１０月度に売れたクルマ

日産セレナが三位に躍進

　毎月ランキング速報を眺めています。　あまり代わり映えのしないランキングの並びであったが、今月は異変（?）が、自動運転フェーズⅡを売り物にした「日産セレナ」が堂々の三位にランクアップしていました。　それも首位プリウスとの差は１，６００台と拮抗しています。　セレナの売れ筋は自動運転搭載車が８割とか、世の中は燃費競争から、自動運転技術競争へと着実に突進みつつあるようです‥、自動ブレーキ搭載が当たり前になり、次は自動運転搭載が当たり前になっていく、自分自身の「良いクルマ」の固定観念が崩れていくようにも感じています。　

　１０月度のランク２０位までの動きは、日産セレナが大きく動いた以外はあまり大きくは変わり映えしていません。　日産セレナの競合となるノア・ボク・エスクの三兄弟は合計１６，１６２台と、隠れ一位とまだまだ検討しています。　２０位までにトヨタ車１３台、ホンダ車４台、日産車２台、スズキ車１台が入っていますが、マイナーチェンジで確実に技術レベルを上げていると言われているマツタ車は今月はゼロになりました。　マツダのクルマの基本性能を熟成するようなクルマ作りの姿勢だけでは販売拡大につながらない‥、従来目線の自動車ジャーナリストも職を失いそうですね。