中国のクルマ関税引き下げで潤うメーカー。

ポルシェも中国で販売を伸ばしているみたいですね。

　Ｃａｒｖｉｅｗの　『ポルシェ世界販売が新記録、６％増の１９万台　２０１８年１－９月』　の記事を読むと、ポルシェと言えば９１１シリーズの様なスポーツカーメーカーをイメージしてしまう年寄りですが、今は売れているモデルもお国も随分と変わったことに驚かされてしまいます。　記事によると市場別実績では、最大市場の中国が５万６２５４台、前年同期比は４％増と回復、要因としては７月からの輸入車に対する関税の引き下げが、販売を押し上げたと書かれていました。　中国を含めたアジア太平洋/アフリカ/中東地域も、４％増の７万７５９４台。単一市場で、中国に次いだのは米国で、４万２６２６台。　欧州全体は６万６５５１台といずれの市場も好調の様子です。

　車種別に見るとＳＵＶのマカンが６万８０５０台で最量販車に、同じくＳＵＶのカイエンはマカンに次ぐ４万９７１５台を売り上げいるそうです。　スポーティセダンのパナメーラは、前年同期に対して６０％の大幅増と、今や往年のポルシェもＳＵＶやセダンを売る社風に変わりつつある感じすら受けますね。　中国と言えばレクサスが中国のクルマ関税引き下げの恩恵を受けて大幅に販売を伸ばしているみたいです（９月度は３６％増）、車両価格が少し下がるだけで高級・高性能の輸入車市場が活性化する中国市場の潜在力は凄いですね。