突然の逮捕劇である意味ビックリですが、昨日のNHK特集を見た限りではかなり用意周到に計画されていた内部調査と逮捕劇のようですね。最初は50億と思われていた給与粉飾も80億だったりして、色々トータルすると私の当初の予想の100億もオーバーしそうな雰囲気ですね。
もちろんこれだけの粉飾や資金流用を見抜けなかった日産のガバナンスの問題もあるとは思いますが、コストカットで日産をV字回復させた功労者として独裁を振るっている状態では、誰も何も言えなかった(言えそうな人はクビになっていたのでしょう)状態は何となく理解出来ます。良く言われる「当時はそんな事を言える空気では無かった」という事で、後から色々指摘するのは酷かもしれません。
これだけ色々証拠が挙がっているので検察の立件、有罪は固い気もしますが(現時点では一応推定無罪)、大切なのは日産の今後でしょうね。
ソニーの例のように、コストカッターの起用で業績的には回復しても人材が枯渇して元々の企業の有利点が無くなっている状態に近く、復活には時間がかかるでしょう。日産の場合には更にルノーに対して売り上げを吸い取られた上に最近では研究センターの統合により技術的にも搾取されているようですね。
今回の不祥事を期にルノーとは手を切るか、対等なパートナーとしての関係を樹立して欲しいです。
メーカーとしての日産に対して現状ではあまり魅力を感じませんが、
やってくれ、日産
と声を大にして言いたいです。応援してます。
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2018/11/26 08:55:25