今日は私が休みで奥様は仕事。朝から晴れて天気が良かったので久しぶりに洗車をしようと思っていましたが、薬指を骨折していた娘を朝一に病院へ連れて行くことにしていました。ようやく今日包帯と沿え金具を取ることができホッとしています。
診察を終えて病院を出ると、なんと
土砂降りの雨・・・・(泣)
先週も洗車をしようと思ったら土砂降りになったんですよね・・・。帰宅したら、ベランダに干していた洗濯物が横なぐりの雨でベシャベシャに濡れていて大変なことになっていました。でも今はすっかり晴れてます。洗車は夕方しようかな・・・。
隣に住むオデアブ乗りの幼馴染は朝一から洗車してました・・・
さて、現在13万5000Km走っている私のアコードワゴン。以前乗っていたトルネオSiRのエンジンF20Bの14万Km付近でのエンジンフィーリングと比べると、アコードのK24Aは遥かに滑らかと言えますが、それでも最初の頃と比べれば微振動や音が大きくなったと感じます。距離を走っているのですから仕方がないことですね。
昨年からアイドリングの振動が気になり始め、少しでも振動を軽減させようと、①プラグ交換、②
ECUリセット、③
スロットルバタフライ&スロットルボアの掃除、という順にメンテを行なってきました。
更に今年に入って息つき振動なども起こり始めたので、④
エンジンマウント交換、⑤再びプラグ交換、⑥
ダイレクトイグニッションコイル交換、⑦アースケーブルのボディ側の接触面磨き、というメニューも行いました。
一つ一つメンテを行ないながら効果を確認していく方法を取っているのですが、これまで行なってきたメニューの中でも特に大きな効果を感じたのが
③スロットルバタフライ&スロットルボアの掃除
④エンジンマウント交換
⑥ダイレクトイグニッションコイル交換
の3点。
スロットルバタフライ&スロットルボアの掃除は下がりぎみだったアイドリング回転数が多少元に戻り、エンジンマウント交換によって全域で振動が激減し、そしてイグニッションコイル交換によってパワー感が戻ったりと、この3つのメニューは決してブラシーボとは言えないはっきりとした効果を感じました。
では、これほどのメンテをこなした今の状況に満足しているかというと、答えはNoです。悲しいことに、いかにも14万Kmに到達するエンジンらしい音質と振動をどうしても感じてしまいます。冷間時の暖機運転の振動も一時的には治まっていたように感じていたのですが、結局その後は毎日発生している状況でした。
スロットルを掃除してマウントも交換し、点火系も交換しているので、最後の頼みはとなれば、やはり燃料ラインやシリンダー周りのカーボン除去ですよね。
私の車は走行距離こそかなり走っていますが、毎日往復60Km弱の通勤をしている事と、その走行状況はストップ&ゴーがかなり少ないこともあってエンジンはそれほど汚れていないと思っています。事実、スロットルバタフライを掃除したときもバタフライとボアの汚れは最小限でした。しかし、それはあくまでもスロットルまでの話。そこから先のインジェクターの詰まりや吸気バルブ、ピストンヘッド、シリンダーヘッドなどのカーボン堆積はどういう状態か分かりません。
私のアコードのK24Aはハイオク仕様なので、ガソリンに含まれる洗浄成分のおかげでインジェクターはそこそこ綺麗な状態なのではと推測していますが、EGRの還元排ガスやオイル混じりのブローバイガスが直撃する吸気バルブの傘が、瞬間的に2000℃にもなると言われる燃焼室内に突っ込まれるのですから、吸気バルブの傘がカーボン化するのは必至・・・。そしてそれらをハイオクガソリンに添加されている洗浄成分だけで落とすことは恐らく不可・・・。それに5速ATということもあってかなり低回転域を常用するのでまさにEGRは大量導入されている。低回転域で走る大排気量車のほうがカーボン付着率が高い所以がここにあるわけで、そうなると私のアコードも恐らくそれなりに汚れていても不思議ではないわけです。
因みに、バルブの傘にカーボンが固着すると、バルブシートとの密着性が悪くなるのは勿論ですが、バルブに付着している堆積カーボンに噴霧されれたガソリンが浸透してしまい、本来燃焼室に入っていくはずのガソリンが適正量ほど入っていかないことが問題になります。また、最近のほとんどの車は希薄燃焼領域で混合気のスワールを利用していますが、バルブの堆積カーボンのせいでスワールが乱されてしまうことも問題のひとつと言われています。
実は、数週間前にWAKO'SのRECSを施工してもらおうと市内のとあるショップに電話をしたのですが、なんと料金は13,000円超え(RECS施工後のガソリン添加剤FUEL-1とセット価格)。その効果はかなりのものである事は多くの方のレポから感じ取ることができますが、さすがにマニホールドに液体流し込む作業に13,000円以上と思うと、あまりにも割りに合わないと判断しやめることにしました。
他店と比較しても、明らかに高い・・・。でも県内ではここしかRECSの施工を行なっていない・・・
そこで、WAKO'SのFUEL-1のようなガソリン添加剤を試してみようと思い、色々調べてみたのですが、それをちょっと記しておきますね。
現在、製品化されている一般的なガソリン添加剤の主な種類ですが、カーボンの洗浄に一番有効的なのが
ポリエーテルアミン系(PEA)と呼ばれるもの。汚れを取る力が大きく、なのにパッキンやシールを痛めないのが特徴。その代わり高価です。一部のハイオクガソリンに含まれる洗浄剤がこのPEAだそうで、もちろんその含有量は僅かです。
そして、世の添加剤で最も多く使われているのが
