あの忌まわしき9月の台風の影響で甚大な被害を被った紀伊半島。
一ヶ月少し経ち、一部通行止めがあるけど、ようやく鉄道も主要道路も復旧したようです。
が、秋の観光シーズンだというのに風評被害からか観光客が戻らずで、観光が主要産業でもある紀伊半島にとってはこれは痛手。
あまりのショックな出来事に台風前のお盆休み中の紀伊半島ドライブのレポをあげてませんでいたが、少しでも多くの人が現地を訪れていただければ・・・と思います。
前置きが長くなりましたが、本文はもっと長いです(笑)
初回はみんカラの長さ制限(約3万文字)に引っかかり、文字削るのに苦労しました(>_<)
<2011年お盆休み>
今年のお盆は超忙しかったのですが、2日だけ時間を作れることになり、最近ご無沙汰だった近場の紀伊半島へふらっと行くことに^^
日程的余裕があれば九州へ行きたかったんですが・・・
R43~阪神高速17号西大阪線~国道310~大阪府道2号線(中央環状)~南阪奈道路~国道165号~国道24号(大和高田BP)を通って超快走路の国道169号を南下。
(阪神高速17号西大阪線って環状線に直結してなかったのか・・・)
「道の駅 吉野路大淀iセンター」でお昼休憩して、
ご存知、日本一の総貯水量を誇る国道425号
池原ダムに到着!
さらに国道169号~国道309号を南下し、国道42号でぶつかった辺鄙な場所で
なぜか西行きが大渋滞(この段階で気付くべきだったがあとの祭り・・・)。仕方ないので超快走路+険道付きの三重県道737号新鹿佐渡線で国道311号へ。
久々の国道311号を堪能しながら目的地を目指しますが、こんな酷道なのにやたら対向からの交通量が多く離合に超苦戦。
お陰で明るいうちに目的地に達成できず・・・
今日は諦めて明日仕切り直しだ!
と国道42号に戻って熊野市を目指しますが、西行きは大渋滞続きで、何だこの渋滞?と思った矢先に
目の前に広がる大きな花火と爆音!
なんとなんと、この日の熊野大花火大会だったようで間の悪いことに見事にバッティング・・・
R311ごときに苦戦するのもこのためでしたか
渋滞車列で待ちますが、目の前の信号は5時間赤信号から変わらず
1cmたりとも動きません!(泣 | |
地方の花火大会なんですぐ終わるかと思いきや、ここの花火大会は超メジャーな花火大会で22時頃まで花火があがるし、国道を長時間封鎖するもんだから、
18時頃から24時頃までの6時間ほどを国道上で拘束されグッタリ・・・
そういえば、数ヶ月前に「神戸から豪華客船で行く熊野花火」のパンフレットを見てたことをすっかり忘れてた(^_^;)
そんな花火大会の日に飛び込みで空いてるホテルがあるはずもなく・・・この日の寝床は恒例の車中泊(>_<)
「道の駅 パーク七里浜」で目覚め | |
車中泊のご褒美、朝焼けがとても綺麗でした♪
朝日を見たあとは昨夜大渋滞だったR42を北上し、鬼の家へ | |
向かった先は、国の名勝・天然記念物、世界遺産の一部にもなっている「鬼ヶ城」
珍しい風景を堪能できました^^
その後は、国道311号に入り海岸沿いへ | |
酷道スポットでもある国道311号ですが、しばらく来ないうちにずいぶんと道路改良が行われていて、遊木近くもまさにトンネル掘削工事が始まらん勢いで、また酷道区間がひとつ失われようとしています | |
上の二木島を通って、また酷道へ再突入 | |
国道311号の8.0m長さ規制の甫母町地区。
ご覧のとおり、堤防と民家に挟まれ全く離合不可となっています。 | |
集落を抜けても横は海、他方の横は断崖絶壁とこの地区の酷道っぷりは健在でした^^
そんな酷道から一変し、快走路に変わると、
今回の旅の目的地はすぐそこ!
今回の旅の最大の目的地。
の、スタート地点に到着
ここからは徒歩です^^ | |
歩いて500m経過 | |
行く手を阻む倒木
そして隕石
めげずに進んであと少し。
2手に分かれてましたが、ここは左上の登り道をチョイス | |
おー、なんか見えてきた | |
落ちそうな馬の背のような細い山道からは、素晴らしい柱状節理の光景が広がってきます^^
そして、歩き始めておよそ20分。
ついに憧れの目的地に到着。
その場所とは?
