有名にした事件だし、面白かったですw
Posted at 2023/12/03 12:47:17 | |
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