ポリブデンアミン系。派手な謳い文句の商品が多いですが、汚れの付着を防ぐ効果はあっても汚れを落とす効果はまずないそうで・・・。しかも、低い回転域では逆に成分がデポジット化してしまうとも言われています。
安い添加剤では
メタノール系が使われているようです。こちらは汚れ防止、汚れ落としともにまず期待できないそうです。ただし、水分を分散させる効果はあるようで、防錆効果を求めるにはいいのかもしれません。
洗浄目的ではなく、パワーアップ目的では
トルエン系が使われるようです。ただし、こちらはパッキンやシール類を痛めるそうで、パワーアップ系のガソリン添加剤は用心したほうがいいかもしれませんね。
私が一番最初に使用してみようと思ったのが、ホンダ純正品ともいえるHAMPの“ガソリントリートメント”。何と言っても、純正品という安心感があります。定価で1本1575円。
ホンダ車は一時、アルコール燃料を入れると配管腐食によるトラブルが発生したことがありましたが、純正の添加剤であれば副作用のある添加物は入っていないはずですよね。
洗浄剤の成分はHAMP製に限らずどこも詳しく書かれていないのですが、各自動車メーカーが唯一洗浄効果を認めているのがPEA系なのでこのHAMP製もPEAと信じたいのですが、もしかしたら期待を裏切るポリブデンアミン系かもしれません。だって、高価なPEAであればその記載があっても不思議じゃないと思うんですよね・・・。
PEA系に絞れば、有名なあのWAKO'Sの"FUEL-1”が候補に入ってきます。
ただし、FUEL-1には水分分散を行なうアルコール系添加剤が含まれています(但し、安価なメタノール系ではない)。つまりPEAが100%じゃない。FUEL-1は確か防錆効果を謳っていたので、その関係もあって水分分散できるアルコールを含んでいるのかもしれません。
1本1680円なり。
※その後、PEAの配合は50%であるという情報を目にしました。
カストロールにもPEAを配合した添加剤があります。定価で1000円ですが、先日ミスターマックスで見たら700円くらいで売ってました。安すぎ・・・(汗)。PEAの配合率が低いのかな??。
PEAが100%となると、FTCの“PEAエンジンコンディショナー”が気になります。精製度を上げ高濃度なPEAを100%使用しているのが最大の特徴で、洗浄目的1本で勝負しているところが素敵です。
その濃度はハイオクガソリンの40倍程度らしく、でも前述の通りオイルシール関係を痛めることはない。値段は1575円で、ショップや量販店では売っておらず販売元のツバキコーポレーションからしか買えないようです。
実は、PEAが100%の添加剤は他にもあって、スバル純正の“PEAカーボンクリーナー”というのもあります。
ホンダもPEA系100%だったら良かったのに・・・。
さて、長々と書きましたが、今回私が買って試すことにしたのはどれでしょう。
バレバレ??
答えは
FTCの“PEAエンジンコンディショナー”。
正直、有名なWAKO'Sの"FUEL-1”とかなり迷いましましたが、やはり混ぜ物無しの高純度PEA100%というところに惹かれました。効果を複数持たせたものよりも主目的1本のためにお金をかけているものの方がいいかもと思ったんですよね~。
購入はとりあえず2本。いくら洗浄力が強いとはいえ、ゆっくりカーボンに浸透し柔らかくしていくので、1本では効果がないかもしれません。大抵この手の商品は2~3本続けて入れることを勧めてますしね。
因みに2本購入から送料は無料。そして指定のオーダーフォームでゆうパックの代引を選択すれば代引手数料もゼロ。結果、商品代+消費税だけ(\3,150)という安い買い物となりました。
WAKO'Sの点滴の針が怖いので今回は飲み薬で(←本当はお金がなかっただけ・・・)。
空タンに添加剤を入れたあとガソリンを注ぎます。攪拌を考えれば当然ですよね。
因みに満タン60L程度ならこの飲み薬は1本でOK。ガソリンの量に対し添加剤が1%以内であれば燃焼に問題はありませんが、多すぎると燃焼が不安定になる可能性があるそうです。そりゃそうでしょうね・・・。
さて、この添加剤を入れたのが月曜日の夕方。
火曜日の行きと帰りは、何だかエンジンフィーリングが重たい・・・。薬の副作用が始まっているのかな?なんて思いながら走っていました。
そして水曜日。帰宅中のある時点からエンジンが静かに回っていることに気がつきました。「あれ?こんなに早く効果が出るもんかいな?」と疑いながら走行。だって距離にして100Km程度走っただけですから。でも、やはり火曜日よりは静かだし滑らかに感じる・・・。思い切って高回転まで回すと、う~~む、微妙・・・。高回転域はあまり変わっていないかなぁ。
翌木曜日。朝の暖機運転中の振動がほとんど消えていることに気がつきました。でも以前プラグを交換した時にも一時的に治まったので信じることができません。しかし帰りの暖機も振動がほぼなし。そしてやはり3000rpm程度までの街乗りでは静かに感じる。ちょっと吹かして5000rpmまで回すと、かなり滑らか♪まるでオブラードで音を包み込んだように静かに感じます。
そして添加剤を入れてから4日後の昨日金曜日。やはり行きは暖機振動がほとんどない。ただし帰りはちょっと暖機振動発生・・・。しかし、どの回転数でも相当な変化を実感。これはブラシーボのレベルではありません。明らかに以前よりも静かになっているし回転も滑らか。前回4月の車検時にオイル交換をしたのですが、それから約5000Km走っていながらこの静かさと滑らかさですから、オイル交換をすればもっと静かで滑らかになるってことですよね?
