先週の火曜日の朝9時頃、奥様から電話がありました。仕事中にかかる奥様からの電話は大概良い話がないのですが、なんと私が出勤したすぐあとに親父が救急車で運ばれたとのことでした。聞けば、物凄く背中を痛がっていたらしく、自宅介護である親父は訪問診療なのですぐに先生に来てもらったところ即救急車。背中を痛がっていたと聞いて私はすぐに動脈解離だと思いましたが、予感は的中。数時間後に再びかかってきた電話で大動脈解離と聞きました。
私の会社でも動脈解離で亡くなった方がいて、その他知ってる方でも同様に亡くなっている方がいて、動脈解離はほぼ助からないという印象があったのですが、親父は心臓真横の動脈内部に裂け目はあるものの完全に避ける寸前の状態で奇跡的に助かりました。
現在容体は安定していますが、当面は入院が続き、又昔から難病を患っているのでそれも含めて入院は長引く可能性が高いようです。
そん中、今日どうしても行きたいところがあって、お袋や奥様に理由を言って午前中まで時間をもらって九州まで行ってきました。
出発時は小雨混じりの天気・・・。少し不安になりましたが、晴れるとの予報を信じて向かいました。
いつもであればこの時間は分別ゴミ捨てなど家の用事で走り回っているのですが、午前中に自分の時間として使えるのは本当に久しぶり。ワクワクして走らせました。
徐々に晴れ間が出始めました。距離的には下道を通っていけるところですが、時間がないため高速です。
そして出発から1時間程度、関門海峡を渡って門司港インターを降りたら
ちょっとレトロな街、門司港に到着。市営駐車場にとめてそこからトコトコ歩くこと2分。
見えてきたのは真っ赤な最終型セリカ。その向こう側にはズラリと車が並べられてあり、なんだか急に胸が高鳴ってきました。
ということで、お題の通りこの日は門司港で「九州セリカday」という名のイベントが開催され、そこへ行ってきました。
実は数日前にこの情報をたまたま目にしまして、私はセリカXXが猛烈に好きなくせにこれまでこういったイベントに行った事がなく、又ある事を知っていても仕事等でなかなか行けなかったのですが、今回は行ってみたいと思う気持ちがあまりにも強かったこともあり、主催者様であるバツマル下関さんにメッセージで概要を教えていただき、一般人の撮影が可能との事だったので、歴代セリカの並ぶこのイベントに初めてお邪魔させてもらうことにしたのでした。
最終型T230の前を通り過ぎ、懐かしいT200、T180を横目に私の青春時代の全てだったA60系を目指します。もうこの時点で心臓がバクバクし、凄く早歩きになっていました(笑)。
そしてついにご対面・・・。
もう感極まって涙が出そうでした。我が山口県からこんなに近いところでこれほどのXXが見れるなんて・・。
主催者様のバツマルさんに御挨拶をと思いましたが、じゃんけん大会が始まり記念撮影などもあって色々と忙しそうだったのでタイミングをずらしてご挨拶させてもらいました。その際、初対面でありながらガッチリ握手までしてくださり、その優しにも感動してしまいました。
一番端っこには初代セリカが。
今でも初代が走っているなんて信じられません。どちらもリフトバックでしたが、右の色は太陽にほえろの犯人役逃走車で登場した事があった気が・・・。
そしてその隣にはA40~50系の初代セリカXX。
エンジンルームが開けてあったので覗かせてもらいました。
M-EU。2000ccの6気筒SOHC-NAエンジンですね。どんな音がするんだろう・・・、サウンドを聴いてみたかったです。
そのお隣には、私にとってドストライクゾーンであるA60系セリカが。それも超大好きなブラックマスクが3台も。グレードは全てクーペの1600GT-Rでした。
純正状態が大好きな私は、特にこのアスレートトーニングのセリカに目が釘付けでした。
太陽にほえろにも出ていたブラックマスクのクーペ。本当に大好きでした。
このセリカからなかなか離れられませんでした(笑)。
純正ではないEXTRAエンブレムが(笑)。私もこういうエンブレムチューンをしていたので、凄く気持ちが分かります。
こちらは車高を少し落とし、フロントのスカート部分をボディ同色、そしてスポイラーも装着されていましたが、純正派の私ですが凄くかっこいいな~と思いました。
因みにこの車には、1800GT-TRと1800SXにのみ採用されているハーフシェードガラスが装着されてました。
