「うーん、ここからだと、えーと・・」
「おや、何を悩んでいるんだい、タクマロ君」
「あ、タクマロッティーさん。良いところに来て下さいました」
「ほう、ツール・ド・みちのくの沿道観戦かい。数少ないヒストリックカーの走行イベントだね」
「ええ、一番近くて景観の良い観戦ルートを予想しているんですが、なかなか」
「どれどれ、通過ポイントは・・ふむ、なるほど」
「どうでしょう?」
「フラワーロールエアポート近くの県道、近場ならここがベストかな」
「でも自転車だと、予想が外れたらリカバリーできませんよ?」
「外れた時のことを考えているようじゃあ、そもそも当てる気が無いのと同じさ」
「そうは言っても・・」
「コースアウトした時のことを考えながら走っていちゃあ、ラリーは勝てないだろう?」
「なるほど」
「そう、いかにコースに残るかだけを考えるんだ。まぁ、落ちるときは落ちるけどね(笑)」
(うーん、大丈夫かなあ・・)
「まぁ万が一外れたら、ボクがイベント参加するときには君をナビに指名するよ」
「えっ、本当に?」
「でも君は超が付く方向音痴だからなあ・・。外れない事を祈るよ(笑)」
「ヒドイなあ・・(笑)」
~~~
と、そんなネタの寸劇はともかく(^^;。
蛇の道は蛇(←何が?)、ジャン・タクマロッティー氏(注釈参照)のルート予想に基づき、空港近くにスタンバイを。
最近雨が基本のようなパッとしない天気でしたが、これ以上ない快晴でまさにイベント日和。
ここは国道に並走する県道で、ほぼ直線で見通しが良いため観戦には良さそうです。
さて、タクマロッティー氏の予想はいかに。
おっ、あの遠くからでもそれと分かる雰囲気は・・。
おぉ、来ました来ました。
写真を取りつつ、手を振って見送ります。
こういったところで自分も参加している気持になれるのも、走行イベントの良いところですかネ。
時々すごくノリの良いナビの方がいて、オープンカーのルーフから両手を挙げて目いっぱい応えてくれるシーンもあったりで、こちらも自然と笑顔に(笑)。
意外と老若男女問わず見に来ていらっしゃるのも特徴で、「なんだか楽しそう」と世代や性別関係無しに惹きつけられるのも、こういった車たちの持つ魅力なのではないかな?と。
同時に今現在売られているなかで、20年30年経ったのちに、こういった気持ちにさせられる車が果たしてどれだけあるのだろう・・と考えてしまいます。
割合的には欧州車が多い感じですが、年代的に割と身近な国産車の姿も。
ターボ2は「ブルドック」の愛称で親しまれましたね。うーん、懐かしい。
おや、あれはどこのメーカーの車だろう?(違)。
近々空港でスカイフェスタが開催されますが、以前の記念イベントでは
ブルーインパルスの展示飛行が行なわれ、近隣がかつてない大渋滞となったこともありましたっけ。
うーむ、R32もこういったイベントに登場する年代になったんですねえ。
思えば平成も29年なんだよなあ・・と、改めて時の流れを感じてみたり。
それにしても、どの車両も現代の車の流れで走ることが出来るコンディションにあるのですから、凄いの一言・・ですね。
20年オチの車のメンテナンスで四苦八苦しているワタシとしては、つくづくそう感じてしまいます。
うーん、ウチのは走れるようになるんだろうか・・(不安)。
いつぶりかで自転車に乗ったおかげでビミョーに筋肉痛だったりしますが(^^;、楽しさあり刺激ありで、とてもいい一日になりました。
<ジャン・タクマロッティー氏>
かつてロックハンド県で開催さていた三湖ラリーの初代チャンピオン。
速いことは速いが壊したマシンも数知れず。ついた異名は「タクラッシュ」。
現在は現役引退し、マツダMX-5とスズキサムライを愛車としている。
本人は欧州出身といっているが、あまりに日本語が堪能なことから日本人疑惑あり。
(あくまでネタの架空人物です(^_^;))
Posted at 2017/09/09 22:00:29 | |
トラックバック(0) | 日記