そして今日午前中に娘と病院や買い物に出かけましたが、暖機の振動はやはりほとんど感じない。そして走らせればやはり静かで滑らか。イグニッション交換後にパワフルになったのは確かですが、ここ最近の勇ましい力強さとは違い、添加剤を入れてからはオブラードで包まれた優しいエンジン音で滑らかなバイブレーションを発しながら加速してくれます。
この添加剤、凄いかも!!!
これまでのメンテメニューでは、メンテ直後は良いフィーリングだけど数日後にはまた元に戻ったかのような印象が多かったのですが、今回は走れば走るほど静かで滑らかになっていくのですから凄いことです。ましてや、パワーアップする妙な添加物や意図的に摩擦係数を減らす添加物によるものじゃないのですから、こりゃ本物かも。
もちろん、これまで行なってきたメンテが全て無駄だったわけじゃなく、小さな積み重ねで改善されていることは間違いないのですが、今回の添加剤はこれまで行なってきた小さな改善の効果を一気に底上げしてくれた感じでびっくりしています。
現在、添加剤はまだ1本目でしかも走行距離も添加後230Kmしか走っていませんが、正直ここまで静かになれば私としてはもう文句なしです。これ以上の効果がまだあるのか、もうほとんどカーボンは取れたのか、まだ満タンから1/3程度のガソリンしか消費していないので今の段階では何とも言えませんが、はっきり言えることは13万Kmオーバーの私のアコゴンには
抜群の効果!!!
走行距離がほどほどの車には当然変化は少ないでしょうけど・・・
WAKO'SのRECSだと、もっと凄かったのかもしれませんし、即効果を感じることができるのでしょうけど、1500円の飲み薬1本でこれほどの効果なら、これでも充分アリだと思いました。この先、効果の上昇具合が止まるようであれば2本目の投入は中止し、残りの1本は奥様のダンクに入れるかもしれません。
ダンクはマフラーの様子からして相当シリンダー周りが汚れているはずだし、なんたって洗浄成分のないレギュラーガソリンでチョイ乗りばかり。私のアコードでこれほどの効果ですから、ダンクは相当な激変ぶりだと予想しています。ダンクは燃料タンクが小さいので添加剤1本で2回分使用できるのもラッキーです。
参考までに、この添加剤の
メーカーサイトによると、カーボン除去までのメカニズムは
“運転中に添加剤がカーボンに吸着し燃焼温度によって徐々に浸透。エンジンを停止した際にカーボンを徐々に分解。再度エンジンをかけてから剥がれ易くなったカーボンを燃焼していく”
※(バルブの傘の柔らかくなったカーボンは吸わせて燃焼という意味合いと思われる)
と書かれてあります。つまり、添加剤を入れたらずっと走行し続けるよりも停止と運転を繰り返す方が効果的なのだという事が分かります。日を追うほど、また走り始めるたびにエンジンが静かになっていくのはそういう作用があるからなんですね。
そういえば、昔インテグラでこの手の添加剤を入れたことがありましたが、効果は感じることはありませんでした。もちろん、あの当時はポリエーテルアミン(PEA)がどうだの全く知識もありませんでしたし、そのような高価な添加剤など売っていなかった気もしますが、思えば一番最初に乗っていたミラを車検に出したとき、まるで別のエンジンに載せ換えたように滑らかになって戻ってきたことがあって、ダイハツに聞いたらキャブレターから添加剤を流し入れたこと教えられ、その添加剤をディーラーで買ったことがありました。無地のペンキ缶のような入れ物に入った液体は完全に透明で、これをキャブレターから少しずつ入れて、エンストしないようにアクセルをつっぱり棒で押さえて回転を上げるわけですが、マフラーから吐き出される派手な白煙はまさにWAKO'SのRECS状態でした。ただ、あの派手な白煙は堆積カーボンが燃えているのではなく、単に液体の成分が燃えているからだと思われます。あれほどの白煙が全て堆積カーボンだったら大変なことですしね・・・
さぁ、残り半分以上の添加剤でまだ調子が上向きになるのか、そしてダンクに使ってみてどれほど激変するのか。
相当楽しみです!!