A60の4気筒セリカはMCして激変しましたね。私はXXと同じくらい好きになりました。
本来1600GT-Rにはパワーウィンドウはオプションすらありませんが、なんと純正PWが装着されていました。ハーフシェードガラスの装着といい、オーナーさんの拘りを感じます。
そのお隣にはT140コロナ。このコロナも大好きでしたが、こちらはバンパーが短く黒いので1500ccのグレードかな?いつかこのコロナのGT-RやGT-TRも見てみたいです。
そしてそのお隣はセリカカムリ。「男30、GTアゲイン」のセリカカムリです。18Rを搭載した2000GTのようです。
そしてその隣が60カリーナ。足の良いやつのあのカリーナで、4A-G搭載の1600GT-R。バンパーがボディ同色なのでMC後の最終バージョンですね。このカリーナも若々しくて大好きでした。
そしてついにA60セリカXXの大軍団ゾーンに突入。A60系XXだけで多分15~16台いたと思います。
そりゃもう、テンション上がりすぎで、無我夢中で撮りまくりましたとも。
初っ端から目が釘付けになったこのシルエットトーニングのXX。
私がXXの中でも「買えるならきっとこのグレード」と現実視して大切に思っていた2000G。中学時代、チャリで5分程度走らせた学校校区外の月極駐車場にいつも止めてあって、しょっちゅう見に行っていたのがまさにこの色の2000Gで、何だかあの車に対面したかのような懐かしさを感じ涙が出そうになりました・・・。
タミヤのプラモでも何度このXXを買って何度この色で塗ったことか(笑)。このXXはバンパーの黒を再塗装されたのか、半ツヤ塗装になっていましたが本来は全ツヤだったと思います。
後期型も洗練されてかっこいいけど、前期のこの控えめなところも大好き。私のXXキチガイはこの前期型のこの色で始まったので、前期と後期で差別は全くできません。
後ろのトランク部の黒も半ツヤで再塗装されてるっぽいですね。
そうそう、このデカールもタミヤのプラモでよく貼るのを失敗したなぁ・・・。
A60系セリカとT140コロナHTは、このサイドラインがたまらなくいいのよね~。ウエストラインが一段低くてシャープな印象です。
このアルミもカッコよくて大好きだったなぁ~~。走るとパラパラ模様になって見ててうっとりしてました。セリカ、コロナ、カリーナ、86レビン&トレノ、タウンエースやマスターエースなど、とにかくこのホイールを履いた車は全部好きだったという(笑)。
2000GのMT車。昔はMTが当たり前の時代で、私が中学時代に見に行っていた2000GもMT車でした。
そういえば今回エレクトロニックディスプレイ車の内装を撮影するのを忘れてた・・・(汗)。
Bピラーには4気筒セリカにはないエンブレムが埋め込まれてます。
メカドック仕様のXXがお隣の赤色とこの白の2台も!
XXは台数がとても多いので、若干端折りながら・・・(~-~;)
こちらは前期型の2800GT。
スカート部が黒いのでシャープに見えます。尾張小牧ナンバーって、凄すぎ・・・
XXの好きな部分は山ほどありますが、このエッジの効いたウエストラインもその一つ。リトラが最も似合う国産車だったと思っています。
真っ黒なリヤハッチと目力のあるリヤコンビランプ。一度見たら強烈に印象に残るデザインですよね。
アルミはどうも切削タイプっぽい。XXの前期型は2000GTにのみオプションでこの15インチアルミが用意されていてそれはシルバー塗装品でしたが、これは切削タイプ。元々はソアラ用とかかな?・・・。
ちょうどエンジンルームを開けられていたので、声をかけさせてもらい撮影しました。5M-GEUはこのハの字ヘッドが特徴ですね。
シルエットトーニングのXXがもう1台いました。こちらは右ハンドルですがスープラ風にカスタマイズされているということでしょうか。それとも本物のスープラ?
バンパーは艶々の黒でピカピカでした。たまらなくかっこいいです。
8ウェイスポーツシートですね。グラスエリアのソリッド感がたまんないわ・・・
XXではなくセリカスープラのエンブレム。やっぱ本物なのだろうか・・・。
北米仕様とは違うスープラのエンブレム?フランス仕様がこんなエンブレムだった気が・・・。
こちらのセリカXXはエンブレムチューンが(笑)。このリミテッドエディションはどの車のものだろう。私もやってましたが(~-~;)
純正の14インチアルミがピカピカで、爽やかすぎて惚れてしまうやろー!