来たー、楯ヶ崎!
これを肉眼で見たいがためにはるばるやって来たんですよねー^^
これ、写真で見ると小じんまりしてるけど、なんとなんと、高さ約80m、周囲約550mの岩塊で大迫力です♪
写真では絶対伝わらないねー、ココの感動は(^_^;)
楯ヶ崎千畳敷から灯台方面を眺めていると観光船が近づいてきました
こちらも負けじと・・・
近づいて楯ヶ崎だ^^
もう一丁、
千畳敷から楯ヶ崎^^
ドアップで楯ヶ崎^^
最後の締めは
動画で楯ヶ崎^^
http://www.youtube.com/watch?v=0vh28EIa_0U
まあ、久々の動画を撮るくらい感動するところです^^
とまあ、この楯ヶ崎を味わうためにご覧のような観光船も出ているようですが、この感動を味わうためには是非往復1時間弱のハイキング準備をして、自分の足で行って欲しいものですね^^ | |
念願の楯ヶ崎を見終えたあとは、引き続き国道311号で北上。
この区間の国道はそこそこ高い場所を通っているので、それなりに景色も良かったりします^^
海に癒されながら国道311号で尾鷲へ。 | |
尾鷲で給油を満タンにした後は、国道42号で熊野方面へ。
そういえば、その尾鷲で衝撃の光景が。
R425起点のあの坂場交差点を通過した時のこと。
例の酷道425号の一方通行区間ですが、以前のレポで触れていたとおり、見事に酷道が快走路に変わっていて、かつての面影はなくなってました!
国道42号からそれて続いてやってきたのは、KUROYONお家芸のこんな道^^
このクネクネ具合、
アートじゃあ~りませんか^^
緑を背景にエメラルドグリーンの川と水色の橋、いい感じ♪
この道はどこ?
尾鷲から国道42号で西進してやってきたこの道の名は
酷道169号!
このカット、いい感じに撮れたなぁ♪と自画自賛^^;
しばらくすると、七色ダムに到着。
このダムの堤体も紀伊半島酷道KINGの酷道425号と同様に国道となってるんですよね
その七色ダムに貼ってたのがコチラの通行止め情報。
なんと、H23年7月の台風被害で国道169号は難所の玉置口で通行止め!
しかも迂回路あるけどかなりの大回り
えー、十津川に抜けようと思っていたのに・・・トホホ・・・ | |
とりあえずさらに西に進み北山村を目指しますが、ホント北山川はいつ見ても綺麗なエメラルドグリーンで素晴らしい景色のオンパレード^^
そうそう、国道169号って酷道だけじゃなく、こんな景色の綺麗な絶景快走路だってあるんですよ~^^
しばらく走ると吊り橋に到着。 | |
一応、車で渡れない幅でもなく、直前にエスティマが渡って行きましたが、重量制限があるので見るだけ。
この吊り橋、結構隙間だらけで怖いなあ(^_^;)
吊り橋の横には
「道の駅 おくとろ」
ここおくとろは、日本唯一の観光イカダ下り基地となっていて、
お盆シーズンということもあり全国のナンバーが集結していましたねー。
とりあえず、前回訪問で気に入った温泉に浸かりここで昼食タイムです^^
綺麗サッパリ、お腹も膨れたところで絶景ドライブ続行♪
川を見ると、楽しそうにラフティングを楽しむ若者たち
いやぁ、それにしても美しい大自然♪
これはホント癒されますねー
道の駅おくとろから先の十津川方面はほんの数年前まで不通区間だったけど、今は超快走路の奥瀞道路が開通しているので狭い道が苦手な方も安心の国道です。
※注:一部、酷道が残っています
そうこうしているうちに瀞峡にやってきました
ここ瀞峡は景色だけじゃなく、三重県と和歌山県と奈良県の県境が重なる稀なスポットでもあるんですよね^^
川を眺めると瀞峡めぐりのウォータージェット船がまさに出航するところ!
ということで、出航シーンを動画に収めました^^
http://www.youtube.com/watch?v=4g_KU5AWteM
瀞峡から先は、七色ダムで書いてあったとおり玉置口で通行止めになってるので、一旦道の駅おくとろまで引き返して県道40号で南下するとしましょう!