あ、TWINCAM24のシールは後期型っぽいかな?
タイヤはスタッドレスでした。
こちらは前期型セリカスープラ。ホワイトレタータイヤが本場アメリカンな感じでかっこいいですね~。前期型のオーバーフェンダーってシャープでありながらボリューム感があって不思議な魅力を感じました。
スープラに関しては実は知らない事が多いのですが、グレードは2.8iって言うんですね。そしてリヤハッチはボディ同色?
この大きなテールゲートスポイラーはスープラならではでしたね。プラモでこれが欲しくて、イマイチ似てないプラモデルメーカーのスープラ買ってスポイラーだけタミヤのにつけた事があったなぁ・・・
左ハンドルの正真正銘のセリカスープラ。
こちらは後期型の2000GT。後期型のポスター風に撮りたかったけど、あそこまでワイドな画角は無理でした。
なんとこのXXは千葉ナンバーでした。凄いなぁ・・・。
基本フル純正で、こういう仕様は私の大大大好物(笑)。ミラーはボディ同色にされてますね。
後期型はウィンカーが横まで回り込んでいて、代わりにモールに埋め込まれていたターンシグナルが廃止されています。そしてバンパスカートが大型になりボディ同色に。これはこれで洗練されてかっこいいのよね~。
ドアミラーが可倒式なので最終型かな?
信じられない程ピカピカ。昭和60年代の車がこれほどの綺麗な状態でいられるのはオーナーさんの苦労あってのことでしょうけど、それにしても凄い・・・
1台くらいリトラをアップしたXXがいないかなぁと思っていたら、いました(笑)。
XXはリトラを開けても閉めてもかっこいいのよね~。
当時の純正レンズはレンズカット式ですが、このXXはリフレクター式が装着されていました。
なんと、ドアにはZ10ソアラ用のものと思われるTWINCAM24のサイドデカールが。拘りを感じます。
こちらも後期型2000GT。並べられていた後期型は全て2000GTだったような・・・。
サイドには、私が見た事もないデカールが貼ってありました。皆さん、ステッカー一つとっても色々なカスタマイズで、どうやって絶版品を入手されているのだろうかと感心してしまいます。
そして主催者様であるバツマル下関さんの後期型セリカスープラ。こんな3ウェイツートンがスープラにあったなんて知りませんでした。迫力が凄いですね。
リヤは太陽にほえろで見たあのデカールだ!って思いました。
あれ?セリカスープラって、ラジオのアンテナがクォーターピラー部に付いてるんだ・・・。
そしてこちらもバツマルさんのお車で、後期型XXの2000GT。こちらも信じられないほどピッカピカでした。
FR6気筒は、このロングノーズとタイヤの位置がいいんですよね。FFじゃ絶対にできないベストプロポーション。加えてこのスラントノーズもXXならではの魅力。ホント、愛車にしてみたかったです・・・。
後期型はフェンダーアーチモールが追加されて、これがとってもかっこいい。引き締まって見えますね。
今回、多くのXXでティンテッドガラスの色抜けが見られた中、バツマルさんのXXは綺麗な色分けが見られました。些細な事ですが、この色があるだけで車全体が凄く垢抜けて見えました。ガラスを張り替えられたのでしょうか。
先ほどの千葉ナンバーの後期XXも綺麗でしたが、バツマルさんの2000GTも強烈に奇麗。お世辞抜きでカタログからそのまま抜け出してきたようなお車でした。
後期型はバックランプがかなり強めにスモーク化されてたんですね。今回実車を見てよく分かりました。引き締まって見えます。
可能であれば、アクセルを吹かして24ビートを聴いてみたかった・・・。
XXの展示ゾーンはここまで。
ここからは70スープラ。
このスープラは5ナンバーサイズの2000GTツインターボで、私の自宅裏に住んでいた幼馴染が昔乗っていてよく運転させてもらいました。当時インテグラXSiに乗っていた私ですが、さすがに2000ccのターボ車はトルク感が全然違う。強烈な加速感であっという間にキンコーン、キンコーンと鳴っていたのを思い出します。
当時、セリカXXが好き過ぎて70スープラはあまり好きじゃありませんでした。特に初期型のリヤは苦手でしたが、今こうやって見ると懐かしくもあり自然にかっこいいと思いました。
この大胆なサイドステッカーが結構かこいい。太陽にほえろでもこの2000GTツインターボが使われてました。
ナロウボディの2000GTツインターボでしたが、充分にワイドに見えてかっこよかったです。そして気のせいかもしれませんが、このスープラの白はスーパーホワイトⅡとかではなく、何となくパールホワイトのように感じました。凄く重みのある高級な白という感じでした。
こちらのスープラは後期型ワイドボディの2.5Lツインターボ。
ポジションランプでしょうか、ウィンカーレンズの両サイドが白で表情がかっこよかったです。
セリカXXよりもスラントが少しなだらかで、非常に綺麗なラインをしてますね。今回じっくり眺めてみて初めて感じました。
このスープラは個人的に物凄く色使いがハイセンスに感じました。LIMITEDのエンブレムもゴールド文字で、ボディカラーのワインと同系色。ホイールのセンターキャップも赤で非常に統一感があってメチャクチャかっこよかったです。
今回の展示車でワイン色はこのスープラ1台だけでしたが、艶やかさという意味では個人的にはNo.1だったように思いました。
そしてそして、私と同じ市内在住でみん友さんでもあるOut Runさんのスープラ。ワイドボディの2000GTツインターボ。
普段からボディカバーをかけられて大切にされているのをブログで拝見していますが、私のアコードよりも遥かに綺麗な塗装状態でした。シートもビニールが被せられていて、大切にされているのがよく伝わってきます。純正のホイールがこれまた純正マニアにはたまらない(笑)。
XXを見た後だと70スープラは新しく感じますが、よく考えたら随分と年月が経つ立派な旧車なんですよね~。でもそれを感じさせないものが70スープラにはありますね。
ソリッドな60XXに対し流麗な70スープラ。それぞれの良さをしっかり発見できました。
もう1台、珍しい色のスープラがいました。モスグリーンで陽ざしに照らされると深くも鮮やかな濃いグリーンに変わり、うっとり見入ってしまいました。
そしてこのあたりからは一気に新しく感じるゾーン。でも実は充分に旧車(笑)。T160系は1台もおらず180系、200系、そして最終型の230系が並んでいました。
実はこれで見終わったわけではなく、このあと何度も何度も往復をしてしまいまして、途中セリカスープラを移動させるところなんかも見ることができラッキーでした。
ムーンルーフから入り込む日差しが左ハンドルを握るオーナーさんの顔を照らすこの雰囲気・・・・。
カッコ良すぎ・・・・。
そして
後ろに下がってその向こうに見えたのが、またしても左ハンドルのスープラ・・・。どうやら遅れて参加された方のように見えましたが、
この状況って・・・
鉄マニアさんでいえば、ドクターイエローが停まっているホームの隣に、また別のドクターイエローがやってきた・・・
そんな奇跡的状況なんじゃないだろうかと、ふと思ってしまいました(爆)。
多分4往復くらいはしたかな。もうね、帰らなきゃって思うんですが、また最初からブラックマスクが見たくなって全然帰れなかったんです。
来年はここに奥様と娘を連れてきてブラブラとショッピングをさせ、自分はこっちでゆっくりと・・・、そんな事を思ったのでした。
午後から親父の病院に行かなきゃいけないので昼までに帰る約束をしていたのですが、片道60Kmをあと10分じゃ絶対に無理(笑)。
もう更に2往復くらいしたかったけど、ようやく諦めをつけ、最後にバツマルさんに御挨拶してやっと帰る決心をしました・・。
で、関門トンネル入り口が大渋滞・・・。
トンネル抜けて高速に乗ったら、あとはもうぶっ飛ばしで帰ったのは言うまでもありません。
ということで、今回の画像は105枚。自分が懐かしみたくて大量にアップしてしまいました。
正直、こんなに感動した日は最近なかったかもしれません。本当に感無量でした。素晴らしい企画を実現されるバツマルさんはもちろんのこと、ここに全国から集まられるオーナーさんの行動力も凄いと思いました。やはりバツマルさんの人脈の厚さあってのイベントなのでしょうね。
本当に感動をありがとうございました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
さて、寝よう・・・・