すると飛び込んでくるこちらの景色♪
おー、エクセレント!
素晴らしい棚田風景の「丸山千枚田」です^^
ほんと超立派な千枚田です。
メジャーな白米千枚田も6月に見たばかりで記憶に残っていますが、あちらより見た目のインパクトが大きいんじゃないかなあ?
丸山千枚田からは、県道40号~国道311号~県道35号~県道62号~県道141号(オレンジロード)を通り再び国道42号へ戻り那智へ
H22/11/3にオープンしたばかりの「道の駅なち」で休憩です | |
道の駅なちで休憩後は県道43号へ入り、メジャー観光スポット那智大滝に行くと見せかけて
人気のない県道43号をチョイス^^
周りの山を見下ろす高地具合もいいし、ここの棚田も美しいです^^
そうこうしているうちに県道43号がかなり狭くなってきました(^_^;)
県道43号を走っていると、なんとなんと石榑峠の2.0m制限を遥かに凌駕する1.7m幅制限の予告看板があるではありませんか!
さすが1.7m制限。
狭くて横はガードレールなしの絶壁ですが、酷道アタッカーたるもの前進あるのみです(>_<)
こんな道が続くかと思いきや
少し開けたりします。
が、すぐに
狭っ!
マジかよこの狭さ・・・
と思っていた矢先の衝撃のコチラの看板!
なんとなんと、ここまではただの狭い道で、
ここからが1.7m制限の本番でした
ヒェー・・・
その1.7車幅制限区間の極上の道♪
ただの林道にしか思えませんが、標識があるので、こんな険道でも主要地方道の和歌山県道43号に間違いないご様子(^_^;)
とはいえ、路面はクリアじゃないので案外注意が必要だったりします
ドキドキワクワク走っているうちに、衝撃の1.7m制限があっという間に終わりました^^
車幅規制区間を抜けて古座川側は少し道が広がり、ようやく普通の道へ。
いやいや、麻痺してるだけで普通の険道へ、か(汗)
ちょうどこの辺りに碑がありますが、それによるとこの道路は自衛隊が何回も何年かかけて造った道だそうです。どうりで険しい訳だ(^_^;)
この和歌山県道43号、険道度もさることながら、なかなか走っても楽しい道です♪
そんな険しい区間から降りてきて、川沿いのなだらかな走りやすい道となったところで目的地到着!
奇岩群が特徴の瀧之拝。
これを見に来るがために険道を苦労しながらも走ってきたんですわ^^
とは言え、地元の人には悪いけど・・・
これだと兵庫の闘竜灘の方が見応えあるかなぁ(^_^;)
そして瀧之拝の横にあるこっちの施設は、H22/8/9にオープンした
「道の駅 瀧之拝太郎」
もう1年経つのにいまだ駐車場が未舗装。
こんな劣悪な道の駅は見たことがありませんね・・・ | |
まあ、イラストが可愛いから許そう! | |
道の駅瀧之拝太郎から古座川方面は、ドが付く超快走路の県道43号^^
実は、瀧之拝だけが目的なら、那智から先も国道42号で南下してこの道で北上すれば、道の駅なちからはほんの30分ほどで来れちゃうでしょう^^
一般人はこっちだな
国道42号に戻ってからは、途中「橋杭岩」で休憩
雨は降ってくるし、暗くなってきたので、ここ橋杭岩で紀伊半島ドライブは終了!
といいつつ、道の駅ハンターのKUROYONは、しばらくぶりの南紀だったので、H22/4/18オープンの「道の駅椿はなの湯」の立ち寄りは外せませんでした^^ | |
そこから先も国道42号と国道26号をひた走りましたが、さすがに関空前の泉大津からは阪神高速湾岸線にイン! | |
泉大津PAで夜景鑑賞と
貸切状態のPAでゴロ寝でリラックス。
そして最後は定番の阪神高速神戸線、京橋PAで最後の休憩。 | |
気づけば今回は志摩半島を除いて紀伊半島をほぼ1周してしまったけど無事安全に帰宅^^
いやあ、紀伊半島っていいですねー
復興の邪魔になる場所に近づかず、事前の交通情報をしっかりとする必要はありますが
皆さんも是非紀伊半島へ!
【ルート全容】
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